いちご状血管腫(乳児血管腫)って何?治療は必要?

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「生まれたばかりの赤ちゃんのほっぺに赤いあざが出てきて、それがどんどん大きくなっていって心配なんです」

といったご相談を時々いただくことがあります。

この赤いあざは、“いちご状血管腫(乳児血管腫)”かもしれません。

名前だけ聞くと不安になりますが、実は多くの赤ちゃんに見られる良性のあざで、ほとんどが自然に小さくなっていきます。

 

今回は、この“いちご状血管腫(乳児血管腫)”について、『どんなあざなのか?』、また、『治療は必要なのか?』といった、保護者の方の疑問にお答えしていきます。

いちご状血管腫とは?

いちご状血管腫は、未熟な毛細血管が増えてできる赤いあざで、良性の腫瘍です。

見た目がいちごのように赤く盛り上がることから、この名前があります。
(別名:乳児血管腫)

 

発症率は、約100人に1人の割合なので、そこまで珍しいものではありません。

 

あらわれる時期とその経過は、

・生後数日~1ヶ月ごろに出てくることが多い
・生後5~7週で急に大きくなる
・生後5~7ヶ月ごろに最大
・その後はだんだん薄くなり、90%以上が7歳ごろまでにかなり目立たなくなります。

 

大きさや形は様々で、数ミリの小さなものから数センチになるもの、平らなものから盛り上がるものまであります。

自然に治るの?それとも治療が必要なの?

ほとんどは身体に害はありませんが、部位によっては治療が必要な症状を引き起こすことがあります。

例えば、

・目の近く → 視界に影響
・口や鼻の近く → 呼吸・哺乳に影響
・首・脇・陰部など摩擦がある場所 → 出血・ただれ(潰瘍)

 

また、

・急に大きくなってきた
・あざが5個以上見られる

こういった場合も早めの受診をおすすめします。

 

※大きさが変化していくため、その変化が分かるように、気づいた時の写真を撮っておくと診察がスムーズになりますよ。

 

昔は、自然に良くなることが多いため、経過観察が中心でしたが、最近は、跡が残ることもあるため、早めに治療するケースが増えています。

 

主な治療方法としては、

・内服薬(乳児でも使用可能/副作用の確認が必要)
・塗り薬
・レーザー治療

どれが適切かは、部位や大きさなどを見て医師が判断します。

いちご状血管腫について気になる時は、まずはかかりつけの小児科に相談しましょう。
(必要があればそこから専門の科に紹介することができます)

まとめ

いちご状血管腫は、多くの赤ちゃんに見られる良性の赤あざで、ほとんどが自然に目立たなくなります。

ただし、場所によっては治療が必要な場合もあります。

また、跡を残さないために、最近は早期治療も増加しています。

 

親として、赤ちゃんの見た目の変化が心配になるのは当然のことです。

『う~ん、まだ様子を見ていていいのかな?』と、少しでも不安に感じた時は、遠慮なく、一度気軽に受診してみてください。