新型コロナウイルス第7波の流行期、常に気を付けてはいたものの、私も感染してしまいました。
どんなに気をつけていても、どんなに厳しく対策をしていても、かかってしまうものなんだと言うことを身をもって知りました。
それと同時に、今回重症にならなかったことから、ワクチン接種をしておいてよかったと思いました。
しかし、ほぼすべての家事・育児を母親である私がしていたということもあり、療養期間中は、家の中がしっちゃかめっちゃか!
私を含め、家族の生活が一変してしまいました。
今回は、家事・育児を全般に行っている母親が新型コロナウイルスに感染したらどうなってしまうのか。
実際の我が家の体験談をお話していこうと思います。
母親が新型コロナウイルスに感染したらどうなってしまう?
少し長くなりますが、時系列でお話していきますね。
新型コロナウイルスに感染したかもと感じた時の症状及びすぐにとった行動
夜中から、喉に何かしらの違和感を感じ、何回か目が覚めて、水分を摂っていました。
『エアコンの影響かな。朝起きたら治るかな』と思いつつもコロナを疑い、隣に小学校3年生の息子と一緒に寝ていたこともあり、念のためマスクをして寝ました。
朝起きた時には喉の違和感が治まっていたため、マスクを外して、いつも通り子どもたちのお弁当を作り始めました。
しかし、しばらくすると、咽頭が詰まったような喉の違和感を感じました。
そのため、気のせいだと思いたい自分もいましたが、再度マスクをして、水分を摂りつつお弁当を作りました。
その日は朝から雨だったということもあり、
「駅まで送ってって」
と言う一番上の子ども…(ーー;
『大丈夫かな?』と思いつつも、マスクをして、窓を少し開けて駅まで送って行くことにしました。
子どもを送っていく途中、クリニックのスタッフから
「昨日の夜中から熱があるのでお休みしたいです」
と電話が。
それを聞いて、『私の咽頭の違和感は、気のせいではなく、コロナが濃厚かも』と思いました。
子どもが病院で実習中ということもあり、念のため、私の今の症状・状態と、クリニックの状況を車中で伝えました。
帰宅後、起床時に熱はなかったものの、測ってみると微熱。
『大人の微熱』『咽頭に違和感』『同じ環境で働くスタッフが熱』
それらを総合すると『コロナ感染』しか考えられず、周囲の感染拡大を防ぐためにも、先程送迎した子どもにすぐに電話し、帰宅するように話をしました。
また、二番目の娘、一番下の息子の学校にも電話し、急遽学校を休ませることにしました。
そして、一旦家中の窓を全開にして換気し、換気後、念のため、部屋の中をアルコール消毒。
子どもたちは全員マスクを着用。
朝作ったお弁当は、マスクをしていないときに作ったものや、保菌しているかもしれない私の素手で作ったということもあり、すべて破棄。
そして、朝使った食器は、すべて食洗器で熱消毒。
また、自分が触ったところを全てアルコール消毒し、個室に自分を隔離。
そして、
■隔離された私の部屋の隣の部屋には長時間いないこと(ふすまで区切られているため、隙間があるかもしれないので)。
■常に窓を開けておくこと。
■トイレは2階のを使用すること(1階は私のみ使用)
■家族も熱を1日に3回測定すること。
■何かしら症状がある場合はすぐに伝えること。
■療養期間中は私(母親)には近づかないこと
などなど、諸々の注意事項を家族に伝えました。
自分が隔離されて一番最初に思ったことは、
『家族に感染させていないかということ』
『勤務先や子どもの学校など、周囲へ迷惑をかけてしまうこと』
そして、『子どもの身の回りの世話をする人がいなくなること』ということでした。
ほぼすべての家事・育児を母親である私がしていたということもあり、『家のことはどうしよう』と、自分のことよりも家・家族のこと。
そして、『クリニックは私が休んでも回るかな』と、仕事のことで頭がいっぱいでした
感染が確定してから療養期間を終えるまでの生活
療養期間中、様々な”困った”がありました。
まず、最初の困ったは“ご飯”です。
感染する前に、たまたま冷凍食品をある程度購入していたので、何日かはそれで凌ぐことができました。
しかし、療養期間は1日や2日ではなく、また、家族も私を含めて5人なので、あっという間になくなってしまいました。
そのため、実家に電話をして、ご飯を持ってきてもらうようにお願いしました。
しかし、実家が遠いということもあり、毎日毎日作ったものをそのまま持ってきてもらうというわけにはいかず、何日か日持ちするものを作ってもらい、冷凍して持ってきてもらうようにお願いしました。
でも、全てのご飯を冷凍の作り置きで補うことは難しかったため、その都度お弁当を買って食べるというのが多かったですね。
我が家の子どもは大学生、高校生と大きい子もいるため、末っ子のご飯を温めたり、食洗器を回すとか、簡単なインスタント物を作ることはできたため、お願いしました。
もちろん、隔離中の私のご飯も、紙皿に乗せて部屋の前まで持ってきてくれましたm(_ _*)m
後で聞いたのですが、
「食洗器の片づけや生ごみの処理が面倒。だから、炊飯器も洗わなきゃいけないから、お米を炊くのも無理。そうなると、自然とお弁当を買うって感じになっちゃう」
と、子どもたち(主人を含む)は話してくれました。
『毎日それをやってるんだぞ私(母親)は!』と思いつつも、
「そうだったんだね~」
と、少し顔をひきつらせながら聞いていました(ーー;
次の困ったは“洗濯”です。
洗濯は、感染者である私が最後にお風呂へ入り洗濯を回す。
洗濯が終わると、主人が毎晩コインランドリーへ行き、乾燥(熱消毒)をしていました。
主人曰く、
「感染者のものは、完全に乾燥したら菌はなくなるから、家族皆のことを思って、あえて乾燥機で熱消毒をしている」
と言っていました。
『わざわざコインランドリーへ行かなくても、(外に)干せばいいのに』とも思いましたが、そういう思いがあるのであれば仕方がない!
でも、どうやら裏には、『洗濯物を干すのが面倒』というのがあるようで、乾燥機にかけた乾いた洗濯物が、家の中で山積みになっていました(ーー;
次の困ったは“掃除”です。
え~、誰もしていません(苦笑)
私の隔離部屋は、粘着テープでコロコロ掃除をしていましたが、他の部屋は荒れ放題で、あっちこっちにいろんなものが置きっぱなし(ーー;
ゴミだけはゴミ袋の中にきちんと収まっていたので、それがせめてもの救いでした。
次の困ったは“ゴミ捨て場の当番・回覧板”です。
“ゴミ捨て場の当番”とかって、こういう時に限って回ってくるんですよね~。
一度もやったことのない主人にドキドキしながら任せましたが、なんとか無事クリアできました♪
あと、”回覧板”ですが、主人はどうすればいいのか、またどこの家に回せばいいのかが全くわからずイライラ。
それを見た私もイライラ。
子どものほうが回す家等を知っていたので、もう子どもに任せました!
次の困ったは“ごみ捨て”です。
またあ~だこ~だになるのが嫌だったので、私がやることにしました。
夜のうちに家族のごみをまとめて玄関に置いておいてもらい、朝早く、誰も合わない時間帯に捨てに行きました。
今回のことで感じたこと
ほぼすべての家事・育児を母親である私がしていたということもあり、私が動けないとなると、ここまでかっていうぐらい家の中が大変なことになりました。
常に子どもたちに手伝いをさせてはいたものの、それぞれの”家事の一部”をお願いしていたため、結果わからないことだらけということに。
そのため、全てにおいて細かく指示をしなければいけませんでした。
指示をするにも、飛沫感染を防ぐため、言葉ではなく、できるだけLINEなどで指示をしたため、伝わりにくかったこともあり、お互いストレスだったと思います。
たまに、大きなため息が聞こえてきていましたから( ̄  ̄;
今回の療養期間中は、自分のことより家族のことが大変だと感じました。
多分、私が重症化していたら、そんな色々なこと考える余裕もなかったと思います。
しかし、今回は幸いそうでなかったため、逆に家のこと、家族のことを心配してしまい、ときにイライラした療養期間となりました。
自分がコロナに感染したことで、家の中は一変してしまいましたが、感染者の気持ち、家族の気持ち、そして自分(母親)の気持ちと、周りのいろんな人の気持ちを知ることができました。
今後、コロナの感染者を含め、その周りの方に対しても、自分が身をもって感じたことを伝えていこうと思います。
まとめ
私のように、母親一人がほぼすべての家事・育児をやっていると、母親になにかがあった場合、困ってしまうことが多々出てきます。
自分一人でやるのは、大変ですが、正直楽な部分もあります。
でも今回、日頃から周りに任せる・頼るということの大切さを改めて学びました。
かといって、療養期間後に、子どもや主人に家のことを任せるようになった、子どもや主人が家のことをやるようになったかというと…。
でも、今回のことから、子どもや主人には、今後、日々もう少し家事を手伝ってもらおうと思います!
P.S.
人は変えられなくても、自分の考え・言動はすぐに変えられるので、冷凍庫にすぐに温めれば食べられるものを作り置きするようにしました。
今回のことでもそうですが、防災や栄養面も考えると必要だと思い、そうするようにしました。
あとは継続あるのみなので、頑張って続けていこうと思います♪