思春期と反抗期は別物!?寂しかった我が家の息子の反抗期

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思春期と反抗期。

言葉ではよく耳にしますが、私が姉妹(女兄弟)だったということもあってか、思春期っぽい思春期や、反抗期っぽい反抗期って、うちではあまりなかったように思います。

でも多分、母親に聞いたら

「そんなことないない!めっちゃあったよ~」

って言われそうですけどね。

 

そんな女兄弟の中で育った私の現在の家庭は、私・旦那さん・息子の3人家族。

はい。

男の子の思春期と反抗期と初めて対面します。(対面しました)

そのため、思春期とか反抗期とかがあまりわからなく、うちよりちょっと大きい男の子(息子)がいる先輩ママに話を聞いたところ、

「お兄ちゃんが壁を殴って穴を開けた!」

「理不尽に蹴られた…」

と言った話が…((((;゚Д゚))))

 

『うちもいつかそんな日が来るのかな』と、ドキドキしつつ、息子の成長をずっと見守っていたんですが、私の息子は、壁を叩いたり暴言を吐いたりする、私が想像していた反抗期ではなく、私が言うことやお願いすることに対し、聞いているけど返事をしなかったり、嫌そうな返事をしたりという、『無口君』&『面倒くさい君』になりました。

え~、これはこれでムカつきます!

 

それと同時に、

「これは思春期なのか?それとも反抗期なのか?」

と、何期なのかがわからず、最初はちょっと対応にも困ってしまいました。

 

そこで今回は、思春期と反抗期の違いについて。

また、私がめっちゃ寂しかった、うちの息子の思春期?反抗期?についてお話していきます。

思春期と反抗期の違い

思春期と反抗期の違いですが、正直、私は考えたことがありませんでした。

なんとなくですが、

『思春期=恥ずかしいといった感情から、親と距離をおいたり、異性を意識する時期』

『反抗期=自分の気持ちの整理がつかず、イライラムカムカして、暴言や暴力を振るう時期』

って思っていました。

 

そこで、私が実際に少し調べてみたことをまとめてみますと、

思春期=子どもから大人へと、体だけでなく心も大きく成長する時期で、人生に一度、誰にでも必ず訪れる。心の成長よりも、体の成長のほうがとても早いため、不安や戸惑いを感じる子どももも少なくない。

反抗期=思春期に訪れる時期で、イライラし、大人の言うことを聞かなかったり、親と話さなくなったりする。また、「ダルい」「面倒くさい」などと、無気力になることも。主に、2歳前後のイヤイヤ期は”第1次反抗期”、思春期のイライラする時期は”第2次反抗期”と言われてる。また、第2次反抗期は、中学生や高校生の時期にピークを迎える子が多いが、早い子では、小学生の低学年・中学年ぐらいから始まる子もいる。また、反抗期がない子もいる。

とこんな感じでしょうか。

 

私は、『うちの子は、暴力とか暴言を吐かなかったから、反抗期がなかった』と、ず~っと思い込んでいました。

しかし、うちの子は、”無口君”で”面倒くさい君”だったので、どうやら結構長い期間反抗期だったみたいです。

寂しかった我が家の息子の思春期&反抗期

子どもの思春期は、個人によって異なるものの、一般的には10歳~12歳頃から始まり、15歳~17歳頃まで続くことがあります。

 

また、思春期の一般的なサインとしては、

『成長や声変わりなどの身体的な変化』

『社交的な関心や友人との関係の変化』

『恋愛・自己表現・将来のことなど、興味や関心の変化』

『独立心の増加からくる家族との距離感の変化』

『情緒の不安定からくる怒りっぽさの増加』

などがあります。

 

うちの場合は、小学校の5・6年生くらいから、(手を繋いで一緒に歩いてくれなくなり、)買い物にも付いて来なくなりました。

たまに家族でイオン(ショッピングモール)に行っても、私達親とは一緒に歩かず、少し後ろをついて歩くようになりました。

その頃から、「あ~、いよいよ息子の思春期が始まったのかなぁ」と感じるようになりましたね。

 

また、中1くらいからは、食事以外ではほとんど部屋から出なくなりました。

とは言っても、普通に会話はしていたので、仲が悪いとかではありません。

息子は、“リビングでなにかする”ではなく、”自分の部屋でなにかする”といった感じでしたね。

 

でも、高1・高2の頃が一番ひどかったですね。

「遅くなるんだったら連絡してね」

と言っても、連絡しない。

息子に連絡しない理由を聞くと、

「連絡するのが面倒くさいとかじゃなくて、友達と一緒にいるから、その時に連絡すると、その場の雰囲気が崩れるから連絡しないんだ」

と言われました。

メッセージとかなら秒で送れると思うんですけどね…。

親としては、ただただ心配なだけなんですけどね…。

なかなか難しいですね。

 

そういったこともあり、母親の私は、息子の思春期&反抗期対策として、『深く聞かない、詮索しない』ということを意識しました。

でも、私にとっては目に入れても痛くない息子。

今日どんなことがあったのか、全部教えてほしい!

何を考えているのか、思っているのか、全て聞きたい!

息子のいろんなことを知りたい!

じゃないとお母さん淋しいのよ!

というのが本音です。

それらの気持ちをぐっとこらえるのがとにかく大変でした。

たまに我慢できず、息子に色々聞いてしまい、いざこざが起こっていたことは言うまでも…。

でも、”喧嘩するほど仲が良い”じゃないですけど、いざこざを乗り越えると、結構息子と仲良くなるので、たまに起こるいざこざは、私嫌いじゃなかったですよ♪

 

一方、父親の方はと言うと、息子の反抗期には全くの無関心…というわけではなく、無関心と言うか、自分が男だからでしょうかね、息子の反抗期に対して、

「男の子(の反抗期)なんてそんなもんだ」

と一言。

まあ、そう言われればそうなんだけど…。

私的には、わかってはいるけど、なかなか気持ちに整理がつかなかったですね。

 

そして現在、反抗期が終わった(であろう)息子に、そのときの気持ちを直接確認してみたところ、

「あの頃は、「洗濯物持っていきなよ」とか「お皿片付けて」とか、頻繁に言われるのが嫌だった。「何度も同じことを言うなら自分で(母親が)やれ」と思っていた。とにかく全てが面倒くさい時期だった。だから、出かける時、「誰と行くの?どこへ行くの?何時に帰ってくるの?」って聞かれるのがめっちゃ嫌だった」

と教えてくれました。

これを聞いて色々と思うこともありましたが、『まあ素直に話してくれたことだし、うちは暴力や暴言がなかっただけ良しとしよう!』と思い、言葉をぐっと飲み込みました。

まとめ

私は子どもが小さい頃は、とにかく子どもの全てを把握するようにしていました。

しかし、当たり前のことですが、子どもは成長していきます。

それにもかかわらず、母親である私は、いつまでも子離れができず、あまり成長していなかったように思います。

子どもと適切な距離を保つなど、子どもの成長に合わせて、私達親も成長していかなければいけませんね。

 

思春期と反抗期は、子どもの成長の一環です。

それに対して私達親は、まずはその子どもの成長過程を理解すること。

そして、適度な距離を保ち、時にはしっかりと子どもと対話し、サポートをすることが大切だと思います。

 

今、子どもの思春期や反抗期に直面している親御さんたちは、毎日めっちゃイライラ・モヤモヤしているかと思います。

私もそうでした。

でも、いつの日か終わりはきます。

お互いが心地よい適切な距離を保ち、過度に心配しすぎず、反抗期・思春期を乗り切って下さいね。