冬は胃腸風邪が流行しやすいですが、最近は季節を問わず、下痢などお腹の不調で受診されるお子さんが増えています。
その中で、
「子どもの便に赤い血みたいなものが混じっているんですが…」
と、慌てて来院される親御さんも多いです。
おむつ替えで赤いものを見つけると、
「これって血!?もしかして何か大変なことになっているんじゃないの!?」
と、びっくりすると同時に不安になりますよね。
そこで今回は、赤ちゃん・子どもの便に血が混じったときに、どんなことを観察し、どんな時に受診すべきか、ということについて、お伝えしていきます。
赤ちゃんの便に血が!?まず確認するのはこの2つ!

便に血が混じった時は、以下を確認してみてください。
① 便の状態をチェック!
血の出方で原因の目安がつきます。

黒っぽい血(タール便)の場合は、緊急対応が必要なことがありますので、すぐに病院を受診してください。
② お子さんの様子をチェック!
こんな症状がある場合は要注意です。
・元気がなくぐったりしている
・嘔吐・腹痛・発熱を伴っている
・血の混じる便が何度も出る
・顔色が悪い
このような時も病院を受診してください。
受診の目安と受診時のポイント
受診の目安としては、

硬い便での切れ痔の場合は、水分・食生活で改善しないと繰り返してしまうことが多いです。
必要に応じて便を柔らかくするお薬を使いますので相談ください。
また、受診時のポイントとして、血のついたおむつを持参すると診察がスムーズになります。
嘔吐・下痢があって、便に全体的に血が混じる・粘液も混じる、というような場合は、細菌やウイルスによる感染による胃腸炎が考えられるので、便の中に細菌がいないかを検査する場合があります。
細菌による感染が疑われる時は、細菌をやっつけるために抗生剤を飲むこともあります。
これは、治療に必要な薬のため、飲ませにくいかもしれませんが、必ず飲ませなければいけません。
(ウイルス性の胃腸炎の場合は、ウイルスには抗生剤が効かないため、抗生剤の処方はされません)
子どもの便に血が混じるような時は、便の様子や、お子さんの様子を確認してもらい、必要があればすぐに病院を受診してください。
ただ、上記でお伝えしたことはあくまでも「受診の目安」なので、気になる時は受診してくださいね。
まとめ
血便の原因は様々あります。
緊急対応が必要な場合もあれば、経過観察でよい場合もあります。
少しでも『心配!』と思ったら、遠慮なく受診してください。
また、受診した後も症状が続く、便の様子が変わってきたという場合は、その時もまた受診して相談してください。
お子さんの便は、健康の大切なサインです。
気づいた時点で、しっかりと確認していきましょう!
