最近はドラックストアなどでも購入できるOS-1。
OS-1はどんな時に使う印象をお持ちですか?
「飲む点滴って言われてるから、発熱時や下痢がひどい時などの脱水になりかけた時に使えばいいんじゃないのかな?」
という、なんとなくのイメージは持ってても、
「誰でも飲めるの?」
「発熱時や下痢がひどい時以外、病気じゃない時に使っちゃいけないの?」
と、疑問に思うことも多いと思います。
そこで今回は、OS-1は赤ちゃんに飲ませても大丈夫なのかどうか。
また、OS-1って大人の二日酔いにも効果があるというのは本当なのかどうか等、OS-1のちょっとした疑問についてお話していきます。
OS-1って赤ちゃんも飲めるの?大人の二日酔いにも効果があるって本当!?
OS-1って赤ちゃんも飲めるの?飲ませていいの?
「OS-1って、大人は普通に飲んでもいいと思うけど、赤ちゃんにも普通に飲ませていいの?」
って、ちょっと心配になりますよね。
OS-1は、年齢によって一日の飲む量の目安が決まっていますが、乳児(1歳未満の赤ちゃん)にも飲ませて大丈夫です。
何ヶ月の赤ちゃんから使用できるという明確な決まりはなく、使用する際は、医師・看護師などの指導に従うよう注意喚起されていますので、受診された際に相談されることをおすすめします。
私の経験として、まだまだおっぱいやミルクが主な栄養源となっている赤ちゃんは、無理に使用しないほうがいいのではないかと思います。
「おっぱいやミルクもいつもより飲まないし、水っぽい下痢は頻回。脱水が心配だからOS-1飲ませてみようかしら」
と思われるお母さんもいらっしゃるんじゃないでしょうか。
私も同じことを思い、飲ませてみようとトライしたことがあります。
でも、おっぱいやミルクをいつもより飲まない時は、他のものを与えてみても嫌がり大泣きし、飲まないことがほとんど。
最終的には泣きじゃくり、「オエッ!」と戻しそうになったりしていました。
時間をおいて考えてみると、後から赤ちゃんの気持ちがわかることもありますよね。
だって、大好きなおっぱいやミルクも飲めないくらい体調がよくないんですから、しょうがないですよね。
離乳食が進んでいる赤ちゃんは、赤ちゃんが飲んでくれそうなら使用してみてもいいと思います。
乳児の場合は、一日に飲む量が体重によって異なってきますので、注意が必要です。
ゼリータイプのものもありますので、赤ちゃんが飲みやすい・好みやすい形状のものを選ぶといいですね。
また、OS-1は効果を重視しているので、少ししょっぱく甘さを控えた味になっています。
その為、苦手な赤ちゃんも結構います。
かといって、他の飲み物と混ぜてしまうと成分が変わってしまい、十分な効果が得られません。
効果の面では少し劣りますが、赤ちゃん用に更に飲みやすく作られた他社の製品もありますので、そちらを試してみるのもひとつの手ですね。
赤ちゃんが少しでも飲んでくれると、「飲んでくれた!」と少しホッとしますよね。
お母さん方の気持ち、とてもよくわかります。
看護師の私も、子どもの前では普通の母親です。
「これで、少しでも楽になれば」
「しんどそうにしている我が子になにかしてあげられないかしら」
と、頭の中はそればかり。
無理強いもしがちになります。
でも、”飲んでくれたから大丈夫”というわけでもありません。
大切なのは、赤ちゃんの「今の状況をきちんとみる」ことです。
月齢が小さい赤ちゃんであればあるほど、体調は急激に変化します。
お母さんの感は、なによりも勝ります。
「なんか様子が違う」という、お母さんの心の中での引っかかりを大切にしていただき、何か不安に思うことがあれば、必ずクリニックを受診しましょう。
OS-1は大人の二日酔いにも効果があるって本当?
OS-1は、脱水状態の時だけじゃなく、大人の場合、二日酔いにも効果があるってご存知ですか?
OS-1は、電解質を多く含み、体に吸収しやすいよう、体液に近い状態で作られているため、二日酔いにも効果があるんですね。
二日酔いの朝のお味噌汁は格別に美味しく感じませんか?
体が求めているかのように、飲んだ次の日のお味噌汁はたまりませんよね。
あれ?私だけですかね(^^;
実は二日酔いの状態は、アルコールの利尿作用により、カリウム・ナトリウムなどの電解質が体の中から失われ、脱水状態になっているんです。
それにより、頭痛や吐き気、食欲不振、だるさといった症状がみられるんですね。
だから、OS-1は二日酔いにも効果覿面(てきめん)なんです!
我が家では、子ども用にストックしておいても、主人が二日酔いの時に飲んだりするので、ずっと使わず残っているということはないのでいいんですが、OS-1にも賞味期限があります。
使わずに使用期限が過ぎてしまうともったいないので、お父さん・お母さんも、”飲みすぎた!”という、二日酔いの時には試してみてくださいね。
ただ、体が欲していても、がぶ飲みは危険です。
飲み方を間違えると逆効果になってしまうことがあります。
他のもので水分補給しながら、合間に少しずつ飲むようにしてくださいね。
まとめ
赤ちゃんから大人まで飲めるOS-1。
救急箱には、けがをした時のために、絆創膏やシップなどが常備してありますよね。
それと同じように、OS-1もいつでもすぐに使えるよう、1本買い置きしておくというのもいいんじゃないでしょうか。
医師からの処方ではなく、手軽に購入できることで、使用方法に悩まれたりすることもたくさん出てくると思います。
私たちスタッフは、お母さん方の気持ちに寄り添いながら、少しでもお役に立つことができればという思いを、常日頃大切にしています。
「どうなのかしら?」
と疑問に思うことは、受診の際、気軽にご相談ください。