少し体調が悪くても、自分のことなら無理しちゃうことって多くないですか?
でも、大切な命がお腹の中で育ってくれているとわかった日から、
「無理しちゃいけないなぁ。」
「この子のために、いろんなことを考えなきゃ。」
って思いますよね。
そこで今回は妊婦さん必見!
うまれる前から赤ちゃんのかかりつけ医を決めておくメリットについて。
そして、かかりつけ医として、予防接種・健診・診察と、トータルケアに重点を置いた当院・しいの木こどもクリニックの取り組みについてご紹介していきます。
うまれる前から赤ちゃんのかかりつけ医を決めておくメリットとは?
お腹の中に大切な命が宿っていると思うと、幸せな気持ちとは裏腹に
「これって大丈夫なのかしら?」
って心配に思うこと、多くありませんか?
私もそういうところは心配症なので、妊娠期間を楽しむというよりは、
「今日も一日無事に過ごせてよかった。」
と、思いながら過ごすことの方が多かったように感じます。
今振り返ると、妊娠中は“無事に出産すること。”
そこに焦点(ゴール)があるように思っている私がいました。
だって出産って、母親にとって一大イベントですもんね。
私の場合、お腹がすぐ張ってしまう体質なので、皆さんよりもその思いが強かったかもしれません(^^;
でも、第一段階の目標はそこでも、“大切なわが子のため”に、妊娠中からできることがあるって、小児科に勤めてはじめてわかったんです。
そして、当たり前のことですが、無事に出産することがゴールではないことを、客観的にしみじみ感じています。
今、この記事を読んでくださっている妊婦さん。
4人産んでいて、小児科に勤務している私でも、育児の最中
「これって大丈夫なのかしら?」
と思ったことはあるんですよ。
はじめてのママさんだったら、わからないことだらけで
「どうしたらいいの?」
と、思うことが多々あることは当然です。
はじめての育児、はじめての経験、不安もたくさん出てきますよね。
だから先読みをして、妊婦さんの時からできる準備をしておくことをおすすめします。
心の準備も含めてですよ。(^^)
「準備って?お洋服とか物の準備の他に何があるの??」
「どんな準備をすればいいの?」
と、思いますよね。
妊婦さんの時からできるお子さんのための準備として、“かかりつけ医”を見つけておくことをおすすめします。
早かれ遅かれ、病気を一回もしないお子さんなんていませんよね。
それに、小児科は病気だけをみるところではないんですよ。
予防接種・健診に加え、ママさんが育児に困らないようにアドバイスさせていただき、一緒に考え、ママさんをサポートしていくことも小児科としての大事な役割なのです。
出産してすぐは、頻回の授乳で睡眠時間もあまり取れない中、わからないことだらけで不安がいっぱい。
「おっぱい少し戻しちゃったけど、大丈夫かしら?」
「3時間以上寝ちゃってるけど、起こしておっぱい飲ませたほうがいいのかしら?」
「さっき寝かせたばかりなのに、泣いている。おっぱいが足りなかったのかしら?」
と、上げたら切りがないほど心配はつきませんよね。
今のこの時を、母として一生懸命過ごすことで精一杯。
昨日のことかのように、数年前の記憶が蘇ってきます。
それだけ必死だったんだと思います。
だから、出産後より自由に采配できる時間が多少ある妊婦さんの時から、大切なわが子をみてもらう“かかりつけ医”、そして、自分も安心して通える病院を見つけて欲しいと思うのです。
もちろん、当院・しいの木こどもクリニックであれば、赤ちゃんがうまれる前からわからないことや心配事など、何でも聞いてもらっていいんですよ。
「なにかあったら、あそこの病院に相談しよう!」
その気持ちのゆとりが、育児中の不安を少しでも少なくしてくれるはずですよ。
かかりつけ医としてしいの木こどもクリニックが大切にしていること
現在、日本で赤ちゃんの時に推奨されている予防接種は約6種類。
どんな予防接種があるのか、どうやって打つ計画を立ててあげればいいのか。
大切なお子さんのためですもん。
時間をかけてゆっくり考えたいですよね。
私達、しいの木こどもクリニックでは、うまれてから接種する予防接種のスケジュールをママさんのご希望をお聞きしながらお子さんにとって最善のプランでご提案させていただきます。
一度組ませていただいたプランは、お子さんの体調不良による延期の場合にも、責任を持って全ての接種が終わるまでフォローさせていただきます。
私達の視点は、常に“お子さんのため”。
その時々の状況に置いて、お子さんにとってどうすることが一番いいことなのか。
決まりきったパターンや型にはめて考えるのではなく、そうした方がいい理由からどうすることがいいのかを導き出すのです。
私達は、その信念を大切にしています。
それは、予防接種に関してだけではありません。
健診・診察、全てにおいてお子さんのことを第一に考えたクリニックを目指し、トータルケアに重点を置いた取り組みを行っています。
健診では、お子さんそれぞれ個々の成長を加味しながら、その子自身の成長のペースを大切にみていきます。
だから、ママさんも
「この子、まだ○○ができないけど大丈夫かしら?」
と、必要以上に心配に思うことはないんですよ。
子どもさんの成長は突然です。
今まで出来なかったことが、1週間後には出来ていたりすることも!
親としては、出来ないうちは
「まだかな。いつ出来るようになるのかな」
と、心配してしまいますが、出来るようになると
「出来たじゃん!よかったよかった♪」
と、今まで心配に思っていたことが取り越し苦労のように思えてきます。
心配するということは、それだけ一生懸命に育児している証拠です!
私達もたくさん取り越し苦労してきましたよ(^^;
だから、私達スタッフは、ママさんの思いに寄り添う気持ちをより大切にしたいと思っています。
「わかります!それ。うちの子も○○だったんですよ。」
健診の時間には、スタッフとママさんのそんな会話が頻繁に聞こえてきます。
健診はお子さんの成長をみる時間だけではありません。
ママさん達がどんなお気持ちで育児されているのか、不安や困りごとを少しでも解消していただく機会なんです。
この機会をぜひ、意味のある時間にして欲しい。
当院・しいの木こどもクリニックは、ママさん達から思いを発していただけるような雰囲気・関わり方を大切にしています。
診察においても、その時の症状・状況から考えられる、その子のために必要な薬しかお出ししません。
なので、ママさん達が不安にならないように、
「このような状況になったら受診してください。」
と、次回受診するタイミングを必ずお伝えしています。
もちろん、今の状態から自宅での対応の仕方、今後予想される経過の流れも詳しく説明させていただきます。
先の見通しがつくことで、ママさん達の不安が少しでも解消できるよう心掛けています。
「説明してもらったけど、なんだかしっくりこなかったなぁ」
と、モヤモヤした気持ちが残らないよう、また、そんな気持ちを少しでも減らしたい!
診察室を出られる際には、少しでもママさんの気持ちが軽くなっていて欲しい!
その思いを常日頃、大切にしています。
まとめ
待ちに待ったわが子の誕生。
「私達のもとへ来てくれてありがとう」
そんなしあわせな気持ちに浸りながらも、親として
「この子を守ってあげなきゃ。」
と、責任を感じずにはいられません。
紅葉のような小さな手で、握り締めてくれた時のあの感覚は、親としての自覚をさらに促してくれます。
「目の前の小さな宝物、命を守りたい。」
ただただ、きっとそう思うのではないでしょうか。
当院・しいの木こどもクリニックでは、常にお子さんにとってどうすることがいいことなのかを考え、日々ひとりひとりのお子さんとの出逢いを大切にしています。
10ヶ月の妊娠期間は、振り返るとあっという間です。
出産後慌てないためにも、妊娠中から出生後のことも視野に入れた準備ができるよう、ぜひお手伝いさせていただきたいと思います。