胃腸風邪とは何?嘔吐時の対応や処理方法って?食事はどうすればいい?

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毎年、冬になると流行る胃腸風邪。

かかった時って本当に辛いですよね。

また、胃腸風邪は感染力が強いので、家族の中の誰か1人がかかったら、家族全員にうつる可能性が非常に高いので注意する必要があります。

うちも、毎年のように娘が胃腸風邪をもらってきて、その時はもれなく、家族全員胃腸風邪にかかっています(ーー;

 

そんな感染力が強い、やっかいな胃腸風邪について、今回は改めて、胃腸風邪とは何なのか。

そして、うつらないためには嘔吐時の対応や処理方法がとっても大切なので、その対応・処理方法について。

そして、気になる”胃腸風邪の時の食事はどうすればいいのか”など、胃腸風邪のあれこれについてお話していきます。

胃腸風邪とは何?嘔吐時の対応や処理方法って?食事はどうすればいい?

 

胃腸風邪とは何?症状ってどんなの?

胃腸風邪とは、正式には”ウイルス性胃腸炎”といいます。

名前は皆さんもテレビなどで聞いたことがあるんじゃないでしょうか。

 

主な原因のウイルスは、ロタウイルス・ノロウイルスなどで、症状としては、嘔吐から始まることが多く、その後、下痢が始まると自然と嘔吐は止まります

しかし、現在ウイルスを殺す薬がないため、排泄・ウイルスを体の外に出して治していくしか手段はないんです。

 

私は子どもの頃、平熱より高めの熱で突然嘔吐した記憶があります。

そしてクリニックを受診すると

「これは胃腸風邪ですね」

と言われて、通常の風邪の時に処方される薬ではなく、”とんぷく”と”吐き気止め”と”整腸剤”を処方されていました。

 

その過去の経験から考えると、やっぱり胃腸風邪に直接効く薬ってないっていうことなんですよね。

そのことからも、胃腸風邪のウイルスの強さがみてとれます。

胃腸風邪で嘔吐時の対応や処理方法

排泄・ウイルスを体の外に出して治していくという事は、当然ですが、嘔吐物にも便にも胃腸風邪を起こすウイルスが存在するということですよね。

そう考えると、家庭内感染を防ぐ為には、嘔吐物や便を正しく処理することがいかに大切かという事が分かってくるのではないでしょうか。

 

そこで、胃腸風邪の時に嘔吐をしてしまった時の対応なんですが、数時間で吐き気は止まるので「吐き気止め」の薬は基本的には必要ありません

また、嘔吐後に水分をあげる際は、3時間ほどあけてから少量(体重によりますがスプーン1杯~ヤクルトの容器位)に分けてあげてください

 

吐いた後に水分を摂らせてもすぐに吐いてしまいます。

それは、胃が痙攣(けいれん)している状態だからなんですね。

その状況の中(嘔吐後すぐ)で、胃へ物を落とし込んでも、胃が刺激されてまた嘔吐してしまい、悪循環になってしまいます。

そのため、水分をあげて子どもが吐かなければ、徐々に量を増やしていくといいですね。

もし、また吐いてしまったら、そこから3時間ほどあけてから同じように与えるようにしてください。

 

よく、嘔吐数が多く、脱水症状を心配される方がいますが、涙が出れば大丈夫です。

どうしても吐き続けているのに飲み物を要求されたときは、飴やガムなど、胃に直接入れない食べ物は大丈夫なので試してみてくださいね。

 

また、かかりつけ医に受診されるとき、車で来院される方が多いと思いますが、胃が痙攣(けいれん)している状態なので、揺れなどで刺激され、吐きやすくなるので、嘔吐物を入れれる袋なども用意することをおすすめします。

 

吐物や便で汚れた衣類や布団などは「0.1%の次亜塩素酸ナトリウム液」(キッチンハイターと水で作ったので大丈夫です)で手袋・マスクを着用し、吐物やうんちをペーパータオルで拭き取ります

拭き取りに使用した物はビニール袋に入れ、しっかり口を縛り捨ててください。

 

汚れてしまったじゅうたんやその場所などは、液を吹きかけ、10分後に水拭きをします。

色落ちが心配な時は、85度以上で1分間煮沸するか、85度以上で1分間アイロンがけをするといいですよ。

 

吐物や便の処理をしたら、石鹸を使ってしっかり手洗いをしてくださいね。

 

嘔吐時の対応や処理方法を間違ってしまうと、症状の悪化や、家族全員が感染なんてことになりかねませんので、しっかりと覚えておいて、そして実践してくださいね。

胃腸風邪の時は食事をどうすればいいの?

胃腸風邪の時は、頻繁に嘔吐や下痢をしますので、

「食事は一体どうすればいいんだろう?」

と、悩みますよね。

 

胃腸が弱っているときにお刺身や生ものを食べると、細菌性の胃腸炎にもかかってしまうことがあるので、必ず加熱調理されたものを食べるようにしましょう。

 

あと、天ぷらなどの揚げ物は、消化する為に腸が活発に働くため、腹痛が起こる場合がありますので、こちらも避けたほうがいいですね。

 

そうなってくると、胃腸風邪の時は、一体何を食べさせればいいのか困っちゃいますよね。

極端な話、上記の生ものや揚げ物以外だったら、食べれる物を食べさせて大丈夫です。

 

私が子どもの頃は、消化によく、胃に負担がかからないということで、”温かい卵とじうどん”などを食べてました。

ちなみにうちの子には、様子を見ながらですが、食べたいものを食べさせちゃってます。

だからといって、また嘔吐や腹痛がおこったりとかはしたことはありません。

うちの子丈夫なんですかね(^^;

でも、必ず様子を見ながら食べさせるようにしてくださいね。

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まとめ

昔、何も知らなかった頃は、自分の子どもが嘔吐した直後、

「今吐いたから、きっと口の中が気持ち悪いよね」

と思い、良かれと思って水分を摂らせていました。

 

先程お伝えしたとおり、嘔吐した後は胃がしばらく痙攣しているので、当然ですが、その時娘はまたすぐに吐いていました。

嘔吐するときって結構体の力使うんですよね。

ホント、かわいそうなことをしていましたm(_ _;)m

 

胃腸風邪に特効薬はありません。

そのため、胃腸風邪にかかったら、まずはかかりつけ医を受診してください。

そして、胃腸風邪について気になることや、今後どうすればいいのかなどを色々と質問して、子どもさんの看病にあたってください。

 

冒頭にお伝えしたとおり、胃腸風邪は感染力が強いため、とてもやっかいです。

家族全員にうつってしまわないためにも、特に嘔吐時の対応・処理方法はしっかりとしてくださいね。

ちょっと手間ですが、それが胃腸風邪の感染拡大を防ぎ、結果、子どもや家族皆のためになりますので。

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