赤ちゃんに薬を飲ませることって、思った以上に大変なことだったりしますよね。
「前回もなかなか飲んでくれなくて、無理やり飲ませたら吐いちゃうし…」
「離乳食を開始したばかりなのに、離乳食を嫌がるようになったりしないかしら…」
など、お母さんたちが不安を抱く声をよく耳にします。
そこで今回は、知っておきたい赤ちゃんへの薬のよくない飲ませ方と上手な飲ませ方のコツ。
そして、赤ちゃんが薬を嫌がる・飲まない時の対処法についてご紹介していきます。
赤ちゃんが薬を嫌がって飲まない時の対処法や上手な飲ませ方のコツ
知っておきたいよくない薬の飲ませ方
まずは最低限知っておきたい、”やってはいけない薬の飲ませ方“についていくつかご紹介していきます。
■ミルクに混ぜない
これをすると、その後ミルクが嫌になって、ミルクを飲まなくなってしまう恐れがあります。
また、おかゆなどの主食に混ぜるのもやめましょう。
■粉薬を溶かす場合は飲ませる直前に溶かす
溶かしたらなるべく速やかに飲ませましょう。
時間が経つと味が変化したり、薬の効き目が弱くなることがあります。
■泣いている時に無理に飲ませない
薬を嫌がって激しく泣く時に無理に飲ませようとすると、激しくむせて吐いてしまうことが大半です。
激しく泣いている時の無理強いはやめましょう。
■粉薬の種類によって混ぜるものを選ぶ
粉薬の種類によって、白湯以外に混ぜると味が苦くなってしまうもの、薬の効き目が弱くなってしまうものがあります。
薬を受け取る際、薬剤師さんに相談するようにしましょう。
まだまだ他にも色々とありますが、お母さんたちからよく聞く、基本的にやってしまっている良くない薬の飲ませ方は上記の4つです。
どうですか?
「あっ、これ昔私やったかも」
っていう項目ありませんでしたか?
私も最初の子の時、結構失敗しました(^^;
最初の子の時は、私たちも子育て1年生ですからね。
失敗があって当然ですよね。
と、途中から何事もポジティブに考えるようになりました(^^)
だって、それぐらい子育てって大変ですもんね♪
赤ちゃんへの薬の上手な飲ませ方のコツ
赤ちゃんへの薬の上手な飲ませ方のコツですが、粉薬の場合のポイントは、苦味を少しでも感じにくくすることです。
赤ちゃんの離乳食の進み具合などにもよりますが、粉薬を少量のチョコアイスに混ぜると、冷たさで味覚が騙され、チョコの甘さですんなり飲めたという成功例を多くお聞きしますので、ぜひ試してみてくださいね。
また、逆に甘いのがイヤだという赤ちゃんもいます。
その場合は、赤ちゃんの好みの傾向を把握し、赤ちゃんに合った方法を見つけてあげてください。
あとは単純に、やってはいけない薬の飲ませ方をしないということ、それだけです。
あまり難しく考えず、悩み過ぎないようにして下さいね。
成長するにつれて、薬を嫌がり、手で払いのけたり、逃げ回ったりなどする時期が、必ずといっていいほど訪れます。
「どうして飲んでくれないの?」
と、親として気持ちが焦りますよね。
私もそうでした。
そんなお母さんの思いとは裏腹に、焦れば焦るほど赤ちゃんは嫌がり泣き出します。
そんな時は、一呼吸おいて、まず赤ちゃんを抱きしめてあげましょう。
嫌なものは大人も嫌ですよね。
その気持ちを受け止め、赤ちゃんを落ち着かせてあげることが大切です。
すると、自然と自分の気持ちも落ち着いてきます。
そして、赤ちゃんの気持ちが落ち着いたら、やり方を変えてみましょう。
■赤ちゃんの好きな歌を歌いながら、気をそらせてトライしてみる。
■遊びたかった・オムツが気持ち悪くて嫌だったなど、赤ちゃんの気持ちを理解し、薬を飲む準備ができている環境を整える。
そんなちょっとのことで飲んでくれることもたくさんありますよ。
まとめ
赤ちゃんの成長や、その時の状況によっても飲んでくれない理由は変わってきます。
赤ちゃんが薬を飲んでくれない理由は十人十色。
だから対応も様々になってきます。
今回の薬の飲ませ方もそうですが、子育てにおいてはこれが正解というものはないんです。
当院・しいの木こどもクリニックには、子育て経験者がたくさんいます。
その分、エピソードもたくさんあります。
もちろん、いいエピソードもあれば、ダメな珍エピソードも…(^^;
でも、反面教師って言葉もありますからね♪
きっと色々と参考になりますよ。
ご来院の際には気兼ねなくご相談ください。