「学校に行きたくない!」
と、突然子どもに言われたことがある親御さん、実は結構多いんじゃないでしょうか。
私もその親の一人です。
息子は、友達とも仲が良く、いじめられている様子は全くありませんでした。
だからこそ『なんで?』と心配でした。
またそれは、1回や2回ではなく、度々ありました。
そしてその都度、
「なんで?どうしたの?」
と聞き続けていました。
でも、私からは優しく、軽く聞く程度で、子どもからちゃんとした理由を言うタイミングを待っていました。
そして、しばらく聞き続けているうちに、息子が
「給食の時間が嫌だ」
とポツリ。
私が給食の時間が大大大好きだったということもあり、まさかの回答でした。
でも、子どもの給食のことで悩んでいる親御さんって、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。
そこで今回は、子どもが給食を時間内に食べられない理由と、給食を時間内に食べきる方法についてお話していきます。
子どもが給食を時間内に食べられない理由と食べきる方法
子どもが給食を時間内に食べられない理由の一つは、給食の量です。
例えば、1年生とひと括りに言っても、4月生まれの子と3月生まれの子では、11ヶ月もの差があります。
大人の数ヶ月の差は微々たるものですが、子どもにとっての数ヶ月の差はとても大きいものです。
にもかかわらず、同じ量を食べなければいけないというのは大変ですよね。
そういうこともあり、息子の通う小学校では、
「減らしてください」
と自分から言って、給食の量を減らしてもらうというのがルールでした。
自分の食べられる量を知るということは、とても大切だと私も思いました。
でも、男のプライド(?)なのか、面倒くさいからなのか、何なのかわからないですが、息子は
「減らして下さい」
と言わなかったんですね。
うちの息子は一人っ子だからか、とってものんびり屋です。
そのため、食べるのも遅く、私もそれにイライラしたことも…。
先生からも
「食べるのが遅い」
と指摘があったようで、それらが頭の中でクシャクシャになり、
「学校に行きたくない!」
となったようでした。
『言えばいいのに』と思うかもしれませんが、こういったことを言えない子って結構たくさんいると思います。
“給食の量”と”普段家で食べている量”を見て、差がないか確認してみることも大切です。
また、子どもが給食を時間内に食べられない理由の二つ目は、嫌いな食べ物です。
学校と言うか、先生によっては、『残してはダメ』『少しは食べなさい』というのが”まだある”ようで、その場合、給食に子どもの嫌いな食べ物があると、時間内に食べきることが出来ず、それが続くと、給食の献立を見て、
「今日は学校に行きたくない」
となってしまいます。
私立の場合、その小学校の考えがあるので仕方がない(?)かもしれませんが、公立の場合はもう考え方が古いとしか言いようがありません。
担任の先生、もしくは学校と、きちんと話すことが大切です。
好きな食べ物・嫌いな食べ物のエピソードで言うと、うちの息子が小学1年生の時、寝かし付けをしていたら突然大泣きしたんですね。
その時は、あまりにも唐突だったので、私もかなりビックリしました。
そして、息子に話を聞いたところ、どうしてもデザートの花見団子が食べたかったけど、給食の時間に食べきれなかったみたいで、でも、給食で出された物は、持ち帰り禁止…。
でも、息子としてはどうしても食べたい!
悩んだ挙げ句、息子は先生の目を盗んで、通学バックにコソッと花見団子を入れたらしい。
それが、息子なりに悪いことをしてしまったと思い、寝かし付けの時の突然の大泣きになったようです。
息子は大泣きするけど、通学バックにコソッと花見団子を入れている息子の姿を想像すると、私はもう笑えて笑えてw
この花見団子の話は、2人だけの内緒にしておきました。
あ~なつかし(^^)
とまぁこのことからも、学校側で制限をかけすぎてしまうと、子どもは子どもなりに色々考えてコソッとやってしまいます。
そう言えば、『残してはダメ』という私の子ども頃は、机の引き出しに、人参やピーマンがゴッソリ入っていた子もいましたね(^^;
“ダメなものはダメ”ではなく、”なぜダメなのか、その理由を子どもにもしっかりと伝える”ことが大切です。
あと、少しの偏食ならまだしも、偏食がすぎるのも問題なので、”少しは嫌いな食べ物を家で克服しよう”と、親も子も努力することは大切ですよ♪
また、子どもが給食を時間内に食べられない理由の三つ目は、時間です。
配膳や片付けの時間を入れると、給食の時間って結構短いです。
そのため、時間があれば食べられるけど、時間が足りない・短いから食べきれないという場合もあります。
この、時間の問題の解決方法ですが、ズバリ、”食事に集中させる”です。
友達との楽しい楽しい給食の時間なので、子どもがしゃべりたくなるのも無理ありません。
しかし、しゃべればしゃべるほど、給食を食べる時間は短くなっていってしまいます。
家で食事をする時も、”おしゃべりはほどほどに”を心がけ、食事に集中させるようにしましょう。
また、食事に集中するという意味では、“食事の時間はテレビを消す”や、”食事の時間を決める”など、工夫は様々出来ますので、ご家庭や子どもに合った食事の時間を作ってあげて下さい。
あと、大丈夫だと思いますが、子どもが食事の時間が苦痛になるようなことはやめてくださいね。
食事はあくまで楽しくが基本ですよ♪
まとめ
「(小)学校に行きたくない!」
と言う子どもには、様々な理由があります。
給食の時間が好きな子どももいれば、嫌いな子どもも。
また、体育の時間が好きな子どももいれば、嫌いな子どももと、人によっては楽しい時間も、人によってはそうじゃない時間なんだと考えさせられました。
給食が理由で学校に行きたくないという騒動はありましたが、3歳から保育園に通い始めて、小学校・中学校と、本当に給食にはお世話になりました。
子どもが半日で帰ってくる時なんかは、
「その日、給食はあるの?」
が、私の第一声でしたw
共働きなど、働いている親からしたら、給食(昼食)って、とっ~~~~~ても大切なことですよね。
給食があるのか無いのかで、前日の動き、そして、当日の朝の動きも変わってきますからね。
ホント、給食にはとても助けてもらいました♪
そんな息子も春から高校生になりました。
「お弁当の野菜は飾りだ!」
と言って、絶対に食べないほどの野菜嫌い…(ーー;
『給食ではちゃんと食べたんだから、食べられない訳がない!』って思うんですけどね~。
とまぁ、日々なんだかんだありますが、私も毎日慣れないお弁当づくりを頑張ってます!
って、まだまだ不安がついて回ってますが…。
子どもも親も、それぞれ新しい生活が始まる春。
お互い頑張っていきましょう!