小学生の子どもに、時計・時間の読み方を教えるのって、意外と難しいと思いませんか?
うちは、兄・姉・弟の3人兄弟なんですが、上の子二人には教えた記憶がなく、勝手に読めていました。
しかし、今年小学一年生になった3番目の息子は、時計が読めず、3人目にして初めて悩みました。
コロナウイルスの自粛の影響で、4月から学校に行けていなかったというのも原因としてはあると思います。
でも、『まぁきっとそのうち読めるようになるだろう』と、少しのんびりと構えていました。
しか~し!
コロナウイルスの自粛の影響で、なかなか登校が出来ない!
でも、4月5月6月と、時間だけは無情にも過ぎてゆく…。
自粛自粛で、子どもと過ごす時間が増えたということもあり、『よしっ!いっちょ頑張って教えてみるか!』と、子どもに時計・時間の読み方を教えることにしましたが、これがまたなかなか大変でした。
ということで今回は、小学生への時計・時間の教え方について。
また、私が子どもに時計を教え始めた理由についてもお話していきます。
小学生への時計の教え方って?
小学生への時計の教え方ですが、まずは、
『長い針が12の時に短い針が1なら1時』
『長い針が12の時に短い針が2なら2時』
という風に、1時・2時など、“ちょうど”の時間を教えるのがいいですね。
最初から長針と短針を合わせて教えようとしても、なかなかうまくいきません。
そのため、まずは”短針、短い針が○○で、長針、長い針は12の時”というように、長い針は12で固定し、短い針が○○の時の時間を教えるのがいいですね。
私の場合、このちょうどの時間を、毎日コツコツコツコツと教えました。
実際の時計がちょうどの時に、
「今は3時だね」
「今は6時だね」
と、繰り返し声をかけたり、家での勉強ノートに、時計のちょうどの時間の絵を書いて問題を作ったりしました。
そのおかげで、ちょうどの時間は、結構早く読めるようになりました。
あと、本物の時計だけでなく、紙で作ったおもちゃの時計も使って教えるといいですね。
紙で作った時計は、時間を好きに動かせますからね♪
「工作はちょっと…」
という方(私のことですが)は、紙で作られた時計が百均に売っているので、それを使ってくださいね。
ちょうどの時間が分かるようになったら、次は”30分”を教えます。
『長い針が6の時に短い針が3なら3時30分』
『長い針が6の時に短い針が5なら5時30分』
という風に、”短針、短い針が○○で、長針、長い針は6の時”というように、長い針は6で固定し、短い針が○○の時の時間を教えます。
これもちょうどの時と同様に、百均の紙で作られた時計で教えたんですが、これが意外と難しかったというか、落とし穴がありました。
というのは、30分って、『半(はん)』とも言うじゃないですか。
ついつい癖で、時々”半”と言ってしまうがゆえに、
「はん?30分?はん?30分?」
と、子どもは理解が出来ず、チンプンカンプン。
子どもが時計をしっかり読めるようになるまでの少しの間、”はん”は封印したほうがいいかもしれません。
30分がわかるようになったら、最後は”分”です。
これは、分かりやすく伝えようとしても、なかなか上手く伝わらないので、とにかく声掛けですね。
最初、百均の紙で作られた時計で教えようとしたんですが、まぁなかなか理解が出来ない。
そこで、『声をかける時には、できる限り時間を絡めて伝える作戦』を実行することにしました。
“ちょうど”の時間の時に、短い針は理解している(はず)ので、長い針と分を合わせて伝えます。
例えば、
「長い針が2のところまできたら10分だから、10分になったらお家出ようね」
「長い針が4のところまできたら20分だから、それまでにはご飯食べちゃおうね」
など、”長い針が○○だったら○○分”ということを、教えるというか言い(伝え)ます。
最初の頃は、しっかりとは分かっていませんでしたが、自然と生活の中に時間を取り入れることで、少しずつ理解していきました。
また、『学校に登校する時間を、毎日時計を見て、細かい分数まで一緒に確認する』ということをしていたら、自然と登校時間はわかるようになりました。
やはり何事も、繰り返しって大切ですね。
私が子どもに時計を教え始めた理由
私が子どもに時計を教え始めた理由ですが、子どもと過ごす時間が増えたということもありますが、正直、”焦り”がありました。
うちの場合、最初に子どもが時計・時間を意識し始めたのは、保育園の年中さんの時でした。
園で先生が
「長い針が4になったらおもちゃを片付けてトイレに行きます。7までには椅子に座りましょう」
と、具体的に時計を使って言い始めたそうで、それを子どもが教えてくれました。
また、
「おやつは、長い針がどこになると食べられるの?」
と、子どもも時計を意識するようになっていましたが、この頃は、時計を教えるなんて、私の頭の中には全くありませんでした。
というのは、『まだ年中さんだし』というのもありましたが、冒頭に少しお話した、『上の子には時計を教えなくても、当たり前のように時計が読めていたので、小学校に行けば読めるだろう』という考えがあったからです。
そして、いざ小学生にはなったんですが、コロナウイルスの影響でなかなか登校が出来ず、子どもの時計が読めない日は続いていました。
そんな中、子どもが友だちと遊んでいる時、
「あと10分で帰る時間だよ」
と、その友達…。
( ̄□ ̄;
「ぐ、具体的に分数まで読めてる…。うちの子は、3時とかちょうどの時間さえ分からないのに…」
と、その友達が、時計をスラスラと読めたことへの驚き。
そして、うちの子が全く読めないことへの焦りが一気に襲ってきました。
その子のママに聞くと、
「三年生のお兄ちゃんがいるからかな~。教えてないけど時計が読めるんだよね~」
って、サラッと言われました。
更に、
「自粛中の課題も、やりなさいって言わないけど、自分からやってくれるから助かる♪一応、3桁の計算まで足し算ができるようになったよ」
と…。
お母さん。
他の子と比べてはダメですよ。
でも、ダメと分かってはいるものの、やはりかなりのショックを受けましたね。
小学校に入学しても、コロナウイルスの影響で学校がお休み。
『学習面でも個人差は出るだろうな~』と思ってはいましたが、それをまざまざと思い知らされました。
いいのか悪いのか、それがきっかけとなり、勉強もそうですが、今回の時計の読み方を教えるようになりました。
最近、授業参観があり、教室の時間割の横に、時計の絵と時間が書いてありました。
それを見て私は、『あ~、上の子は学校で、この毎日の繰り返しがあったから自然と時計を読めるようになったのかな~』
とも思いました。
あと、今更ながら、『子どもが年中さんの頃、時計に少し興味を持ち始めた時に教えればよかったかな~』と、ちょっと後悔もしました。
でもまぁ済んだことはしょうがないので、後ろを振り返らず、前を向いていこうと思います♪
上2人子育てしてきての3人目ですが、いつまで経っても子育てって難しいですね(^^;
まとめ
時計の教え方について、クリニックのママさんスタッフに相談すると、
「小島よしおのYouTubeの時計のが凄く分かりやすいって聞いたことあるよ」
と聞き、実際にそれを子どもに見せてみたら、YouTubeが大好きな息子は食い入るように見て
「分かりやすい!」
と…。
更にスマホのアプリで、時計の読み方ゲーム(?)みたいなのがあって、それをやることでも少しずつ理解していきました。
(わ、私の頑張りって一体…(ーー; )
うちの場合、一番上の子との年齢の差が10歳以上あるので、上の子の時と比べると、比較的落ち着いて3番目の子の事を考えられますが、今回の時計については、友達の子と比べてしまった自分がいました。
『子どもの成長には個人差がある。比べてはダメ』と、頭では分かっていても、どうしても比べてしまいます。
しかし、上の子の時と違うのは、他の子と比べてしまった後でも、落ち着いて考えることが出来たり、子どもに優しく接したりすることができています。
(お兄ちゃんお姉ちゃんごめん!)
自分自身、母として経験を積んできたということもあると思います。
しかし、それだけではなく、クリニック(小児科)で働き、先生(医師)と出会ったこと。
また、色々な患者様(お母さん)の思いを聞いたこと。
それがあったから、自分の中で子育てに対して余裕が出来ているんだと思います。
皆さんも、子どもに対して、いろんな悩みや思いがあると思います。
迷った時、何かしら聞きたい時、小さな事でも良いので、クリニックの先生やスタッフに声をかけてみてください。
少しかもしれませんが、スッキリとした気持ちになると思いますよ。