手作りおもちゃの良さって何?1歳児にオススメの簡単手作りおもちゃ

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コロナの影響で、出かける機会が減ったり、また寒かったりで、おうち時間が増え、遊びがマンネリ化…、なんていう人も多いんじゃないでしょうか。

そんな時は、『手作りおもちゃ』で変化をつけてみてはどうでしょうか。

 

でも、手作りおもちゃと聞くと、『手作りだから、何だか難しそう…。時間がかかりそう…。お金がかかりそう…。面倒くさそう…』などなど、マイナスなことを思い浮かべてしまいがちではないでしょうか。

私も、保育士になったばかりの頃は、難しく考えていました。

 

でも、手作りおもちゃと言っても、簡単に作れるものも、たっっっくさんあります。

逆に、たくさんありすぎて、『いざ、作ってみよう!』と思っても、『で、どんな物を作ればいいんだろう(子どもはどんな物を喜ぶんだろう)』と、悩んでしまう方もいるんじゃないでしょうか。

 

言うまでもなく、『既製品のおもちゃは最高!』ですが、その中に、手作りおもちゃを1つ、2つ加えてあげることで、子どもの遊びの世界もグッと広がりますよ。

 

ということで今回は、手作りおもちゃの良さについて。

そして、1歳児にオススメの、簡単に作れる、手作りおもちゃについて、保育士の時に、3年連続で1歳児クラスの担任をした、私の経験談も交えてご紹介していきます。

 

手作りおもちゃの良さって何?

 

 

手作りおもちゃの良さですが、なんと言っても、子どもの成長や、好みに合わせてアレンジ・カスタマイズできるところです。

赤色が好きな子、青色が好きな子、すごく動き回る子、の~んびりしてる子などなど、いろんな子がいます。

その子に合わせて作ることが出来るのが、手作りおもちゃのいいところです。

 

また、手作りおもちゃは、身近な材料で、簡単に作れるのもいいところです。

既製品のおもちゃの場合は、おもちゃの取り合いになったら、順番で遊ばせる、または、もう一つ買うということをしなければいけません。

しかし、手作りおもちゃの場合、もう一つ作っちゃえば、おもちゃの取り合いもなくなります。

その場合、おもちゃを購入するより、はるかにコストがかかりません。

 

また、1歳児は、加減を知らないので、おもちゃによっては簡単に壊してしまいます。

その都度新しい物を買い直すのはちょっと…ですよね。

しかし、手作りおもちゃの場合、壊れたら直す、または、作り直せばOKです。

自分で作っているので、直すのも、作り直すのも、そう難しくありません。

 

あと、手作りおもちゃは、温かみを感じられるのもいいところです。

既製品のおもちゃは、どうしても万人に向けて作られているので、子どもに合う合わないが出てきます。

しかし、手作りおもちゃの場合、その子に向けて、その子のために作るので、愛情たっぷりで、温かみがあるものになります。

その、自分が作ったおもちゃで、子どもが遊んでくれている、遊んでいる姿を見ると、感動とまではいきませんが、めちゃくちゃ嬉しいですよ。

子ども、大人ともに、そういった感情を生み出してくれるのも手作りおもちゃのいいところです。

 

1歳児にオススメの簡単手作りおもちゃの作り方!

 

でも、だからといって、簡単に作れるおもちゃなら何でもいいのかと言うと、そうではありません。

1歳児には1歳児にオススメのおもちゃというのがあります。

 

ここで大切なのは、『子どもの発達や興味を意識したおもちゃを作る』ということです。

そして、『見た目・クオリティにこだわらない。かっこよく、うまく作ろうとしない』ということです。

私達、大人の目線から見ると、『飾り付けをしたほうが、可愛くなるのでは?』と思うかもしれないですが、1歳児など、年齢が低い場合、意外とシンプルなものに興味を持つことが少なくないです。

 

そして、1歳児は、世界がどんどん広がって、なんでも興味の対象になり、『やってみたい』が溢れる時期です。

「これは出しちゃダメ」

「これはここに入れちゃダメ」

「それは投げちゃダメ」

などなど、何でもかんでも”ダメ”とせず、『それを遊びとして出来る環境、おもちゃを作ってあげる』といいですね。

 

私が保育士で、1歳児クラスの担任の時のことです。

子どもが、自分で鼻水を拭いたり出来るように、ティッシュを子どもの手が届く高さの壁にぶら下げていたんですね。

そしたら、気づけば床がティッシュだらけに…。

 

また、『ん?おもちゃが少ないなぁ』と思ったら、子どもが、自分やお友達のロッカーの引き出しを開けて、その中におもちゃをポイポイ…。

逆に、引き出しから、服やおむつカバーを出して、床にパサパサ…。

 

え~、毎年毎年同じことの繰り返しでした。苦笑

でも、『きっとそういうことが楽しいんだろうなぁ』と思い、その子どもたちの行動から、『無限ティッシュ』『ポットン落とし』のおもちゃを手作りしました。

 

『無限ティッシュ』

用意するものは、
■ティッシュの空き箱
■布(ガーゼなどでもOK)8~10枚くらい

です。

 

作り方としては、

①ティッシュの空き箱の側面に穴をあける
②布の角を結ぶ
③布を側面の穴に通して結ぶ
④ガムテープ(テープ)を貼って、結び目を固定する
⑤全ての布を箱の中に入れる
⑥最後の1枚の先端を出しておく

以上で、無限ティッシュの完成です。

これで、子どもにいくらティッシュ(布)を引っ張り出されても大丈夫!

子どもも、無限にティッシュ(布)を引っ張り出して遊べます!

 

『ポットン落とし』

色々な種類のポットン落としがありますが、私が作ったのは、とってもシンプルなものです。

用意するものは、

■パスタの保存容器(100円ショップ)
■ビニールホース(ホースは、短すぎると誤飲の危険があるため、少し長めに切ります)

以上で、ポットン落としの完成です。

 

可愛いキャラクターを切り貼りした物を作ってもいいのですが、作るのに時間がかかるのでこれで十分です。

子どもは、見た目よりもポットンに興味があるので、ポットン重視で!

あと、子どもが誤飲しないようにする、誤飲できないものにすることのほうが大切です。

 

どちらも、子どもたちに好評で、延々と遊んでいましたよ。

あと、どちらも指先を使う遊びなので、子どもの発達にもとても良いと思いますよ。

手作りおもちゃは、作るのが簡単なこと。

そして、見た目にこだわらず、子どもの発達や興味を意識したおもちゃを作ることが大切ですよ。

 

まとめ

 

今回は、手作りおもちゃの良さと、1歳児にオススメの、簡単な手作りおもちゃの作り方についてご紹介していきました。

「子どもが、何でもかんでも引っ張り出して困る」

というのであれば、『子どもは引っ張り出すということに興味がある』と考え、引っ張り出しても困らないものを作るとか、

「子どもが、何でもかんでも入れてしまって困る」

というのであれば、『子どもは入れる(しまう)ということに興味がある』と考え、入れて(しまって)も困らないものを作るとか、

「子どもが、何でもかんでも投げて困る」

というのであれば、『子どもは投げるということに興味がある』と考え、投げても困らないもの・環境を作るなどなど、子どもの興味があるもの、手作りおもちゃのヒントは、日常生活の中、子どもの姿にあります。

 

コロナ禍で、例年よりどうしても長くなってしまうおうち時間。

そのおうち時間を、子どもだけでなく、私達親もいかに楽しむか。

手の込んだものを作ろうとするのではなく、本当に簡単に、身近な物で作れるものが多いので、是非チャレンジして、おうち時間を楽しんでください。