皆さんは初詣に行きますか?
それとも行きませんか?
また、行くとしたら誰と行きますか?
私は、小さい時から家族全員で毎年行っています。
我が家では、初詣は、”家族で行くのが当たり前”の、年始の恒例行事となっています。
しかし、周りに話を聞いてみると、
「初詣にはしばらく行っていない」
「実家には帰るけど、家族で初詣には行っていない」
「子どもは毎年友だちと初詣に行っている」
といった話を聞き、正直驚きました。
確かに、自分が中高生ぐらいの時は、
「寒いから行きたくない!」
「わざわざ行くの面倒くさい!」
と思ったりもしました。
でも、なんだかんだ言いながら家族皆で行っていました。
年末年始は、帰省する人も多く、家族が久しぶりに一緒に過ごせる時間でもあります。
また、その中でも初詣は、新鮮な気持ちで新年の無事を祈願する伝統行事の一つです。
そこで今回は、家族揃って初詣に行くことの良さ、メリットについてお話していきたいと思います。
家族揃って初詣に行くことの良さ(メリット)
家族揃って初詣に行くことの良さですが、まずは、子どもと一緒に出かけられるということです。
子どもが小さいうちは、どこへ行くのも一緒ですが、大きくなってくると、なかなか一緒に出かけてくれません(T^T)
しかし、初詣というイベント・行事になってくると話は違います。
「まぁ年に1回ぐらいいっか」
「まぁ年始だからいっか」
という気持ちから、一緒に行きやすくなります。
ただ、そのためには、子どもが小さい頃から、”初詣は家族揃っていく”ということを、普通・当たり前のことにしておくことが大切です。
そのことによって、子どもが大きくなっても、それが普通のことになっているので、一緒に参拝しやすくなります。
そして、もう一つの大きなメリットは、普段なかなか聞けない子どもの話を聞ける、突っ込んだ会話ができるということです。
普段は言いにくいことも、お正月・初詣マジックによって、子どもは思わず口が緩んでしまいます。
そのため、
「最近学校はどう?勉強の調子は?」
といった問いに対しても、普段だったら無視されるか、「普通」と答えられて終わるところを、初詣マジックによって、更に突っ込んで話を聞くことができます。
またその時に、『私達親はこう思ってるんだよ』ということを伝えることもできます。
すると、『そっか。(両親は)そういう思いからそう言ってたんだ』ということを子どもも知ることができます。
まぁ反応は薄いかほぼほぼないと思いますが、思いを伝えることはできます。
普段、そんな話をしても聞く耳を持ってくれませんが、年に1回、また年始ということもあり、多少は聞く耳を持ってくれます。
更に色々話をしたい場合は、屋台等であれこれ食べ物を買ってあげると、更に口が緩むと思いますよ。
私が住んでいる地域は、年越しをしたらすぐに近所の氏神様(うじがみさま)にお参りして、御神酒(おみき)やおしるこをいただく風習が今も続いています。
そのため我が家では、氏神様にお参りして、三が日の間にまた別の神社に初詣に行くというのが恒例のお正月の過ごし方になっています。
姉が結婚して、姪っ子が三人生まれてからも、その流れは変わっていません。
ただ、姪っ子が三人いるということもあり、車一台では皆乗り切れず、今は姉家族とうちの車二台で初詣に行くのが定番になっています。
近所の氏神様へは皆で歩いていきますが、別の神社へ行くとなると、三が日ということもあり大渋滞で、駐車場へもなかなかたどり着けません。
すると、
「おしっこ~」
と、子どもたち…。
毎年、家を出る前は極力水分を我慢させ、家を出るギリギリにトイレに行かせてはいるんですけどね…。
ということで、毎回男性陣(運転手)を残して私達は途中下車です。
子どもたちのトイレが終わり、いざ参拝へ!
うちが毎年参拝する神社は、本殿までが遠く、また石段も急(角度)で、多くの人混みの中、そこを登っていかなければいけません。
自分が小さい頃は、母に抱っこしてもらったり、手を引いてもらったりして登っていました。
そして、姪っ子が小さい頃(まだ一番下は小さいですが)は、わたしたちの母親が手を引いて登っていました。
そして今では、姪っ子たちが率先して母親(祖母)の背中を押したり、手を繋いで一緒に登ったりしています。
そんな姿を見ていると、子どもたちの成長を感じられて、毎年ほっこりした気分になります。
参拝が終わり、子どもたちにとってはここからがメインといったところでしょうか、屋台巡りです!
最近は、屋台ではなくキッチンカーを見かけるようになり、種類もますます豊富に!
年始から、あれもこれも買ってもらえると、お祭り気分で子どもたちのテンションは爆上がりです!
そして、久しぶりに孫に会えただけでなく喜んでもらえると、祖父母のテンションも爆上がりです!
そして、お財布の中身が減らなくてラッキー♪と、親たちのテンションも爆上がりです!
と、うちでは今のところそんな初詣を繰り返しています。
今後、受験を控えたり、部活動で忙しくなったりと、子どもたちが大きくなるにつれ、一緒に集まる機会が減ってきます。
また、集まるにも、仕事や休みなど、皆の日程の調整が大変になってきます。
だからこそ、年に1回、初詣という行事を通して、家族皆で集まり、美味しいものを食べるという時間を大切にしてほしいと思います。
「別に初詣に行かなくても、お正月に集まるだけでもいいのでは?」
と思われるかもしれませんが、それだと、一人でゲームしたり、スマホ見たりと、なかなか話さない・話せないんですよね。
子どもが大きくなってくると、最初は、
「初詣に行くって、ちょっと面倒くさいな」
と思われるかもしれないけど、実際なんだかんだ言いながらも行って、神社でお正月の雰囲気を感じ、美味しいものを食べて飲んでってしていると、
「来て(行って)良かったかも!?」
って思うものです。
そのためにも、子どもが小さい頃から、”初詣は家族揃っていく”ということを、当たり前のことにしておいてくださいね。
まとめ
初詣に一人で行く、友だちと行くというのは、全然いいと思います。
今回お伝えしたかったのは、初詣という行事を使って、家族で集まる、話をする場を設けてほしいということです。
普段から子どもと十分にコミュニケーションを取れているのであればいいのですが、今は共働きの家庭も増え、子どもとコミュニケーションを取れる時間も減ってきているかと思います。
また、子どもが大きくなってくると、どうしても”一緒に出かける”、”話をする”という機会が減ってしまいます。
「普段は塾や部活動で帰りが遅く、なかなか話す時間がない」
「家に帰ってきても部屋にこもり、なかなか話せない」
そんな親御さん、多いのではないでしょうか。
ぜひ、初詣という行事を利用し、子どもと話すきっかけにしてください。
あと、実家を出ている場合は、初詣という行事を利用し、親孝行するきっかけにしてください。
親御さんによっては、
「わざわざ来んでいいのに!」
とか言うかもしれませんが、じぃじやばぁばはなんだかんだ嬉しいもんです。
(多分、尻尾があったらブンブン振ってますよ♪)
いろんな年間行事がありますが、個人的には初詣が一番使いやすいというか、いいきっかけづくりに使えると思っています。
年始の行事の初詣。
ぜひ、家族皆で行くことも、選択肢の一つとして考えてもらえればと思います。