共働きだと、どうしても子どもと過ごしたり、話したりする時間が少なくなってしまいます。
我が家には3人の子どもがいますが、上から社会人、大学生、小学生と、年齢はバラバラです。
そのため、それぞれの生活時間帯も違ってきます。
特に上の子たちとは、顔を合わさない日もたまにあります。
また、お互い家にいるけど、LINEで済ませちゃうなんてことも多々あります。
『上の子たちはもう社会人や大学生なんで、まっいっか(大丈夫か)』って感じです。
しかし、末っ子の息子はそうはいきません。
なんてったってまだ小学生ですからね。
小学生の息子とは、できる限り直接顔を見て話すように心がけています。
また、なかなか時間が取れない分、どうやったら濃い~コミュニケーションが取れるかということも考えてコミュニケーションを取るようにしています。
だって、『あそこの家、共働きだから子どもに愛情が足りてないんだわ』なんて思われたくないですからね!
そこで今回は、子どもとのコミュニケーションは量より質!
子どもとのコミュニケーションの取り方について、我が家の話を交えながらお話していきます。
子どもとのコミュニケーションの取り方
まず最初に、たまに聞く、『共働きの家の子どもは愛情不足』というのは間違いです。
専業主婦だからといって、1日中子どもに愛情を注げられるかというと、全員が全員そうではありません。
逆に1日中子どもと向き合えるため、片手間になってしまっているという話もSNS等でよく見かけます。
子どもとのコミュニケーションは量より質です。
そりゃ量が多いに越したことはありませんが、それよりも質が大切です。
そんなコミュニケーションの質、子どもとの濃い~コミュニケーションの取り方についてですが、まずは『子どもの話を聞く』ということです。
大体の人が
「そんなの聞いてる(自分はできてる)」
とおっしゃるかと思います。
しかし、
「今忙しいから後でね」
と言ったことはありませんか?
そして、「後でね」と言ったにも関わらず、放置、または忘れてしまったということはありませんか?
私も何度忘れてしまったことか…。
これでは『子どもの話を聞いている』とは言えません。
しかし、忙しい時に限って子どもは「ねぇねぇ」って言ってきます。
というか、子どもがいると常に忙しいので、忙しくないときなんてほぼほぼないんですけどね。
ただ、子どもに対しては、
「そうなんだ~。知らなかった。この洗濯物干し終えたらまた聞かせてくれる?ちょっと待っててね」
「すごい。さすがだね。このお掃除が終わったらまた教えてくれる?ちょっと待っててね」
といったように、『ちゃんとあなたの話を聞くよ』という聞く姿勢を見せる、一旦受け入れた上で、『少し待ってね』ということを伝えることが大切です。
この、“一旦受け入れる”ということが非常に大切で、一旦受け入れるだけでも子どもは満足します。
しかし、この後で話を聞かないとなってくると、約束を破られた(嘘をつかれた)ってなってしまうので、そこは十分気をつけてくださいね。
ちなみに、子どもを褒める時の『さしすせそ』を使うと、より上手に褒められますよ♪
■さすがだね。
■知らなかった。上手だね。
■すごいね。素敵だね。素晴らしい。
■成長したね。正解。センスいいね。
■そうだね。その通り。
次の、子どもとの濃い~コミュニケーションの取り方については、『約束を守る(嘘をつかない)』ことです。
子どもだから約束を破っていい、嘘をついていいというわけではありません。
これはもう何も説明はいらないですね。
次の、子どもとの濃い~コミュニケーションの取り方については、『教育ではなく共感(気持ちを共有)する』ことです。
子どもが
「カブトムシの角ってかっこいいね!」
「カマキリの鎌(脚)ってかっこいいね!」
と言ったら、
「そうだね。かっこいいね」
と言うだけ、共感するだけです。
「カブトムシの角はね…」
「カマキリの鎌は前脚で…」
といった、うんちくを言わないこと。
また、虫が苦手だからといって、
「ママは嫌い!そんなん気持ち悪い!」
とか、言わないことです。
子どもの気持ちに共感することが大切です。
「自分の意見、思ったこと、感じたことに(ママやパパが)共感してくれた」
「自分と同じように(ママやパパも)感じてくれた」
ただそれだけで、共感してくれた相手(ママやパパ)を好きになるものです。
自分が好きなものを「いいね」と言う人と、「あんまり…」って言う人、どちらに好意を持ちますか?
共感することって、簡単なことですが、とっても大切なことです。
※ちなみに、どうしても虫がダメな場合は、パパに担当してもらうとかして、出来る限り否定はしないようにしましょう。
もし否定するなら、先ほどお伝えした通り、一旦受け入れてから否定するようにしましょう。
次の、子どもとの濃い~コミュニケーションの取り方については、『とにかく褒める(&スキンシップを取る)』ことです。
どんなに小さいことでも、できたら褒める。
失敗して落ち込んでいたとしても、「◯◯まではできたんでしょ!」と言って褒める。
とにかく褒めて褒めて伸ばしてあげましょう。
また、その時に、ハイタッチなり、ハグするなり、いいこいいこするなり、た~っぷりとスキンシップを取ってください。
スキンシップは、愛情を肌で感じられるということもあり、信頼関係を育むにはピッタリの行為です。
褒める&スキンシップは、最高の合せ技ですので、ぜひ使って…、いや、多用してください。
もちろん、なんでもない時にスキンシップを取るというのもおすすめです。
※朝とか、歯磨きの時とか、寝る前とか、◯◯の時はスキンシップタイムと決めておくのもいいですよ。
まだまだその他にも色々ありますが、上記のように、“子どもとの接し方をちょっと変えるだけ”で、十分質の高いコミュニケーションが取れますよ。
コミュニケーションの取り方の変化
うちも、末っ子がまだ小さい時、常に甘えてくる時は、結構できていました。
子どもが絵を書いて持ってきたときには、
「上手!センスいいね~。洗い物終わったらまた見せてくれる?ちょっと待っててね」
とか言っていました。
また、私はどちらかと言うと虫が苦手なんですが、子どもと一緒に虫取りに行っても
「うわっ!キモチワル!」
とは、絶対に言いませんでした。
あと、歯磨きやお風呂の時は、絶好のスキンシップタイムとして、毎日じゃれ合っていました。
しかし今、小学生の高学年にもなってくると、なかなかそうはいきません。
歯磨きはもちろん自分でするし、お風呂も一人で入ります。
虫取りも友だちと行くし、絵を書いても見せてくれないしと、なかなか子どもとコミュニケーションを取ること、時間を確保することができません。
そのため、
『よし!じゃあ食事の時間に話をしよう』
と思ったんですが、うちには3人の子どもがいます。
上の子達とも話をしたいので、3人(+旦那さん)と話をしていると、どうしても末っ子とゆっくり話をする、向き合うことができません。
また、末っ子が話し始めると、上の子達がよくチャチャを入れるので、話を途中でやめてしまうこともしばしば…。
『う~ん、それなら…』
ということで、末っ子が、小学生の低学年から続けている”毎日一言日記(親子日記)”を活用しようとしました。
が!
最近は面倒になってきたのか、本当に一言になっていることも多々…。
一言しか書いてないので、
「これってどういうこと?」
って聞くんですが、末っ子は淡々と答えるだけ…。
昔のあの、私が仕事から帰ったら、子どもが日記を持ってきて、
「読んで~!」
っていう親子日記の時に戻りたいです!
親子日記で子どもとコミュニケーション!書き方は決めず自由に!
今は時代なんですかね、子どもは友達とLINE電話の毎日です。
リビングにいても、ず~っと繋ぎっぱなしの喋りっぱなしで、私との会話は激減!
子どもが学校から帰宅して、家族とのやり取りのためにスマホを準備したんですが、最近はどう見ても使用頻度が、”友達>家族”。
LINEは自宅でしかできないようにしてありますが、今後の子どものスマホの使い方によっては、スマホ禁止も視野に入れ、ただいま絶賛様子見中です。
(いきなり取り上げると、友達との関係もありますからね…)
そんなこともあり、
『う~ん…』
『私は最近話ができてない、コミュニケーションが取れていないと思ってるけど、末っ子はどう思ってるんだろう…』
『これぐらいの距離感でいいと思ってるのかな…』
『もっと話をしたいと思ってるのかな…』
『・・・』
『よし!末っ子に直接聞いてみよう!』
ということで、それら諸々のことについて、末っ子にストレートに聞いてみました。
すると、子どもは子どもで、「淋しい」という言葉は出てきませんでしたが、もう少しコミュニケーションを取りたい、話をしたいといった返答が返ってきました。
それならということで、家事をやりながらとかテレビを見ながらとか、何かをやりながら話をするのではなく、しっかり二人、親子で向き合って話をする時間を!と、毎日夜、犬の散歩に二人で行こうと決めました。
それからは毎日、15~20分、夜に散歩に行きつつ二人で話をするようになりました。
そこでは、学校の話から友達の話、兄姉の話など、末っ子が話したいことを話してもらい、基本私は聞き役に徹底しています。
もちろん、親として気になること、疑問に思ってること、どう考えてるのかな~っていうことは聞きますよ。
また、末っ子と2人っきりなので、ここだけの話、家族には秘密という話も聞けたりします。
このように、昔は歯磨きする時にコミュニケーションを取っていたのが、それができなくなった。
一緒にお風呂に入り、その時にコミュニケーションを取っていたのが、それができなくなった。
といったように、子どもの成長に応じて、コミュニケーションの取り方も変化してきます…というか、変化させなければいけません。
うちは、今現在は”犬の散歩”でコミュニケーションを取っていますが、きっと次第に一緒に行ってくれなくなると思います。
またそのときには、違うコミュニケーションの取り方を考えなければ…。
いや、今はそんなことは考えず、目の前の子どもと向き合おうと思います。
まとめ
共働きだと、どうしても子どもとコミュニケーションを取れる時間が少なくなってしまいます。
その少ない時間をどう有効に使うか。
使い方によっては、時間が短くても十分愛情を伝えることができます。
また、『時間がない』ではなく、家事ロボットを活用して掃除を楽する、惣菜を買ってきて料理を楽するといったように、適度に頼ることも大切です。(これは手を抜いているということではありません!)
もちろん、子育ては母親のワンオペではありませんので、旦那さんにあれこれやってもらう、あれこれ担当してもらうということもお忘れなく!
そして、私が実感したように、子どもとのコミュニケーションの取り方は、子どもの年齢によって変わってきます。
しかし、子育てで大事なこと、子どもとしっかり向き合うことは、子どもの年齢や時代が変わっても変わらないと思います。
子どもとのコミュニケーションは量より質です。
子どもとどうコミュニケーションを取るか、どう接するかということを大事にしていただければと思います。