マスクを着けるのを嫌がる子どもって本当に多いですよね。
そういう私も小さい頃、マスクをするのがとても嫌いで、よくどこかに置いていったり、オモチャにしたりしてて、母も苦労したと言っていました。
でも親としては、マスクをしないことで病気を他人にうつしたり、またうつされたりしないかと心配になりますよね。
そこで今回は、そもそもマスクっていつから(何歳)から着けるのか。
そして、マスクを嫌がる子どもに着けさせる方法についてお話ししていきます。
マスクっていつ(何歳)からつけるの?嫌がる子どもに着けさせる方法
マスクっていつ(何歳)からつけるの?
まわりで風邪が流行っている時などは、特に予防のためにマスクをしなきゃって思いますよね。
でも、初めての子どもで、子どもがまだ小さいときは、「そもそもマスクっていつ(何歳)から着ける、着けていいの?」って思いませんか?
マスクは、”基本的に子どもが嫌がらなければ何歳から着けてもOK“です。
でも、当たり前ですが、小さい子ほど嫌がって着けたがらないことが多いんです。
「子どもが嫌がっているから、もう少し大きくなってからにしよう。」ではなく、できるだけ小さいうちから慣れさせるほうがいいですね。
マスクは、ただ単に着けるだけでは、鼻と口が覆われ息苦しく感じてしまい、子どもが嫌がるのは当然です。
そのため、”子どもの心境”を考え、子どもが自らすすんでマスクを着けたくなるようにもっていくことがポイントです。
例えば、子どもはお母さんの真似、お兄ちゃん・お姉ちゃんの真似をよくしたがります。
「風邪をひいてるから、風邪をもらうといけないからマスクをつけて!」ではなく、「お母さんや上の子達(おにいちゃん・おねえちゃん)の真似ができた!」という、遊び感覚で普段から受け入れさせるなど、マスクを着ける理由をすり替えるなどするとうまくいくこともあります。
また、一般に販売されている幼児用マスクには、ちゃんと対象年齢が書いてあるんです。
私は、今までマスクのキャラクターやデザインなどを見て”かわいい”と思ったものを買っていたので、対象年齢が書いてあるなんて全然気づきませんでした(^^;
親として、ちゃんとパッケージも読まなきゃダメですね。
幼児用マスクの対象年齢は「2歳から」と「3歳から」というものがほとんどです。
マスクは、風邪などの飛沫感染を防ぐだけでなく、加湿で喉を潤し保護したり、周囲への対外的なエチケットにもなりますので、ぜひ着けるようにしたいですね。
マスクを嫌がる子どもに着けさせる方法
「子どもにマスクを着けて欲しいけど、うちの子、嫌がって暴れるのよね」
暴れるとまではいかなくても、マスクを嫌がるお子さんって結構多いんですよね。
子どもがマスクを嫌がる理由としては、”着けることによって息苦しくなる”、また、ただ単に”邪魔だから”というのが多いようです。
「マスクを着ければ風邪がうつらないから着けなさい」
と言っても、子どもはほとんど言うこと聞かないんじゃないでしょうか。
と、ここでワンポイント。
マスクをいいもの、楽しいものと子どもに感じさせることが大切です。
白の無地のマスクでもいいですが、最近は、ピンクや青といった、色のついたマスクも販売されています。
また、かわいいキャラクターの絵の付いているマスクもあります。
さらには、くだもの匂いがするものまであります。
マスクを”風邪がうつらないようにするために着ける”のではなく、かわいいとか、かっこいいといった”おしゃれ感覚で着ける”といったように、”マスクは楽しいもの”と子どもに感じさせることが大切です。
すると、自然と自分ですすんで着けるようになりますよ。
また、当院・しいの木こどもクリニックの患者(子ども)さんのお母さんは、その子だけのオリジナルのマスクとして、好きな布を合わせて、手作りのマスクを作ってあげているお母さんもいます。
またさらに、絵が得意なお母さんは、通常の白色のマスクに、ペンで絵を描いてあげているお母さんもいます。
“布を合わせてオリジナルのマスクを作るのはちょっと大変”とか、”私、絵描くの苦手なんです”というお母さんは、お子さんの好きなキャラクターのシールを貼ってあげるだけでもいいですね。
そして、子どもがマスクをした時は、
「マスクしてえらいね」
とか、
「マスクかわいいね(かっこいいね)」
と、褒めてあげることによって、今後は喜んで着けてくれるようになりますよ。
子どもは親の姿をよく見ています。
お母さんがマスクを着けることによって、お子さんも”お母さんと一緒のものつけたい”と思うようになるので、子どもと一緒にお揃いで着けるなんていうのもいいですね。
まとめ
子どもにマスクをいつから(何歳)着けさせるのかは、親の判断等もあるため、個人差があります。
しかし、人の多いところで自分の子どもがマスクをせずにゴホゴホしていると、正直周りの目も気になります。
逆の立場で、よその子どもがマスクをせずに自分たち(の子ども)の周りでゴホゴホしていると、やっぱりちょっと気になりますよね。
やはり、人が集まる場所では、エチケットとしてマスクは着けたいですね。
子どもがマスクを喜んで着けれるよう、今回ご紹介したような方法を使って、”楽しく慣れさせる”ということが大切です。