尿検査(おしっこの検査)は、隠れている病気を早く見つけるために、とても大切な検査です。
そのため、園や学校の健康診断、3歳児健診などでも行われています。
また、排尿時に痛がっている様子があると、
『これって膀胱炎じゃないのかな?』
と心配になったりもしますよね。
そんな時にも尿検査を行うことがあります。
でも、まだおむつをしている年齢のお子さんだと、
『検査用のおしっこって、どうやって取ればいいの?』
と悩んでしまう方も多いと思います。
そこで今回は、自宅でできる赤ちゃんの採尿方法についてお話していきます。
おむつの赤ちゃんの採尿方法

おむつをしているお子さんの採尿方法には、主に2つあります。
方法①:コットン(脱脂綿)を使う方法
おむつの中にコットンをセットして、染み込んだ尿をしぼって採取する方法です。
用意するもの
・ラップ
・脱脂綿(コットン)
・両面テープ
手順
1.おむつを裏返します(作業しやすくなります)。
2.コットンより少し大きめに切ったラップを、おむつの股部分に両面テープで貼ります。
3.ラップの上にコットンを両面テープで固定します。
※コットンが小さい・薄いと十分な量が取れないことがありますので、不安な場合は重ねて使いましょう。
4.ラップやコットンがずれないように注意しながら、おむつを元に戻します。
5.そのおむつを履かせ、おしっこが出たらコットンを取り外して、紙コップなどに絞り、検査容器へ移してください。
※便が一緒に出てしまった場合は、尿が汚染されるため取り直しになりますので、その場合は再度チャレンジしましょう。
方法②:採尿バッグを使う方法
採尿バッグ(採尿パック)は、陰部に貼り付けて尿をためる専用の袋です。
市販品もありますが、医師の指示で検査が必要な場合に、クリニックからお渡しすることもあります。
※「園の健診用に欲しい」と言われることもありますが、そういう場合のお渡しはできません
使い方
1.陰部をおしり拭きや清潔なガーゼで拭き、しっかり乾燥させます。
(水分が残っていると、接着シートがはがれやすくなります)
2.採尿バッグを袋から出し、接着シートのテープをはがします。
袋の口が閉じている場合は、そのままだとおしっこが溢れる場合があるので、少し開いてふくらませておきましょう。
3.接着シートの中央を、外向きに二つ折りにして持ちます。
4.お子さんを仰向けに寝かせ、足を開いて接着シートを陰部に貼ります。
男の子の場合
おちんちんを袋の中に入れ、周囲を囲むように接着シートを貼ります。
女の子の場合
・接着シートの下端がお尻の穴より上に来るようにします(便の混入を防ぐため)
・陰唇をやさしく分けながら、下から上へ貼ります
・足をしっかり開いた状態のほうが貼りやすいです
※皮膚のシワの上に貼ったり、接着シートに浮きがあると漏れやすくなるため注意しましょう。
5.シートが貼れたら、袋部分はお尻側へ向けて入れてから、おむつを装着します。
(お腹側に向けると漏れやすくなります)
※きつく押し込んでしまうと、尿をためるスペースがなくなってしまうので、少し余裕を持たせましょう。
※おむつもいつもより少しゆったりめがおすすめです。
6.こまめに確認し、袋に尿がたまっていたら、お腹側からやさしくテープをはがします。
※直接容器に入れようとすると、こぼれる可能性があるので、一度紙コップなどに移してから、検査容器へ入れると失敗しにくいですよ。
…などと説明していますが、私、女の子に採尿バックを貼るのが苦手なんです。
私の経験上、隙間から漏れてしまい、上手くいかなかったことがしばしばあります。
本当にしっかりと足を開いた状態で貼らないと隙間から漏れてしまうので、自宅で採尿パックを貼る場合は、足を開いて押さえる係と、採尿パックを貼る係の、2人体制でやることをおすすめします。
まとめ
尿検査は、病気を早期に見つけるためにとても大切な検査です。
ただ、おむつをしている赤ちゃんの場合、
「どうやって採尿したらいいの?」
と戸惑ってしまいますよね。
そんな時は、今回ご紹介した
・コットンを使う方法
・採尿バッグを使う方法
のどちらかを試してみてください。
分からない場合は、受診の際に遠慮なくご相談ください。
