水いぼの治療にはどんなものがあるの?病院を受診した方がいいの?

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夏が近づいてくると薄着になる機会が増え、お子さんの皮膚の様子が気になることも多くなりますよね。

「こんなところにぶつぶつがある…」

と、家で気づいたり、園の先生から指摘されたりすることもあるかもしれません。

水いぼ(正式には伝染性軟属腫といい、児童期によくみられる皮膚・粘膜のウイルス感染症)も、そのような発疹が出る病気のひとつです。

発疹があると、

「これは様子を見て大丈夫?」

「病院に行った方がいいの?」

と心配になりますよね。

 

そこで今回は、水いぼの治療にはどのような方法があるのか。

そして、受診の目安についてお話ししていきます。

水いぼの治療にはどんなものがあるの?

水いぼの治療には、いくつかの方法があります。

まずは、主に病院で行う治療方法です。

 

■ 病院でピンセットを使って取る方法 ■

もっとも一般的なのは、病院でピンセットを使って水いぼを取り除く方法です。

水いぼの中にあるウイルスの芯を取り出すことで、確実に治すことができます。

痕が残りにくい治療ですが、発疹をつまんで取るため痛みを伴うことがあります。

ただし、病院によっては麻酔テープを使用して痛みを和らげてから処置を行う場合もあります。

痛みが心配な場合は、受診する医療機関に相談してみてください。

 

また、水いぼの数が少ない場合は、1回の受診で取りきれることもあります。

しかし、数が多い場合は、何度か通院が必要になることもあります。

また、残った水いぼから別の場所に広がる可能性もあります。

 

■ 液体窒素で治療する方法 ■

同じく病院で行う治療として、液体窒素でいぼを凍らせる治療もあります。

ただし、痛みが強いことが多く、小さなお子さんにはあまり一般的ではありません。

ちなみに、私自身が子どもの頃に、手のイボを液体窒素で治療したことがあるのですが、これが本当に痛くて、30年以上たった今でもはっきりと覚えています。

病院の診察室の風景、泣いて暴れる私、押さえつける母親、容赦のない先生…。

おそらく、水いぼではなく普通のイボで、また、先程のピンセットで取れるような大きさじゃなかったため、液体窒素で治療したんだと思います。

大人になった今だと、必要な治療だったと理解できるんですが、子どもにとっては、かなり大変な処置だと思います。

 

次に、自宅でできる治療方法についてです。

 

■ イソジン消毒液を塗る ■

水いぼにイソジンなどの消毒液を塗る方法があります。

イソジンには殺菌作用があるため、それによって水いぼのウイルスを退治します。

病院での処置のような即効性はありませんが、1か月ほどで改善してくる場合もあります。

特に、掻いて破れてしまった水いぼには効果が出やすいと言われています。

ただし、表面がしっかりしている水いぼには効きにくいこともあります。

痛みはありませんが、毎日塗る必要があるため、水いぼの数が多いと少し手間がかかるかもしれません。

 

■ ハトムギの漢方薬(ヨクイニン)を飲む ■

ハトムギの漢方薬(ヨクイニン)を飲む方法もあります。

これは、水いぼのウイルスを直接退治するというより、皮膚の免疫力を高めて治りやすくすることを目的とした治療です。

『漢方薬』と聞くと、苦いイメージがあるかもしれませんが、ヨクイニンは比較的飲みやすく、

「きな粉みたいな味だった」

と言うお子さんもいました。

ただし、すべての人に効果があるわけではなく、効果の出方には個人差があり、大体3分の1ぐらいの人が1・2ヶ月内服することで治ります。

また、効果が出るまでには数週間ほどかかることが多いと言われています。

 

■ 自然に治るのを待つ ■

水いぼは、治療をしなくても自然に治ることのある病気です。

ただし、完全に治るまでには早くて半年、1~2年ほどかかる場合もあります。

その間に別の場所に広がったり、掻き壊してとびひ(皮膚の細菌感染)になってしまうこともあるため、注意が必要です。

まとめ

水いぼの治療方法には、

■病院で処置をする
■自宅で治療をする
■自然に治るのを待つ

といった方法があります。

 

ピンセットでの除去、消毒液や漢方薬による治療を行う場合は、医療機関での相談や処方が必要になります。

なお、当院(小児科)では水いぼのピンセットによる除去は行っていないため、処置を希望される場合は皮膚科の受診をおすすめしています。

一方で、消毒液や漢方薬の処方については小児科でも対応可能です。

 

また、水いぼと思っていても別の皮膚の病気である場合もあります。

自己判断せず、一度受診して確認してもらうと安心です。

 

さらに、

■かゆみが強い
■掻いて傷になってしまった
■赤く腫れてきた

といった場合は、とびひなどを防ぐためにも早めに受診して相談してくださいね。