中学生の娘さんをおもちのお母さんお父さん。
子どもさんのこの時期は、思春期ということもあり、精神的に不安定になりがちです。
私の年の離れた妹も、現在思春期真っ只中で、プラス、今年(2019年2月)は高校受験だったということもあり、その前後の時期はかなり荒れました(^^;
最近も、学校で嫌なことがあったようで、学校のカバンをひっくり返したり、泣きながらクッションを叩いたりしていました。
このように、思春期の子どもは、”今までこんなことなかったのに…。”、”急にどうしたんだろう…。”というような、親が想像もできないような言動を取りがちです。
また、反発することも多くなるので、親も思わずイライラしがちですが、そこは、”思春期の子どもの気持ち”を理解し、少し割り切って接することが大切になってきます。
そこで今回は、中学生の娘・思春期の女の子との接し方について、私の体験談を交えてお話していきます。
中学生の娘・思春期の女の子のイライラとどう接すればいいの?
中学生の娘・思春期の女の子との接し方ですが、”とにかく話を聞く“ということが大切です。
そこでまず抑えておいてほしいのが、イライラには、”思春期のイライラ”と、”反抗期のイライラ”、2つのイライラがあるということです。
思春期のイライラは、『心と体が大人へと変化していくことに戸惑いイライラ』してしまうことです。
それに対して反抗期のイライラは、『親や先生などの言っていることに対し受け止めにくい。自分の考え(判断)との違いなどから戸惑いイライラ』してしまうことです。
中学生の娘は、今、そのどちらでイライラしているのか。
それを知るためにも、”とにかく話を聞く”ことが大切です。
そして、それが”反抗期のイライラ”だった場合は、とにかく徹底的に話を聞くことです。
また、話を聞くに当たり、
「ダメ。違う。それはおかしい」
など、否定をしてはいけません。
“とにかく話を聞く”、を徹底してください。
“とにかく話を聞く”ということを、くどいぐらいお話したのには理由があります。
それは先日、私の妹と話をした時のことです。
学校から帰ってきた妹は荒れていました。
その様子を見た、父、母、そして私。
そして母親から
「任せたよ♪」
と言われた私…( ̄□ ̄;
夕食やお風呂などを済ませ、あとは寝るだけの状態にし、いざ妹の部屋へ。
「どうしたの?何があったの?」
と聞くと、妹は、
「学校の先生に受験のことであれこれ言われて!自分でもわかっていることをわざわざ言ってきて!なんで…。私は…。」
と、なかなか長時間怒りが冷めませんでした(^^;
とにかく
「うんうん。そうだね。わかるわかる」
とうなずき、共感し、一通り全部、妹の気持ち・思いを吐き出させました。
そして私は、
「先生がこういう風にしなさいと言ったのは、あなたのことを思っての発言だと思うよ。先生、ちょっといい方は悪かった、言葉足らずだったかもしれないけどね。でも、そういう先生に対して、怒ってもしょうがないと思うよ」
と言いました。
それを聞いた妹は、
「でもさ~…」
と続けて話だし、今度はその先生に対する不満を話し出しました。
妹とは年齢が離れていますが、私が昔通った中学校ということもあり、知らない先生もいますが、私が知っている先生もいるので、
「○○先生って昔からそうだから。○○先生ってこういうとこない?あと、□□先生って優しいよね~」
というような、先生話に花が咲きつつ、その先生に対する自分(妹)の気持ち・思いを吐き出させました。
結果、その時は1時間程話をしましたが、最終的に妹は納得し、あれだけ怒っていたのはどこへやら…と、涼しい顔・スッキリした顔で妹は就寝…。
私も聞き疲れから、その日はバタンキューでした。
でもまぁ1時間は、短くはないですが短いほうです。
最長3時間とかありましたから(ーー;
このように、自分がそうは思わないと思っても、話が本題からそれても、眠くて話を早く切り上げたいと思っても、“とにかく全部しっかりと話を聞く”ということが大切です。
また、女性・女の子は、言うことでスッキリする場合が多いので、”聞く”、そして”共感する”に徹することが大切です。
特に今回の場合は、”反抗期のイライラ”なので、話を聞くということが大切になってきます。
そして、絶対にやってはいけないことは、上から目線で話をする、解決することです。
できる限り同じ立場、同じ目線で話をするよう心がけてください。
中学受験を控えた女の子を私達で例えるなら、
『3月に会社を辞めることが決まっているが、新しい就職先が見つかっていない。さらに最近、頭痛や腹痛、腰痛や肩こりなど体のあちこちが痛く、また月経不順で、月経経量が多く、月経期間が長い。そこに親の介護が重なっている』
こんなところでしょうか。
こんな状態のときに、
「早く就職先見つけないとダメだよ!体が痛いのは皆も一緒だから我慢しなさい!親の介護が大変なら老人ホームとか入れればいいじゃん!」
なんて言われたらどうでしょうか。
「何もわかっていない!」
そう思いませんでしょうか。
それと同じです。
それだけ中学受験を控えた女の子は不安でいっぱいなんです。
だからこそ、まずは”とにかく話を聞く”ことが大切なんです。
そして話を聞いたら、できる限り相手と同じ立場、同じ目線で物事を考え、相手に寄り添い、話をするよう心がけてください。
そして、”反抗期のイライラ”、今回でいうと、先生の言っていることに対して本人が受け止めにくい場合は、その人はどういう考え・思いでそう伝えたのか、わかりやすく、細かく伝えてあげることが大切になってきます。
今回は先生と妹(娘)でしたが、親と妹(娘)、また、友達と妹(娘)の場合もそうです。
もちろん姉妹、姉と妹の場合も同じです。
ボタンの掛け違いは、早く直すに越したことはありません。
放置しておくと、どんどん修復が困難になってしまいます。
修復が困難になる前に、”とにかく話を聞く”。
女の子をお持ちの親御さんは、特に意識してみてください。
まとめ
今回は、私(姉)が妹の話の聞いた話でしたが、毎回私というわけではなく、もちろん母親も話を聞きます。
父親は、うちの父親に限ってではなく、ほとんどの父親・男性は、延々と話を聞いて共感するより、どうしても短時間の話で解決したがるので、思春期の娘の話を聞くという大役には少し荷が重いので、”最後の砦”というポジションにいてもらっています。
あとは”男性目線の意見・考え”も父親の担当です。
普段は私や母親が話を聞き、また相互フォローで情報を交換。
そして、なんともならなくなったら父親の登場と、適材適所じゃないですが役割を決めています。
それぐらい思春期の女の子はは大変だと思っています。
うちの妹は、学校でなかなか自分の意見が言えない子です。
そのせいか、家ではズバズバと思ったことを口に出します。
そして、家で暴れる事でストレスを発散しているみたいです(ーー;
でもまぁ、なにか物を壊したりなどしないのであれば、それはそれで一つのストレス発散方法だからと、家族皆黙認しています。
“思春期だからしょうがない”・”反抗期だからしょうがない”と言って放っておかない。
反抗したり暴れたりすることに対して無視しない。
私を含め、父も母も、とにかくできる限り妹と会話をするように心がけています。
でも思春期は、”親離れしようと自立心が強くなる”ため、話すタイミングや内容によってはかなりうざがられます(ーー;
このさじ加減がなんとも難しいところです。
でも、だからといって話しかけなくなるのはNGです。
冒頭でお伝えしたとおり、思春期は精神的に不安定になりがちです。
「今は話しかけないで!」
という時もあれば、
「今すぐ話を聞いて!」
という時もあります。
思春期、特に女の子は、体に丸みを帯びていったり、胸が大きくなったり、月経がはじまったりと、体の変化に戸惑うことが多いと思います。
更に思春期は、自立心が強くなったり、周りにどう見られているかと客観性を意識して容姿を気にしたり、友人関係で悩んだり、勉強についていけなかったりと、とにかく不安要素がいっぱいです。
特に女の子は、容姿や友人関係を気にしがちなため、男の子より不安な気持ちは強いと思います。
そういった、常に不安な気持ちでいる子どもの、一つ一つの発言に対し、頭ごなしにNOと言わないこと。
特にうちはこれを徹底しています。
そして、なぜそう思ったのか、なぜそうしたいのか、しっかりと話を聞くこと。
そして、話を聞く時は、ながらで話を聞くのではなく、しっかりと向き合って話を聞くこと。
中学生の娘・思春期の女の子に対しては、その気持ちに寄り添うことが大切だと思います。