「もうすぐ子ども(赤ちゃん)が生まれるんだけど、うちの猫が引っかいたり噛みついたりしないか心配」
そういう不安をお持ちのご家庭って、結構多いんじゃないでしょうか。
人は言えばちゃんとわかってくれますが、相手は猫。
うちもそうなんですが、いくら猫に
「あっちこっち引っかいちゃダメ!」
って言っても、全く言うことを聞いてくれず、壁やソファは見るも無残な姿に(ーー;
世間一般的に、犬は言うことを聞くけど猫は言うことを聞かないっていうイメージありませんでしょうか。
そういうイメージからか、
「これって、子どもが産まれたら、子どもを引っかいたり噛みついたりするんじゃない?」
「子どもと猫って共存できる(一緒に住める)の?」
と思ってしまう人もいるんじゃないでしょうか。
うちは、私が産まれた時からず~っと猫を飼っています。
今回は、そんな猫とともに人生を歩んできた私の経験から、猫は子どもを引っかかない・噛みつかないのか。
また、子ども(赤ちゃん)がいる家庭で、猫を飼うメリットとデメリットについてお話していきます。
猫って子どもを引っかかない?噛みつかない?
え~、猫好きの私としては、ぜひ皆さんに猫を飼っていただきたいので、猫は子どもを引っかかないし噛みつかないと言いたいところですが、実際、猫は引っかくし・噛みつきます。
うちの場合、おまけにキックもします(ーー;
でもこれは、猫にちょっかいを出したときです。
猫にちょっかいを出さなければ、引っかかれも噛まれもしません。
猫も人と同じで、嫌なことをされれば攻撃的になるということです。
また、引っかく引っかかない、噛みつく噛みつかないの度合いは、猫の性格によって変わってきます。
うちの初代・2代目の猫ちゃんは、まぁ本当におとなしくていい猫ちゃんでした。
しか~し!
うちの3代目の猫・ルナは、子猫の時からず~っと飼ってたんですが、まぁ本当に凶暴でした。
しかも私にだけ(ーーメ)
お父さんやお母さん、お兄ちゃんにはゴロゴロと擦り寄っていくという、まさに猫をかぶった状態。
が!
私にだけは、引っかいたり噛みついたりキックしたりと、まぁ攻撃的でした。
多分ルナは、
①お父さん
②お母さん
③お兄ちゃん
④ルナ
⑤わたし
と、私を自分より下に見てたんでしょうね。
本当にプライドの高い猫でしたね。
ちょっと大きくなった野良猫を自然と家で飼うようになったとか、どこかで拾ってきたとかだと、その猫のそれまでの経験から、防衛反応で凶暴になることはありますが、基本的には猫にちょっかいを出さなければ引っかかないし噛みつきません。
また、ちょっとちょっかいを出したぐらいじゃ、引っかいたり噛みついたりしません。
特に、0歳や1歳などの赤ちゃんに対して猫は寛容です。
猫も
「やれやれ。仕方ないなぁ。」
って感じなんですかね。
でも、3歳や4歳などの”子ども怪獣”のちょっかいに対しては、さすがに猫も本気を出す時があるので気をつけてくださいね。
子どもがいる家庭で猫を飼うメリットとデメリット
なんでもそうですが、良いことと悪いこと、いわゆるメリットとデメリットがあります。
もちろん、子どもがいる家庭で猫を飼うのにも、メリットとデメリットがあります。
子どもがいる家庭で猫を飼うデメリットとしては
■いくら掃除をしても猫の抜け毛が絶えないので、子どもが猫の毛を口にしがち
■猫は早起きなので、子どもが夜泣きをする時期は心身ともに参ってしまう
これぐらいですかね。
もちろん、”子どもがいる家庭で”という言葉を除くと、
■家の中のいたる所で爪を研ぐので、壁や家具がボロボロになる
■猫を家において、長期間旅行に行けない
■ウンチが臭く、処理が大変
■結構頻繁に嘔吐をするから、掃除が大変。
などなどありますけどね。
で、なぜ私がデメリットからお話したかといいますと、私の場合、猫を飼うのになかなかのデメリットがありまして…。
というのも私、実は…
・・・
猫アレルギーなんです!
でも、ず~っと猫と一緒に生活してます(^^;
症状としては私の場合、基本的には家の猫ちゃんたちには抗体ができているみたいで、鼻水やくしゃみはほとんど出ません。
しかし、1回くしゃみをしてしまうと、自分の体が猫アレルギーに反応してしまうのか、鼻水やくしゃみが止まらなくなります。
花粉症の症状と似たような感じですかね。
あっ、ちなみに私、花粉症ももってます(・・;
アレルギー反応が出てしまった時の対策としては、空気を入れ替えたり、外に散歩に行ったりしています。
空気を入れ替えられない、外に散歩に行けない時はひたすら我慢ですw
ひたすら我慢っていっても、そんなにめちゃくちゃ辛くはありません。
でも、時として喘息症状も出てしまうこともあり、息苦しくなって、咳も止まらなくなったりもします。
呼吸がしづらくなった時は、病院などでもらった薬を使用したり、なければ市販の薬を飲んだりしています。
また、私の場合、猫に引っかかれると、すぐに赤く腫れてきます。
そして、痛いのはもちろんなんですが、それにプラス、痒くなってきます。
「猫に引っかかれると、こうなる・こう感じるのが普通なのかな?」
と、ずっと思ってたんですが、お母さんたちはそんなに腫れもしないし、痛くもないし、痒くもないみたいで、
「あれ?これってもしかしてアレルギーかも?」
と、中学生の頃にやっと疑問に感じるようになりました。
小学生、特に低学年の頃って、
「これってアレルギーかも?」
なんて思わないですよね。
「あれ?」
って思い始めるのは、小学生の高学年や、私のように中学生になってからぐらいじゃないでしょうか。
そして、どんな病気だったかははっきりとは覚えてませんが、病院を受診し、採血した際に、アレルギー検査も一緒にしてもらい、正式に猫アレルギーということが判明しました。
当院・しいの木こどもクリニックの院長先生も
「○○アレルギーかどうかを調べるためだけに採血をするのって本当に必要ですか」
とよく言うんですが、うちの場合、知ってか知らずか、アレルギー検査のためだけの採血はしなかったようです。
私が注射嫌いということもあったかもしれませんけどね(^^;
少し話が脱線しましたが、このように、子どもがいる家庭で猫を飼うデメリットは色々あります。
しかし、私はそれ以上にメリットがあると思っています。
猫はいつでも話し相手になってくれます。
どんなことも聞いてくれます。
一緒に遊んでくれます。
時には私のご飯を食べちゃったりします。
反対に、私が猫のご飯(缶詰)を食べてみちゃったりします。
(ちなみに猫が食べる缶詰は、人が食べる缶詰とあまり味が変わりなく、普通に美味しく食べれました。でも、皆さんは真似しないでくださいね)
私には兄弟、兄がいましたが、妹・弟ができたような感じで嬉しかったことを覚えています。
猫がいるおかげで、寂しいと思うことが少なかったように思います。
小さい頃はあまり思わなかったけど、大人になった今、いつも心を癒やされていたなぁと思います。
私は猫アレルギーですが、それを差し引いても、猫を飼っていてよかったなぁって思います。
まとめ
猫って子どもを引っかかない?噛みつかない?という心配だけでしたら、ぜひとも猫ちゃんを飼ってあげてください。
子どもの癒やしにもなりますが、私達大人にとっても癒しになりますよ。
しかし、しっかりと世話ができない、忙しくてなかなか猫ちゃんとの時間が取れないという場合、飼わないほうがいいと思います。
「犬と違って放っておいても大丈夫なんでしょ」
という考えの場合は、飼った後に後悔しかねませんので絶対にやめたほうがいいです。
猫を飼う時は、いい面・メリットだけではなく、しっかりと悪い面・デメリットも考えて飼うことが大切です。