アナログゲームは子どもも大人も楽しめる!更に知育にもなる!?

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梅雨の時期はどうしても雨の日が多くなるため、あまり外で遊ぶことが出来ないですよね。

先日、久しぶりに姪っ子たちが泊まり(遊び)に来たんですが、その日は雨で外へ遊びに行けず、家の中でゴロゴロゴロゴロ…。

家の中ということもあり、子どもたちは思いっきり体を動かすことができずウズウズ…。

やることがないので、テレビを見たり、スマホでYouTubeを見たりと、皆それぞれの時間を過ごしていました。

『う~ん。せっかく遊びに来たのに、なんとなくボーっと過ごさせるのもなぁ…』と思い、

「よし!皆でカードゲームやボードゲームしよっか!」

と、私、姉、中2・小5・小2の姪っ子の5人で、押し入れから引っ張り出してきた、アナログゲームで遊ぶことにしました。

意外(?)というかなんというか、これがまぁかなり盛り上がりました。

また、いくつか新たな発見・気付きもありました。

 

そこで今回は、子どもも大人も楽しめて、更に知育にもなる、アナログゲームの良さについて、うちでの体験談を交えながらお話していこうと思います。

アナログゲームは子どもの様々な能力を上げる!?

【ボードゲームの『カタン』でコミュニケーション能力アップ!】

まず、最初に皆で遊んだアナログゲームは、ボードゲームの『カタン(対象年齢8歳以上)』です。

この『カタン』のルールを超超簡単に言うと、
① サイコロを降って素材を集める。
② 集めた素材を使って島を開拓していく。
③ ポイントを10点集めた人が勝ち。
というゲームです。

超超簡単に言いましたが、実際はルールが結構難しいというか複雑というか、かなり奥が深く、戦略性が高いゲームです。

『カタン』では、実際に相手の顔色や反応を見ながらカード交換、交渉(駆け引き)をするため、普段デジタルのゲームばかりしている子どもにとっては新鮮味があるかと思います。

また、実際に相手と話して交渉をするため、コミュニケーション能力を上げるにはぴったりです。

ただ、うちの場合は、

「鉄鉱石1枚あげるから、誰か小麦1枚ちょうだい」

「じゃあ小麦1枚あげるから、鉄鉱石1枚と木材も1枚ちょうだい」

「嫌だ!鉄鉱石と小麦を交換して!」

「じゃあ交換しない!」

「なんでそんな事言うの!交換してよ!」

と、交渉と呼べない交渉をしていたり、勝利を目指すのではなく、自分の好きなカードを集める子も出てきたりと、ゲームはカオス状態でした(苦笑)

でも、あ~でもないこ~でもないと言いながら子どもたちが交渉・話をする様子を見ていると、『なんだかんだはあるけど、ちゃんとコミュニケーション取れてるなぁ』と思い、アナログゲームの良さを感じました。

 

【ボードゲームの『人生ゲーム』で計算能力アップ!】

次に、ボードゲームの定番中の定番『人生ゲーム(対象年齢6歳以上)』で遊びました。

っていうか、人生ゲームって、たっくさんの種類が出てるって知ってました?

普通の人生ゲームに加え、”タイムスリップ100″・”ゴールデンドリーム”・”大逆転人生ゲーム”・”ジャンボドリーム”・”+令和版”などなど、めちゃくちゃ種類があるんです。

うちは普通のを買いましたが、すごろく要素にお金のやり取りといった、純粋な人生ゲームを楽しみたいならこれ一択だと思います。

人生ゲームは、なんといってもお金のやり取りというか収支があるので、自然と子どもたちは計算する力がつきます。

「◯◯を購入。$1,000はらう」

「みんなからお祝い$1,000ずつもらう」

「◯◯で優勝!$50,000もらう」

などなど、対象年齢が6歳以上ということもあり、難しい計算・やり取りはないので、皆ゲームに熱中することができます。

ただ、出目はルーレット次第なので、その時の運によっては踏んだり蹴ったりになる日もあります。

うちの場合も、姪っ子が一人そうなってしまい、

「つまんない。もう飽きた。他のゲームやろ」

「◯◯はYouTubeでも見てればいいじゃん!」

「嫌だ嫌だ嫌だ!」

と、またもやカオス状態に…。

まぁ人生いいことばかりじゃない、理不尽なこと、大変なこともあるということを、人生ゲームから学んでくれたかなと…。

 

【カードゲームの『犯人は踊る』で相手の心を読む!?】

最後に、カードゲームの『犯人は踊る(対象年齢8歳以上)』で遊びました。

この『犯人は踊る』のルールは、
・ 1枚だけ「犯人」のカードがあり、その人は犯人で、それ以外の人は一般人。
・ 一般人は犯人を探し当てたら全員勝利。
・ 犯人は最後の1枚で犯人カードを出せたら単独勝利。
と、人狼ゲームに似たものとなっています。

人狼ゲームと同様、犯人や探偵、アリバイや目撃者など、様々なカードがあり、
・ 最初に手札として皆にカードを4枚ずつ配る。
・ カードは順番に一人ずつ、自分の番で1枚ずつ出す。
という流れになります。

人狼ゲームと大きく違うのは、手札が動き、犯人が変わるというところです。

うわさや情報操作、取り引きといったカードがあり、それらを出すと手札が動くため、最初犯人だったのに犯人じゃなくなったり、途中から犯人になってしまったりするので、これがまたドキドキして面白いんです。

あとは、自分のところに探偵カードが来た時はもう名探偵コ◯ンの気分ですね。

『◯◯はあのカードを出したでしょ。ということは犯人じゃない』

『□□があのタイミングであのカードを出したということは…』

「犯人は◯◯だ!」

と、コ◯ン君さながらの推理ショーの始まりです。

ただ、

「いや、違うけど」

と、推理が外れることもしばしばありますけどね(苦笑)

出したカードや言動によって、今犯人カードを持っているのは誰なのかをお互いが読み合う。

相手の心を読む、相手の今の気持ちを考えるといったことを高めることができます。

今回うちは5人でやったのでよかったですが、2・3人だとすぐに犯人がわかっちゃうので、やる時は大人数でやることをおすすめします。

しかし、おじいちゃんやおばあちゃんを入れてやろうとすると、

「特殊なカードが色々ありすぎて分からない(覚えられない)」

となりかねないので、そんな場合は特殊なカードを限定するといいと思いますよ。

まとめ

最初は、梅雨の雨で何もできず、姪っ子たちにとってはつまらない1日になりそうでしたが、一緒にアナログゲームで遊んだことで、

「もう1回!もっとやりたい!遊びたい~!」

と、とっても楽しい1日になったようでした。

っていうか、子どもたちだけじゃなく、大人の私もめちゃくちゃ楽しかったので、ホント、アナログゲームはおすすめですよ♪

テレビゲームでも、記憶力や判断力等は鍛えられますが、コミュニケーション能力はなかなか鍛えられません。

オンラインゲームだと、チャットやボイスチャットで、ある程度コミュニケーションは取れますが、相手の表情までは読むことができません。

そう考えるとやはり、人と人、面と向かってやり取りをすることって大切だなぁって思いましたね。

外で体を動かして元気に遊ぶ時間と、家でテレビやゲームで遊ぶ時間。

そしてぜひ、たまにはデジタルから離れて、アナログゲームで遊ぶ時間も設けてみてくださいね。

そこにはきっと、新しい発見・気付きがいくつもあると思いますよ。