コロナに気を付けながらの日常が当たり前になりつつある今日この頃、政府推奨の『GoToキャンペーン』を使い、ひと時の至福に浸ったご家族も少なからずいらっしゃるのではないでしょう?
うちはと言うと、夫が
「広島に行きたい」
と、突然言い始めたのを機に、広島県の週間天気予報を見て、『この日だ!』と狙いを定めて、広島県に日帰り旅行へ行ってきました。
GoToキャンペーンはめちゃくちゃお得なので、私的には本当は泊まりたかった(GoToキャンペーンを利用したかった)のですが、家族皆の予定が合わず、弾丸ツアーになってしまいました。
「愛知県の岡崎市から広島県へ日帰り旅行って、タイムスケジュール的にきつくない?」
そう思われる方も多いかもしれませんが、なかなか充実した日帰り旅行でしたよ。
あと、子ども(娘)が高校生なんですが、その子どものためになった(と思う)旅行になったと思います。
ということで今回は、いざ、愛知県岡崎市から広島県へ!
我が家の珍道中?
いやいや。
子どものためにもなった(はずの)充実の日帰り旅行についてお話させていただきます。
愛知県岡崎市から広島県へ充実の日帰り旅行!?
決戦(旅行日)は日曜日でした。
でも、母は前日から大忙し!
今回は、私・夫・娘と、三人での旅行なので、自分のものだけではなく、夫と娘の準備(のチェック)が必要です。
まぁ日帰りなので、ものの準備はあまりないんですが、タイムスケジュールを立てるのが大変でしたね。
【AM6:30過ぎ】
そして、迎えた当日、。
私の住む街(愛知県岡崎市)の空はどんより…。
「おいおい、これ、本当に天気は大丈夫なの?」
というぐらい、真っ黒な雲、雷雲が立ち込め、最悪な空雲でした。
すると夫が、
「天気?大丈夫大丈夫。西日本は晴れだそうだ。新幹線に乗っている間に空模様が変わるよ!」
と、旅行が相当嬉しいようで、かなり張り切って答えてくれました(笑)
そして、朝の気がかりは、なんと言っても娘。
起きるのは遅いし、なのにやたら顔だ髪のセットだとやることが多い!
まぁ、年頃だから仕方がないと言えば仕方がないけど、顔洗って、髪を水でちょちょっと直してセット完了の私(母)を少しは見習いなさい(笑)
【AM7:30過ぎ】
予定通り、いざ自宅を出発!
第一目的地は『三河安城駅』。
都会の人にはある意味有名な新幹線の駅ですね(笑)
駅近くのコインパーキングに車を停め、夫が新幹線の切符を購入。
と、そんな中、突如娘が、
「お腹が空きすぎた~~!!」
と、騒ぐ始末(ーー;
夫は、朝ちゃんと起きて、少しお腹に入れたので大丈夫なんですが、娘は朝何も食べず…。
仕方がないので、売店で食べ物を購入し、とりあえず、名古屋までゴ~ゴ~!
【AM8:30過ぎ】
名古屋に到着。
ここで、8:47発ののぞみに乗り換えるんですが、新幹線到着までは少し時間があるんですよね~。
ということで、有名優良店・キオスク(kiosk)で、私だけ駅弁を購入(^^)
娘ももう少し我慢すればね~。
皆さんも、旅行は計画的に♪
【AM11:00過ぎ】
新幹線の車内で、細かいスケジュールを確認したり、広島県へむか~し昔に行った時のことを話したりしていたら、あっという間に広島県に到着。
名古屋から2時間ちょっとで広島まで行けるなんて、新幹線って素敵ですね。
そして、私達は、チンチン電車(路面電車)で目的地へ向かうことに。
ここで驚いたのが、その料金です。
なんと、市内は一律190円。
さすが、戦前からの市民の足なだけはあると感じ、また、生活の一部とは、まさにこういうことを言うんだなぁと納得しました。
そして、もう一つ驚いたのが、マナカ(manaca)が使えたということです。
マナカ(manaca)って、愛知県だけ、もっと細かく言うと、名鉄系(名古屋鉄道関係)でしか使えないと思っていたんですね。
私と夫は、普段、車移動が主なので、マナカ(manaca)は持っておらず、娘だけが持っていたんですが、まさか広島でマナカ(manaca)が使えるとは…。
時代の移り変わりを感じましたね。
あと、年配の方も普通にICカードを使用していたのを見て、私自身が、ちょっと一昔前の時代に取り残されている感を感じました(^^;
【AM11:30過ぎ】
そんな驚きの連続の中、私達家族は、原爆ドーム前で下車しました。
むか~し昔に来たときは、確か娘は2歳頃。
原爆ドームを見て、写真も撮ったんですが…
・・・
・・・
全く記憶がない(´・ω・`)
多分、まだ娘が小さかったということもあり、周りを見る余裕がなかったんだと自分に言い聞かせました(笑)
でもまぁ、新鮮な気持ち、心新たに見られるということで良しとしました♪
そして、平和記念資料館に足を運んだんですが、とにかく感情を揺さぶられました。
1人1人、それぞれが普通に日常生活が動き始めた朝に、何もわからず原爆の被害を受けた。
あまりにも多くの方の人生が、生活が、そこで終わったり、止まったり、苦しんだ様を見たり、それでも生きようとした人々のことを知ったりすると、ひとくくりで、『原爆被害者』という認識ではいけないということを強く感じました。
私達は、1時間半かけて、じっくりと見て回りました。
途中、あるパネルの前で、少年の最期を読んだ時には、思わず涙があふれ、切なく、そして、その時代の人間性の高さに感心してしまいました。
助けようとしてくれる相手のことを気遣い、断れば死ぬとわかっているのに「ありがとうございます。どうぞ逃げてください」と。
戦争と、また、実験のように投下された原子爆弾に、憎しみを覚えずにはいられない感情となりました。
ぜひ、中学生や高校生など、そういったことがわかるようになった年齢の子どもと、一緒に足を運び、ご覧になっていただきたい施設ですね。
また、ここまで、一市民の方が、資料館をつくるために奮闘したおかげで、それが今に伝わってきているので、これからも、最初で最後の被爆国として、そして、そこに生きる日本人として、施設を大切に大切に残していきたいですね。
【AM14:30過ぎ】
泣いたせいか、それとも、じっくり、しっかり見たせいか、見学後はお腹が空きました。
原爆ドーム・資料館のそばには、名古屋で言う、大須のようなアーケード商店街があり、
「広島といえば、やっぱりお好み焼きでしょ!」
ということで、パッと目についた、お好み焼き屋に飛び込みました。
事前にリサーチをせず、飛び込みだったので、味はどうかな…と、ちょっと心配でしたが、当たりでした(^^)
15年ほど前に来たときもそうでしたが、私はハズレを引かない( ̄^ ̄)
値段もそう高くなく、美味しく、大満足でした♪
あとは、
16:22 広島駅発
18:34 名古屋駅着
18:38 名古屋駅発
18:48 三河安城着
19:30過ぎ 自宅着
と、あっちこっちは行けませんでしたが、原爆ドームに平和記念資料館、そしてお好み焼きと、広島を満喫することが出来た日帰り旅行でした。
まとめ
原爆ドームを見て、また、平和記念資料館を見て回り、悲しくなる人もいれば、また反対に、怒りがこみ上げてくる人など、様々な人がいると思います。
人それぞれ、自分の置かれている立場、育ってきた環境が違うので、同調する部分が違う、いろんな意見や感情がある、というのは当然だと思います。
夫(と私)は、原爆ドームを見て、”娘にこう思ってほしい”ではなく、『見て感じてほしい。(自分で)考えてほしい』という思いから、今回、広島弾丸ツアーを決行しました。
本当は、弟(高校生の息子)も連れて行きたかったんですが、これぐらいの年齢の男の子はね、なかなかね(^^;
特にうちの息子は、自分の時間をとても大事にするので、誘ってみたけど、
「行かない」
と、即答でした。
(夫の考え、狙いがバレていたのかも…)
高校生ぐらいの子どもと一緒の旅行となると、正直、なかなか難しいところがありますね。
遊園地系は、親とではなく、友だちと行きたいだろうし、かと言って温泉とかになると、子どもはやることがないってなるし…。
そう考えると、小学校の修学旅行で行ったけど覚えていないであろう場所とか、今回の原爆ドームのように、有名だけど、なかなか友達とは行かないところとか、高校生など、ちょっと大きくなった子どもとは、こういったところに行くのがベストかもしれませんね。