健診時や診察時に、
「うちの子、歯の生える順番が違うんですけど…」
「子どもの歯並びが気になって、結構歯の間とかが空きすぎているんですけど…」
「ものすごく歯磨きを嫌がるんですが、それでも歯磨きってするべきですか?(過去記事参照 歯磨きを嫌がったらやめてもいいの?)」
などなど、子どもの歯についての質問もよく聞かれます。
うちは3人子どもがいますが、全員悩みました。
1番上の子は、『反対咬合(はんたいこうごう)』、いわゆる『受け口』で悩みました。
2番目の子は、『2本のみ、噛み合わせが、反対咬合』で悩みました。
そして、今回の話の主人公でもある、うちの3番目の子は、上の前歯の乳歯が抜けてから1年近く生えてこない上に、下の歯の並びがガタガタで悩みました。
兄弟でも歯並びは色々。
悩みも様々です。
そこで今回は、親御さんからよく聞かれる、子どもの歯のことについて。
うちの3番目の子の、永久歯(前歯)が生えてこなくて、すったもんだした時の話を交えてお話ししていきます。
子どもの永久歯がなかなか生えてこないけど大丈夫?
子どもの永久歯(前歯)が1年経っても生えてこないけど大丈夫?
小学2年生になる3番目の子。
上の前歯の乳歯が抜けたのは、約1年前の小学1年生の時でした。
乳歯が抜けた日付をしっかりと書き留めていなかったため、その時は、『なんとなく抜けてから1年近くなるかなぁ…』ぐらいの感覚でした。
上の2人は、『いつ抜けたのか?』『いつ生えたのか』と、しっかりとメモが残っています。
が、3番目は、乳歯が生え始めた時期はしっかりとメモしてありますが、その他は…( ̄▽ ̄;
末っ子よ!すまんm(_ _*)m
そんな末っ子ですが、3ヶ月に1回のペースで、定期的に歯医者へ通って健診を受けていますが、特に歯並びについて指摘されたことはありませんでした。
上の子が、2人共受け口だったということもあり、若干気にはしていましたが、相談するまでには至りませんでした。
そして、抜けた前歯も、『そのうち生えてくるだろう』ぐらいに思っていました。
そして迎えたゴールデンウィーク。
コロナ禍ということもあり、どこへも出かけられず、かといって家の中でやることもなく、テレビを見たり、スマホでゲームをしたりと、だらだらと過ごしていました。
テレビにもスマホのゲームにも飽きた頃、ふと、『そういえばうちの末っ子、なかなか前歯が生えてこないなぁ』と気になり、早速スマホで検索したところ、まぁいろんな記事が出てきました。
そんな膨大な記事の中に、『前歯が生えてこない可能性として、前歯が生えてこないこともある』なんていうのを見つけてしまいました。
私は怖くなり、ゴールデンウィーク明けに、すぐにかかりつけ医に予約を…と思ったんですが、下の歯並びも気になっていたということもあり、矯正の専門歯科医を予約しました。
人気の歯科医なのか、結構予約が詰まっていて、予約が取れたのは6月下旬でした。
そして迎えた6月下旬。
矯正の専門歯科医へ行き、子どもの歯の写真を撮ってもらい、丁寧に説明を受けました。
「下の歯の歯並びについては、生えてくる永久歯(大人の歯)は大きい。しかし、乳歯の歯と歯の間に隙間がない。そこに下の歯が生えてきているから、並びきらずにガタガタになっています。また、顎(あご)が小さいというのもあるかもね」
「あと、上の歯の永久歯が1年ほど生えてこないということですが、生えてこないということは、ほぼほぼないので大丈夫ですよ」
そう言われ、私は一安心しました。
でも、歯並びはやっぱり気になる部分が残り、もう少し突っ込んで話をしたところ、
「もし治療するなら、8歳から9歳くらいまでの、今が一番良いですよ」
と言われました。
やっぱり気になったことは、しっかりと聞くに限ります♪
その後、新型コロナウイルスのワクチン接種の大規模接種会場で、たまたま一緒になった歯科医さんにも話を聞くチャンスがあり、末っ子の件を相談をしました。
すると、
「前歯の永久歯が生えてこないのは、2年位は大丈夫だよ」
という言葉を聞いて、私はさらに一安心しました。
矯正については、
「今の子どもは、顎(あご)が小さく、歯並びが悪い子がたくさんいる。『永久歯に生え変わる時期くらいから顎を大きくする方法』や、『大人になって、歯を抜いて歯並びを治す方法』など、矯正にもいくつかパターンがあって、歯科医によって違うから、かかりつけ医でしっかりと話を聞くことが大事だよ」
と話してくれました。
やっぱりいろんな人、複数の人に聞くと安心できますね♪
そして、もともと学校の歯科検診で、『歯石がある』の内容で、指摘用紙をもらってきたということもあり、かかりつけの歯科医も予約し、受診時に、矯正と上の歯の永久歯について聞きました。
歯を見るなり、
「上の永久歯は、あと少しで生えてくるよ」
ということを聞いて、私は安心感に包まれました。
しっかりと歯を診てもらって言ってもらったということ。
そして、やはりもともとのかかりつけ医でもあるということから、きっと信頼度も違ったんでしょうね。
なんてったって、末っ子だけじゃなく、上の2人の子の矯正も担当してもらっていた先生ですからね。
信頼感・安心感は半端ないです!
今回もお世話になりますm(_ _*)m
そして、ガタガタの歯については、上の子の歯も噛み合わせが逆だったことから、
「上の永久歯が生えてきても、前歯の噛み合わせが、もしかしたら逆か、下の歯と同じかもしれないね。上の歯が下の歯の前にならない、家系的なものだね。よ~く診ると、お母さんは気づいていないかもしれないけど、奥歯もかみ合わせがあってないんだよね。でも、矯正をするかしないかは、しっかりと本人の意思を確認した上で、やるやらないを決めてくださいね」
と話してくれました。
正直、矯正については、上の子のときに、結構勉強した?させられました。
矯正は、外側からだけで治すのではなく、下の歯が出たり、歯並びが悪いのは舌の使い方も関係があったり、また、姿勢も関係するなど、様々な要因があるため、本人がしっかりとやる気にならないできないということ。
それらを知っていたからこそ、親の一存でやるやらないを決めるのではなく、本人の意志を確認した上でやるやらないを決めるという先生の話は、すんなりと受け止めることができました。
( 一番上の子、最初の時は、「矯正の器具付けるだけでしょ?」ぐらいに思ってたんで(^^; )
現在、先生と子どもと、矯正をやる・やらないを話している最中です。
(今回、まだ完結していない話ですいません ○┓)
とりあえず、子どもの永久歯(前歯)が生えてこない問題は解決したので、少しホッとしています。
『(きっと生えてくるから)大丈夫だろう』ではなく、心配な場合は、医師に相談することをおすすめします。
まとめ
子どもの歯についての悩みも様々あります。
子育てサイト・情報誌に
『○歳になったら□□が生えてきます』
『○歳になったら□□ができるようになります』
などと書かれてありますが、それらはあくまで目安です。
『○歳になったらこうなる』
『○歳になったらこれができる』
というものではありません。
子どもはロボットではありません。
子どもによって発育状況が違うのは普通のことです。
心配な時は、一人で悩むのではなく、気軽にかかりつけ医に相談してくださいね。