うちの3歳の息子は、歯を磨くのが大っ嫌いです。
毎日毎日歯を磨くまで、結構な戦いを繰り広げています。
「今日はどういう作戦で息子の歯を磨こうかな。◯◯ごっこ作戦?いやいや、今回は歯ブラシを変えてみるか」と、あれこれ作戦・手段を変えてはみるものの、長くきれいに磨こうとすると嫌がってしまい、数秒しか磨くことが出来ません。
「毎回そんな歯磨きじゃ、虫歯にならないか心配。でも、こんなに嫌がるなら、1回くらい磨かなくてもいっかな?」なんて気持ちにもなってしまいます。
そこで今回は、うちの歯磨きを嫌がる3歳児を例に、歯磨きを嫌がったらやめてもいいのか、それともダメなのか。
そして、子どもに楽しく歯磨きをさせる方法について、私の奮闘記を交えてお話していきます。
歯磨きを嫌がる3歳児!嫌がったらやめてもいいの?楽しく歯磨きさせる方法
子どもが歯磨きを嫌がったらやめてもいいの?
「子どもが歯磨きを嫌がったらやめてもいいですか?」
クリニックに来られたお母さんたちからよく聞く質問です。
「泣き叫ぶ姿があまりにもかわいそうで…」
「無理やり押さえつけて歯磨きするのも…」
と、かなりのお母さんたちが、子どもの歯磨きに悩まされています。
しかし、子どもが歯磨きを嫌がったからやめるというのは絶対NGです。
なぜなら、
「泣けばやめてもらえるんだ」
「嫌がればやめてもらえるんだ」
ということを子どもが学習してしまい、今後、子どもが何かやりたくないことが出てきた時、
「やりたくないから泣こう」
「やりたくないから嫌がろう」
という行動を取ってしまいます。
うちの3歳の息子も、毎日
「歯を磨くよ~ (^^) 」
というと、速攻
「 (´・д・`) ヤダ 」
と、答えが返ってきます。
時には食い気味に返ってくることも…(ーー;
でも、そのたびに
「バイキンくるよ~」
「歯、痛い痛いになるよ~」
と、ちゃんと説明します。
が
うちの3歳児は理解してくれません(ーー;
それでも、根気良く私は言い続けてます。
必要なことは必要とわかってもらえるまで言い続ければそのうちわかってくれると信じています。
というのも、上の子の時も同じ状況だったんです(^^;
言い続けたからわかってくれたのかどうかはわかりませんが、4歳・5歳と大きくなるにつれ、
「歯磨くよ~」
と言うと、全然嫌がることもなく、素直に私の膝の上にゴロンと寝て、お口をあけてくれました。
『嫌がるのも子どもの成長の過程の一つ』と思って、少し気を楽にして接していくといいですよ。
歯磨きを嫌がる3歳児に楽しく歯磨きさせる方法(私の奮闘記)
楽しく歯磨きさせる方法として、『歯が生える前から慣れさせる』というのもポイントです。
最初は、お母さんの手にガーゼを巻いて、子どもの口の中を拭く。
そして、少しでも歯が生えだしたら、口の中にあたっても痛くないゴムの歯ブラシを使って磨く。
ってこれ、育児書やネットで調べると結構出てきます。
私も育児書で見て、上の子の時からずっとやってきました。
もちろん、末っ子の3歳児の息子にも同じようにしてきました。
な~の~に~
息子は嫌がります(ーー;
ちょっとそんな我が家の息子との奮闘記を少しお話していきますね。
【息子1~2歳児期】
息子が1歳・2歳児の時は、ほぼ羽交い締めにして、無理やりすることもしばしばでした。
もちろん、1日3回もそうであってはさすがにかわいそうなので、朝と昼は軽く磨いて、夜は羽交い締めにして磨いていました。
でも、毎日夜に羽交い締めもかわいそうですよね。
なので、息子が寝るのをそっと待ち、寝たらすかさず息子の口を開け、そっと前歯から磨くという、なんとも忍者というかくノ一のような行動をとっていました。
しか~し!
息子も毎日そう簡単に磨かせてくれません。
自分の歯が磨かれていることに気づくと、起きて大泣き。
と、ここで普通は焦りますよね。
でも、それを見た私はすかさず、大泣きして大きく開いた息子の口の中をゴシゴシ!
その後、うがいが出来ないので、お茶や水を飲ませてハイ終了♪
今考えると、やっぱりこの時期が一番大変だったかもしれませんね。
【息子3歳児期】
3歳ともなると、さすがに少し説明すれば分かる年齢になってきます。
歯磨きを嫌がったら
「バイキンくるよ~」
「歯、痛い痛いになるよ~」
と説明し、それでもダメならその後は◯◯ごっこ作戦です。
例えば、最近うちの子は”お店やさんごっこ”にはまっているので、私がお店やさんになり、子どもがお客さんで、私が
「今日は何にしますか?」
と言うと、息子は
「りんごが食べたいからりんご♪」
と言い、すかさず私が
「りんご食べるなら、大きな口開けないと食べれないよ~」
と言うと、息子は大きな口を開けるので、そのすきに奥歯を磨きます♪
前歯は息子のすきを見ていつでも磨けますからね。
というかうちの息子、前歯は全然嫌がりません。
どうやら、口の中に歯ブラシが入る、歯茎に歯ブラシがあたるのが嫌なようです。
この◯◯ごっこ作戦。
眠かったり機嫌が悪い時には上手くいきませんが、歯医者で虫歯の治療をするほうがもっとかわいそうなので、この作戦がうまくいかない時は羽交い締めです。
でも、その後にギューっと抱きしめて
「えらかったね。歯磨いたから、バイキン、バイバイしたね。上手に歯磨き出来たね」
とめっちゃ褒めまくります。
毎日この繰り返しですが、上の子の時も同じだったので、こんな体験をできるのも今だけ。
上の子のように、大きくなったらきっと冷たくあしらわれるので、今だけしか出来なことと思って、毎日楽しく息子と戦っています。
まとめ
なかなか終わりの見えない息子との歯磨き戦争。
でも、正直、毎日毎日1日3回、しっかりと歯を磨いていたら、母も子どもも嫌になりますよ。
なので、本当はしっかり1日3回磨けるのがベストだとは思いますが、私は1日に1回、夜だけはしっかり磨こうと思って磨いています。
そして、磨き残しや虫歯チェックのために、定期的に歯医者に通っています。
うちの息子の歯医者の場合、3ヶ月に1回を目安に通っています。
そこで、母の仕上げ磨きの歯磨き指導もしてもらっています。
歯磨きを嫌がる息子を見て、かわいそうと思って歯磨きをやめてしまい、結果虫歯になり、歯医者で治療をするというのは、もっと大変でかわいそうです。
ちゃんと子どもの将来・未来を見て考えてあげましょう。
歯磨きを嫌がるのも成長の過程の一つ。
今しか味わえないものと思って、しっかり子どもと向き合って接していきましょう。