双子を妊娠されたお母さん。
今後、産まれてくる双子との実際の生活をイメージした時、
「これ、双子が一緒に泣いたら、一体どうやって授乳すればいいんだろう?」
と、心配されるお母さんも多いんじゃないでしょうか。
というのも実は私、新生児室で働いていた経験があり、このことを不安にされているお母さんがとても多かったんですね。
正直、
「なんとなくは想像できるけど…」
というお母さんが、ほとんどなのではないでしょうか。
ということで今回は、双子を実際に育てた私の体験談を元に、双子の授乳方法を『母乳篇』と『ミルク篇』とに分けてご紹介していきます。
双子の授乳方法【母乳篇】
まずは、双子の授乳方法『母乳篇』からお話していきますね。
授乳方法は同時、一人ずつ、どちらでも大丈夫です。
しかし、同時に授乳する場合、新生児期は首が座っていなく、また、双子だと少し小さく産まれてくる赤ちゃんが多いため、無理に同時授乳することはあまりおすすめできません。
また、誰かの助けがないと、授乳のポジショニングも難しく、赤ちゃんの口も小さいので、赤ちゃんが上手く乳頭をくわえることが出来ないといったこともあります。
すると、赤ちゃんは母乳を上手く飲めずに疲れてしまい、また、お母さんの乳頭トラブルの原因にもなってしまいます。
しかし、毎回一人ずつ授乳をしていると、”気づけば一日中授乳している”なんてことにもなりかねません。
そこで私の場合は、実家の母や旦那さんなどに、首が座るまでは一人は抱っこしておいてもらって、一人ずつ授乳していました。
そして、首が座った頃からは同時に授乳していました。
その、母乳の同時授乳の方法なんですが、赤ちゃんを縦抱きにして両膝に座らせ、左右で与えるというやり方です。
授乳クッションを使って、フットボール抱き(縦抱き)をして、両側から双子を抱えます。
そして、少し大きくなって添い寝で授乳できるようになったら、自分は仰向けに寝て、子どもが上に乗る感じで授乳していました。
双子の先輩ママから、
「私の場合、子どもを二人仰向けに並べて、自分は腕あて伏せの状態で授乳してたよ」
というのも聞きましたが、体力的に私には無理でした(^^;
皆さん、色々工夫されているようですね。
双子の授乳方法【ミルク篇】
次は、双子の授乳方法『ミルク篇』についてお話していきますね。
こちらも授乳方法は同時、一人ずつ、どちらでも大丈夫です。
しかし、双子に一緒にミルクをあげる場合、二人共を抱っこしてミルクをあげるのは相当困難なので、ベビーチェアやバスタオル等を使って、赤ちゃんの上体を起こした姿勢をとって、しっかりと双子の顔を見ながらミルクをあげて下さい。
上体を起こさないでミルクをあげると、ミルクが器官に入ってしまい、むせてしまう場合があります。
それを防ぐためにも、ちゃんと双子の顔を見て、ミルクをあげて下さいね。
一度、両手に哺乳ビンを持って、双子同時に授乳したこともありましたが、あの時は本当に腕が疲れました。
体力のある方、体力に自身のある方はぜひ!
あと、あまりおすすめはできないんですが、赤ちゃんを横向きにして、哺乳ビンの下にタオルをかませて、赤ちゃんにくわえさせるという方法もあります。
この方法だと哺乳ビンを持たなくていいので、目を少しの間離せるなどのメリットはあるんですが、乳首から赤ちゃんの口が離れてても気づかずミルクがこぼれてしまったり、赤ちゃんの嘔吐などにも気づかないこともあるので、やっぱり個人的にはあまりおすすめできません。
【赤ちゃんが授乳後・ミルクを飲んだ後にしゃっくり!原因や止め方って?】
まとめ
二人のおむつ交換、授乳をしていると、本当にあっという間に一日が過ぎてしまいます。
気づけば”お昼ごはんを食べる時間もなかった”なんて日もしばしばでした。
『一人ずつちゃんと抱っこして、満足行くまで授乳してあげたい』
そう、双子に申し訳なく思う毎日でした。
でもお母さん!
当たり前かもしれませんが、双子の育児は毎日のことなんです。
あまりおすすめできない方法を書いたのは、お母さんに少しでも肩の力を抜いて欲しいという思いからあえて書きました。
それだけ双子の子育てって大変です。
双子の子育てに対して、お母さんも少し楽な気持ちで、笑顔で楽しく双子の育児をしていきましょうね。