七五三って面倒くさい!お参りだけとか写真だけとかでもいいの?

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子どもの成長を祝う七五三。

正装して、神社へ参拝して、写真館で記念撮影をして、家族で食事をするという流れが一般的ではありますが、これを1日でやるのって結構大変です。

そのため、

『七五三って面倒くさいなぁ。やっぱりやらないとダメなのかなぁ。そういえば私って、あんまり記憶がないけど、七五三ってやってもらったのかなぁ』

という思いから、母親に相談してみたところ

「七五三はちゃんとやったよ!でもごめん!お宮参りは行かんかった!」

と、嬉しいような悲しいような報告を受けました。

 

『そっか。やっぱり七五三はちゃんとやったほうがいいか。そういえば自分が保育園児の頃、画用紙で自作の袋を作って、確かその中に飴が2本入っていて、舐めきれた記憶は微塵もないけど、すっごい嬉しかった記憶(思い出)があるなぁ』

ということも思い出し、

『よし!かわいい我が子のためだ!”自分たちなりに”ちゃんとやるか!』

と、七五三というイベントにしっかり向き合うことにしました。

 

そこで今回は、『七五三って面倒くさいなぁ』と思っている親御さんへ。

我が家で効率よく(?)行った、息子、娘の七五三についてお話していきます。

七五三は面倒くさくない!?

七五三は、男の子だと、3歳と5歳。

女の子だと、3歳と7歳と、2回行うのが一般的です。
(地域によっては、男の子は5歳だけというところもあります)

また、最近は洋装も増えてきましたが、和装、紋付袴や着物を着せるのが一般的です。

7歳や5歳はまだいいですが、3歳の男の子と女の子を和装させるのはなかなか大変です。

また、じぃじとばぁばも行きたいだろうから、出来れば日程も合わせたほうがいいし、家族で食事をするから店も予約しなきゃ…。

と、正直ちゃんとした七五三をやろうとすると、1日であれもこれもやらなきゃと、やらなければいけないことで頭がいっぱいになってしまい、準備の段階で「もう嫌!面倒くさい!」となってしまいがちです。

 

七五三は、全部をきっちりやろうとするのではなく、『◯◯はやるけど□□はやらない』といったように、やることとやらないことを分けると、かなり面倒くさくなくなります。

 

我が家の上の子、息子の時は、5歳の時だけやりました。
(まぁだいぶ昔なので、その頃は、”男の子は5歳の時だけ”という家庭がほとんどでしたね)

春先に、新聞折り込みのチラシを見ていたら、

『七五三前撮り◯◯%OFF!』

『2組以上一緒だと更に割引!』

といった、写真館のチラシが入っていました。

“◯◯%OFF”とか、”◯割引”という謳い文句に弱い私。

以前勤めていた会社で、仲良くしていた子の子どもが、うちの子と同い年だったので、

「どう?一緒に前撮り行かない?」

と誘ってみると、

「いいね!行こ行こ!」

となり、早速予約し、いざ前撮りへ。

 

写真館へ着くと、まずは衣装決めです。

私が、

『これがいいかな?でもあれも捨てがたい!』

なんて気合いを入れて探していると、

「僕これがいい!」

と息子。

『えっ、まだ開始5分も経っていませんが…』

というくらい秒できれいな青色の羽織袴を選択していました。

私的には、深緑っぽい色のいい羽織袴があったので、そっちがいいかなぁって思ってたんですけどね。

でも、旦那さんも

「(息子が)自分で決めたんだから、それ(青色の羽織袴)でいいんじゃない」

ということで、それに決まりました。

 

扇子(せんす)を持ってパシャ。

刀を持ってパシャ。
(本当は、パシャパシャパシャパシャと、ものすごいシャッター切ってましたけどね)

 

そして最後に家族写真。

「はい皆さん、良いお顔して~」

と言われ、私と旦那さんはちょっとキリッとした顔をしたんですが、息子は扇子や刀でテンションが上がったのか、

『それが良いお顔なのか?』という、ちょっとふざけた表情に。

「じゃあ息子に合わせて私達もね♪」

ということで、家族皆でちょっとふざけた、笑顔満載の写真になりました。

 

オプションで、『秋の七五三の時に衣装を借りられる』というのもありましたが、衣装を着る、借りるのって、結構大変だし気も遣うので、この日は前撮りだけ、写真だけにしました。

 

そして11月の七五三。

神社へは、家にあるちょっとよそ行きの、お坊ちゃまみたいな洋服で参拝しました。

結果、これが正解でしたね。

わざわざ借りに行かなくていいし、汚しちゃいけないって気にしなくていいしと、私達親、そして子どもにとっても負担が少なく済みました。

 

と、これで息子の七五三は終了です。

息子が5歳の春先に前撮り(写真撮り)。

そして11月にお参り(と夜に家族で食事会)と、2回に分けたことで、息子の七五三は大分楽でしたね。

 

次に、我が家の下の子、娘です。

娘は3歳の時(の11月)、いとこから着物を借り、それを祖母(私の母)に着せてもらい、髪をそれなりに可愛くし、少し口紅をつけるなどのメイクをし、大変満足げな娘を連れて神社へお参りをしました。

その後、自分たちで写真を撮り、夜は家族でそれなりのごちそうを食べて終わりました。

 

はい。

そうなんです。

娘の時は、写真屋さんで前撮りをしなかったんです。

息子だけやって娘はやらなかったという、これが失敗でした…。

 

娘の3歳の七五三から1年ちょっと経った頃でしょうか、娘から

「なんでお兄ちゃんは七五三の”いい”写真があるのに私はないの?」

と。

娘は娘でちゃんと七五三の写真(自分たちで撮った写真)はあるんですよ。

でも、写真館のきれいなバックで撮ってないので、それと比べられるとどうしてもね…。

1回や2回言ってくる分には、

「◯◯(娘)も七五三の写真ちゃんとあるでしょ」

でかわせる(かわした)んですけど、女の子は恐ろしい。

事あるごとに何度も何度も何度も…。

『兄妹同じようにしないとダメなのね』

と、この時学ばせていただきました。

 

そんな娘の圧に負け、

『じゃあ今度、写真を撮りに行こう!』

となったんですが、一般的に女の子は3歳と7歳。

その時の娘は5歳。

『2年待つ?いやいや、今の娘に2年待たせるのは無理だ!』

ということで、娘が5歳の時に写真館へ行くことになりました。

 

着物を着てパシャ。

ドレスを着てパシャ。

 

娘本人は、念願が叶ったということもあり、満面の笑みで大満足!

そして、その写真を見た義母も「可愛い可愛い」と大絶賛!

娘の圧に負けて行くことになった写真館でしたが、結果、行ってよかったです♪

 

と、これで娘の七五三は終了です。

娘が3歳の11月にお参り(と夜に家族で食事会)。

そして急遽、娘が5歳の春頃に写真撮りと、こちらも2回に分けたことで、大分楽でしたね。
(本当は3歳に1回の予定でしたが…)

 

このように、七五三で、

『春は写真撮りだけ』

『秋はお参りだけ』

『お参りの時は羽織袴(着物)は借りない』

『お参りの時は両親(祖父母)は呼ばない』

『食事会は、外食ではなく、スーパー等で買ってきたものを家で皆で食べる』

『食事会、春は父方の祖父母と、秋は母方の祖父母と』

『(男の子は)3歳はやらない』

『(女の子は)7歳はやらない』

などなど、やることとやらないことを分けると、かなり面倒くさくなくなります。

 

七五三というイベントを、”やらない”or”全部きっちりやる”と、両極端に分かれるのではなく、ぜひ”良いかげん”で行って下さい。

子どもが大人になって、私達親に聞いてきた時に

「(一応)ちゃんとやったよ!(色々省いたけど…)」

と言える程度で大丈夫でと思いますよ。

まとめ

今回、この記事を書くにあたり、久しぶりにアルバムを開いて、

「そうそうこれこれ!」

と言いながらその頃を思い出し、大笑いしました。

 

嬉しくなった私が息子に話しかけたところ、

私「ホレ、可愛いよ~。見てみ~」

息子「ねぇ、そのアルバム邪魔じゃない?捨てたら?」

私「なんてこと言うの!お母さんの棺に入れてくれたらいいよ!」

息子「面倒くさい…」

と。

ま~、めっちゃ恥ずかしかったんでしょうね( ̄▽ ̄)

 

一方娘は、

「あ~、この付け髪中途半端でブサイクだわ~。でもこのドレス、好きな色だし今着てみたいな~。着物にいたっては全く覚えてない…。あ~、この頃に戻りたい!」

と。

娘は娘で散々な言いようでした( ̄  ̄;)
(息子の時は羽織袴を息子に選ばせましたが、娘の時は着物は私が選んだので、本当センスなくて m(_ _*)m )

 

とまぁこのように、正直子どもは七五三のことはほとんど覚えていません。

だからといって、七五三をやらないという選択肢はできるだけ取らないでほしいです。

七五三は、子どもの成長を感謝し、今後の健やかな成長を願い、幸せを祈るもの(行事)です。

しかしそれだけではありません。

普段、羽織袴や着物を着る機会もあまりないため、子どもが日本文化に触れられるいい機会でもあります。

そしてなにより、祖父母や私達親は、子どもの成長を感じる事ができます。

また、私にとっては、その時の写真が、今も大切な1枚となっています。

 

今はまだ、子どもたちはその頃(七五三)の写真を見て恥ずかしがっていますが、もう少し大人になり、結婚し、子どもができてという頃になると、

「お母さん!ちゃんと七五三やってくれてありがとう!写真も撮ってくれてありがとう!」

って、きっとなっていると思います(願望)

その頃には、一緒にアルバムを見て、仲良くキャッキャキャッキャ言い合えてるかと思います(さらなる願望)

 

まだまだ子どもに振り回され、ワチャワチャな慌ただしい日々を過ごされているお母さん・お父さん。

七五三は、子どもの成長に気づき、感じられる1日です。

大変なところも多々ありますが、ぜひ、七五三を楽しんで下さい。

『楽しむなんていう余裕はない!』という方は、ぜひうちのように、2日に分けるとか、やること(やらないこと)を決めるなどしてみて下さいね。

あと、「ちゃんと七五三やったよ~」っていう証拠写真じゃないですけど、写真はめっちゃ撮ってあげてくださいね♪

 

p.s.

七五三、土日は混むので、無理にでも平日に行くことを強く強くお勧めします。