置き薬・配置薬のメリットとデメリットから見る市販薬との付き合い方

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入園・入学・就職と、いろんなことがスタートする季節ですね。

新しいことが嬉しくてワクワクする一方、ドキドキと不安が心の中で見え隠れする。

私個人としては、この時期が一番切なく、そして少しセンチメンタルになります。

 

またこの時期は、いろんな初めてのことを体験する機会が多いので、心配や不安からか、突然熱が出たり、体調不良になることもしばしば。

そんな時に限って、ドラッグストアはすでに閉まっていたり、また、病院で処方された薬が手元になかったりと、困ったことってありませんか?

 

我が家の子ども達は、

「病院に行くのは嫌だ。面倒くさい」

と言って、なかなか病院に行かず、親を困らせてくれています(ーー;

そのため我が家には、ほぼほぼ病院で処方された薬が手元にありません。

 

そんな時、頼りになるのが置き薬(配置薬)です。

病院で処方される薬と比べると少し割高になりますが、突然の体調不良に対応できるのには助かります。

昔はどこの家庭にも普通に置いてあった置き薬ですが、今はホント減りましたね。

 

ということで今回は、置き薬はなんで減ったのか。

また、置き薬・配置薬のデメリットについてや、反対に、メリットから見る市販薬との付き合い方についてお話していきます。

置き薬ってなんで減ったの?置き薬・配置薬のデメリット

なぜこんなにも置き薬(配置薬)は減ってしまったのか。

一つには時代背景があります。

 

昔は”薬=病院で処方してもらうもの”でした。

しかし、我が家のように

「病院に行くのは嫌だ。面倒くさい」

というのが、きっとどこの家庭にもあったんだと思います。

そんな家庭は、とりあえず置き薬を使っていました。

 

しかし今は、あちこちにドラッグストアができ、病院に行かずとも、ドラッグストアでほとんどの薬が手軽に買えるようになりました。

そうなると、

「別に置き薬がなくても、ドラッグストアに買いに行けばいいよね」

というところから、置き薬を使う家庭はどんどん減っていきました。

 

でも正直、それ以上に置き薬の営業マンがデメリットだと私は感じています。

 

今うちが使っている置き薬の会社や、営業マンはとってもいいんですが、一時期、別の置き薬屋さんも契約していました。

しかし、そこの営業マンは、数字をあげようあげようとガツガツしていて、まめに来て新商品をどんどんアピールしてきて、ホント営業成績・自分のことしか考えてない感じが嫌でしたね。

と思ったら営業マンが変わり、今度は薬の説明もしてくれない。

と思ったらまた営業マンが変わり、今度は当然のようにアポなしでくるので、

「アポ入れてきてください」

って言ったんですが、何も変わらずアポなしで来るし、ほんと、どんどんブザー(チャイム)が苦痛になっていきましたね。

 

そんなことから、そこの置き薬屋さんを解約することにしたんですが、まぁこれもしつこい。

必ず箱・薬を返却しなきゃいけないんですが、まぁ来てくれない。

今まであれだけ来てたのに、「何があったの?」ってぐらい来てくれませんでしたね。

やっと来て、箱・薬を返す時も、しつこく置いてほしいと言われましたが、さすがにずっと上記の様な対応をされてたということもあり、継続する気にはなれませんでしたね。

 

また、今回記事を書くにあたり、

「私みたいに嫌な経験した人っているのかな?」

と思い調べてみたところ、まぁ山ほど出てきました( ̄▽ ̄;

 

置き薬がこんなにも減ったのは、時代背景だけでなく、置き薬の会社・営業マンにも問題があると、実体験から私はそう思いました。

置き薬・配置薬のメリットから見る市販薬との付き合い方

その、嫌な経験をした置き薬屋さんは置いといて、置き薬にはいいとこもあるんです。

って、いいとこがなければ、十何年も置き薬置いてませんからね。

 

置き薬のいいとこは、やっぱりいろんな薬を常備置いておけるというのがあります。

体調がいい時に、

「風邪をひいたときのため、腹痛のときのために薬を買っておこう」

なんて、なかなか思わないですよね。

 

また、

「結局薬を買ったけど、使わずに使用期限が切れちゃったら損だよね」

とも思ってしまいます。

 

頭痛・発熱・腹痛・下痢など、体調不良は突然やってきます。

その時に、わざわざ薬を買いに出かけなくてもいいというのは、非常に助かります。

また、置き薬は、使わなければ、古くなった薬は新しい薬に交換してくれるので、無駄がありません。

 

ちなみに我が家には、『目薬・虫刺されのかゆみ止め・鼻炎の薬・絆創膏・赤玉(腹痛の時)・風邪のひき始めの時の薬etc…』などが、常時置き薬箱に入っています。

我が子達は、中学になる前ぐらいから、病院に行くのを嫌がっているので、非常に助かっています。

どうしても本人的に体が辛く、耐えられなくなると

「病院連れてって…」

と本人が言い出し、病院にかかります。

さすがに病院で処方される薬は、きちんと診察をして、その時の症状・状態に合わせて出されるだけあって、あっという間に元気になりますね。

 

また、我が子達はアレルギー持ちなので、季節の変わり目などで目が痒くなった時は目薬に、鼻水が止まらない時は鼻炎の薬にいつも助けてもらってます。

でも、

「これっていいの(大丈夫なの)かな?」

とちょっと不安に思い、当院・しいの木こどもクリニックの院長に質問したところ、

「僕たちは、その都度その都度その子の症状を見て、この場合はこんな様子ですか?。この場合はこんな感じですか?。と、親御さんに詳しくお聞きし、薬を処方するので、置き薬を悪いとは言わないけど、置き薬・市販薬は、どうしても定型的(かゆいときにとか、鼻水が出る時にとか)になってしまう。でも、そのかゆさはどんなかゆさでどこからきてるのかとか、その鼻水はどんな時に出て、どんな色の鼻水が出てるのかとか、実際に見て薬を出しているわけじゃないから、効く時と効かない時が出てくる。定型的に当てはまる場合は置き薬・市販薬を使用するのは全然いいけど、当てはまらない場合・イレギュラーな場合はいっぱいある。特に子どもが小さい時は、イレギュラーな場合が多いので、できるだけ病院に行って診てもらったほうがいい。大きくなるとイレギュラーが少なくなるので、多くの場合、置き薬・市販薬で対応してもいいかもね」

という回答をいただきました。

 

私的にすごくわかりやすく、納得のいく回答でした(^^)

 

うちは上の子はもう高校生。

病院に行けばお金がかかる年齢なので、今後はますます置き薬に頼る機会が増えるかもしれません。

 

他に置き薬のいいとことしては、子どもが小さい頃は、紙風船やゴムの風船をくれましたね。

今は、ドリンクとかゼリーとかをおねだり(?)してもらっています。

この、プチおまけがちょっと嬉しいんですよね(^^)

 

あと、やっぱり会社や営業の方ですかね。

その方との相性もあるかもしれませんが、うちは17年ほどのお付き合いです。

その間引っ越しもしましたが、引っ越してからもこちらから連絡先をお伝えして継続したほどです。

 

もちろん、突然訪問してくるのではなく、ちゃんと電話でアポをとって、都合のいい日を確認してから訪問してくれます。

また、長い付き合いになると、置いてくれる薬も、”その家庭用の置き薬の箱”になってくるので、どんどん便利になってきます。

 

このように置き薬は、結構便利でメリットもあります。

しかし、私もクリニックで働いているからか、やっぱり一番は、病院を受診して、医師の処方を受け、薬を処方してもらったほうがいいと思いました。

ある程度子どもが大きくなったら、それはそれでありかもと思いますが、子どもが小さいうちは、やはり病院を受診したほうがいいと思います。

 

患児(子ども)が夜中に突然熱が出て、とりあえず一晩様子を見ようと思った時、

「子どもが少しでも楽になるなら…」

という思いから、親の判断で、重い病気・いつもと違う状態でないなら、置き薬で対処して、しっかり休息が取れるようにしてあげるのも良いと思います。

でも、ちゃんと次の日に病院を受診してくださいね。

 

このように置き薬(配置薬)は、常に使用するのではなく、時と場合によって使い分け、上手に付き合っていくことが大切ですね。

【授乳中にのむ風邪薬や頭痛薬の赤ちゃんへの影響は?】

まとめ

先日、患者様と先生の間で、このような会話がありました。

「旅行に行くので、ちょっと多めに薬をください」

「すいません。病院で出す薬は、きちんと診察をして、その時の症状・状態を見て、必要な薬を組み合わせて出しています。同じ風邪をひいていても、4日後、5日後には状態は変わってくる場合が多々あります。その場合、違う薬が必要、または、不要な薬が出てくる可能性があります。そのため、その都度、薬の組み合わせを変えながらお薬を出す必要があるんです。

「旅行先で様子が変わった時に、その薬をずっと続けて飲んで大丈夫・良くなるというわけじゃないんです。様態が悪くなって(変わって)、違う薬が必要になる場合や、症状によっては入院が必要になる可能性もあります。症状が続いたり変化した場合は、旅行先でも病院に行ったほうがいいです。1週間前の症状を診て処方された薬を飲むというのは、子どもにとって大変リスクが大きいんです。そのため、多めに薬をお出しするということは、基本的にはしていません。そういったリスク、危険性を理解した上で、多めに薬を欲しいというのであれば、お出ししますが…」

この会話を聞き、薬についてちょっといろいろと考え、我が家が長年置き薬を置いているということもあり、置き薬(市販薬)についての記事を書くことにしました。

 

我が家は昔、団地に住んでいたので、とにかくいろんな営業マンが来てました。

でも偶然(?)、会社自体もしっかりしていて、しかも、相性の良い営業の方が訪ねてこられたので、これからもその方が担当の間は続けていくと思います。

 

ホント、置き薬の営業マンっていい話を聞かないけど、それが嘘のようです。

薬についてしっかり説明してくれ、優しいしゃべり口調で、薬の交換と使用分のチェックをして、変な売りつけは一切せず、

「また来ますが、何か足りなくなったら電話くださいね」

と言い、爽やかに去っていく。

なんか、当院・しいの木こどもクリニックの院長に感じが似てるのか、その人には安心して任せられます。

かかりつけ医・かかりつけ薬局のように、私にとっては”かかりつけ置き薬屋さん”って感じで信頼しています。

役割分担じゃないですが、病院・クリニック・置き薬(市販薬)と、それぞれを上手に使い分けることが大切ですね。

 

置き薬(配置薬)は、営業マンに左右される部分が大きいですが、子どもが大きくなるにつれ、市販薬とも上手に付き合っていくことも大切かもしれませんね。

【市販薬の効きがよくないのはなんで?】