オムツはずれの時期っていつ頃?やり方のコツやポイント・タイミングを紹介

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はじめての”おすわり”やはじめての”はいはい”と、生後半年を過ぎる頃からは、子どもの成長が、行動からもはっきりと見て取れてくるので、ますます成長が楽しみになりますよね。

その反面、子どもの行動範囲も広がるので、ますます目が離せなくなります。

大変だけど、親としてはとっても嬉しいものです。

 

そして、ひとり歩きをするようになり、言葉をしゃべるようになりと、子どもはあっという間に成長していきます。

子どもの成長を間近で見れるのは、子育ての醍醐味なので、ぜひ、楽しんで子育てをしてくださいね。

 

そして、子どもがいろんなことを一人でできるようになってくると、

「そろそろオムツがはずれるといいなぁ」

と思うのが親の本音。

 

私には二人の子どもがいますが、歩き始めがふたりとも早かったということもあり、いざ、オムツはずれ(昔で言うトイレトレーニング)を始めようとしても、失敗ばかりで大変でした。

「やっぱりまだ無理か…」

と、何回も諦めました。

 

そんな私の経験が少しでもお役に立てばということで今回は、オムツはずれの時期はいつ頃なのか。

また、オムツはずれのやり方のコツやポイント、タイミングについてお話していきます。

オムツはずれの時期っていつ頃?やり方のコツやポイント・タイミング

 

オムツはずれの時期っていつ頃?

オムツはずれの時期は、現在、2歳半~3歳半が平均的です。

だからといって、2歳半~3歳半にオムツがはずれないといけないというわけではありません

 

成長の度合いは、子どもによって様々です。

2歳になる前にオムツが外れる子もいれば、4歳でオムツが外れない子もいます。

 

「うちの子、いつになったらオムツがはずれるんだろう」

「うちの子、オムツはずれがよそ(平均)より遅いけど大丈夫かしら」

と言って悩まないでくださいね。

 

オムツはずれは、ママが焦らずにゆっくりと進めることが大切です。

ママだけが先に手を出して急かしたりしても、子どもが動かなければ何も進まないので、落ち着いてオムツはずれをしてあげてください。

 

ちなみにうちの場合、娘は2歳になる前からオムツはずれを開始して、2歳半ぐらいで取れました。

でも、はじめての子だったということもあり、オムツはずれはめちゃくちゃ大変でした。

何回もトイレに座らせては失敗の繰り返し…。

また、イヤイヤの時期と重なり、なかなか座ってくれなくて、おまるのミニーマウスなど、おもちゃでなんとか紛らわせてました。

今、大きくなった娘にその話をすると

「恥ずかしいからやめて(ーー; 」

と、一喝されてしまいますが、母親の私としては、大変だったけど今となってはいい思い出です。

 

また、息子は、2歳半ぐらいからオムツはずれを開始して、3歳ぐらいで取れました。

娘で苦戦した甲斐(?)もあり、息子の時はすんなりいきましたね。

でも、男の子なので、おしっこがどうやって出るのかが、母親の私には??で、

「大丈夫かな?上手にできるかな?」

と、かなり心配しました。

そのため、ちゃんとおしっこが出たかどうかを確認するため、息子がおしっこをする時は聞き耳を立てたり、おしっこが終わったらトイレを確認したりしてましたよ。

 

このように、うちの場合でも娘は2歳半、息子は3歳と、おむつはずれの時期は違います。

また、娘はめちゃくちゃ大変だったけど、息子は全然大変じゃないと、その大変さも違います。

 

もう一度いいますが、何歳ではずれないといけないということはありません

いつまでにはずれないといけないということはありません

子どもの成長を見て、オムツはずれをしてくださいね。

焦らなくても、いずれはオムツがはずれる時期がきますから。

オムツはずれのやり方のコツやポイント・タイミング

とは言っても、親としてはなるべく早くオムツはずれをしたいもの。

ということで、オムツはずれのやり方のコツやポイント、タイミングについてお話していきますね。

 

まずは、しっかりと歩けるようになって、簡単な言葉が喋れる頃がいいですね。

それより早くオムツはずれを始めてもいいですが、多分、親も子もストレスが溜まると思います。

「ママ。しっこ」

など、簡単な言葉・単語が喋れて、おしっこをした後に教えてくれる頃は、子どもも理解できる、理解しやすいのでいい頃ですよ。

 

そして次は、2時間や3時間など、時間を決めてトイレやおまるに座らせてください

また、たまにお出かけする前や、おやつを食べる前などに

「おしっこいこうね」

と、声をかけたり、トイレやおまるに座らせてください。

 

毎回毎回

「ママ。しっこ」

と、ちゃんと言ってくれればいいですが、そうでない時もあります。

そうなるのと

「ん?今おしっこしたいのかな?」

と、毎日ずっと見ていないといけなくなるので、時間を決めてトイレやおまるに座らせてください

 

でも、“だからといって毎回ちゃんとトイレやおまるでしてくれないのが子ども”です。

 

私も、一日の生活の中で、時間を見ながらトイレやおまるに座らせました。

朝起きた時に座らせ、食後に座らせと、区切りよくというか、タイミングよくやらせようと思っていても、途中でイヤイヤと降りてしまうこともしばしばでした。

「そっか。今はおしっこしたくないんだ」

と、その時は思ったんですが、その数分後。

息子が遊んでいたと思ったら、急にフリーズ(固まった)。

 

 

 

( ̄□ ̄;ハッ

 

 

 

「オ、オムツでやっちゃったのね…」

 

 

 

と、何度も失敗(おもらし)したことを覚えています。

 

その時は、

「あっ!またやった (ーー;」

と、思わず声が出て叱りそうになるんですが、そこは我慢です。
(ちなみに私は、我慢できずに何度も叱っちゃいました ヾ(_ _*)ハンセイ)

 

「出ちゃったね。次からはトイレでしようね」

と言い、その後、上手にできたら

「すごいね。ちゃんと出来たね」

と、褒めてあげると、子どもは嬉しくなり、オムツはずれもスムーズにいきます。

 

もっと詳しく言うと、とにかく”細かくほめる“のが大切です。

おむつはずれの目的は、最終的にトイレでおしっこやうんこをすることです。

しかし、トイレでおしっこをするということは、一見、一つの動作に見えがちですが、いろんな動作があります

少し、動作のイヤイヤを例にあげると

■「トイレ行こっか」と言ったが、その場にうずくまり動かない。
■トイレの前までは行くが、トイレの中に入らない。
■トイレには入ったが、便座を見て固まる(動かない)
■便座の上に乗ったが、早々と降りようとする。
■5分頑張ったが出ないので、トイレから出ようとする。

などなど、もっと細かくあげるとキリがないですが、このように、子どもにとってトイレでおしっこをするということは、とてもいろんな動作をしなければいけないんです。

その、ひとつひとつの動作を、とにかく細かくほめてあげてください。

 

例えば、トイレの中には入らなかったが、素直にトイレの前まで歩いてきた時は、

「この間までは、ここまで来るのが嫌だったのに、偉いね♪来れるようになったね」

とか。

 

また、便座一つとっても、子どものおしりの大きさに比べて便座って大きいですよね。

穴があってなんだか落ちそうで、正直怖いと思うんです。

そう考えると、トイレには入ったけど便座を見て固まる(動かない)子どもに対して、

「今日はトイレに入れたね♪頑張ったね」

と、トイレの中に入れたこと、便座を見に来るところまで来れたことに対してほめてあげることって、とっても大切だと思うんです。

 

また、おしっこは出なかったけど、便座に座れた時は、

「やったね♪今日は座れたね。今度はおしっこしようね」

など、とにかくひとつひとつの動作を細かく分けて、ポジティブにほめてあげてください。

この、とにかく細かく細かく褒めてテンションを下げないというのが、オムツはずれには大切です。

 

当院・しいの木こどもクリニックの院長先生が、失敗談を話してくれたので、了解を得て少し紹介させていただきますと、先生の家でのオムツはずれでは、おしっこは比較的うまくいったそうです。

しかし、うんこがあまりうまくいかず、先生が

「あ~、出なかったか~」

と、思わず3回ほど言ってしまい、その後、かなりの長期間トイレ(うんこ)に行かなくなってしまったと言っていました。

 

その時の子どもと先生のやり取りがこちら

 

子ども「パパ、トイレ」

先生「トイレ行く?うんこ出そう?行こ行こ♪」(めっちゃテンション高め)

 

・・・

 

・・・

 

トイレ失敗…

 

・・・

 

先生「あ~、出なかったか~」(テンション低め)

子ども「・・・」

 

子どもにとっては”トイレに行ったけど出なかった”という、失敗感が自分の中であった。

にもかかわらず、追い打ちをかけるかのようにパパのテンションが下がったのを見て

「あっ、自分でトイレ失敗してるってわかってるのにパパがそんな反応するんなら、今度からはもうオムツでします(子どもの気持ち)」

こうなってしまったんですね。

 

子どもは親のテンションの違いをよ~く見ています。

今回の先生もそうなんですが、決して叱ってはいません。

しかし、叱っていないから大丈夫というわけじゃないんですね。

 

先生は子どもの態度(反応)を見て

「あ~、しまった。そういうことだよね」

と、気づいたんですが、時すでに遅し。

先生はその失敗から、

「オムツはずれは、”叱らず・出来たことを細かくオーバーアクションで褒める・テンションを下げない”を大切にしてください」

と、診察と一緒に相談された親御さんにお伝えしています。

 

子どもは褒めてもらえると

「もっと褒めてもらいたい!もっと頑張ろう!」

って思います。

反対に

「褒めてもらえないなら頑張らなくていっか」

とも思ってしまいます。

 

私達大人も褒めてもらえると嬉しくなり、頑張ろうって思いますよね。

子どもも同じです。

“とにかく細かく細かく褒めてテンションを下げない”

おむつはずれにはこれが一番大切です。

【入園前におむつが外れてなくても大丈夫?】

まとめ

今回、当院・しいの木こどもクリニックにかかられている患者様から

「オムツを取れるタイミングってありますか?いつ頃に取れますか?」

という質問を受けたということもあり、この記事を書くことにしました。

 

昔は”トイレトレーニング”と言っていたものが、今は”オムツはずれ”という言葉に変化してきました。

トレーニングという言葉がついていると、ママさんたちが”頑張らなきゃ”と力が入ってしまいがちなため、リラックスして始められるように”オムツはずれ”などに呼び名が変化してきているんです。

それぐらい、オムツはずれに対して、ママさんたちは頑張っている、頑張んなきゃって思っているということなんです。

 

でも、オムツがはずれる時期は、本当に子どものやる気次第なので、ママさんはあまり無理しないでくださいね。

ママだけのペース、子どもだけのペースじゃなく、ママと子どものペースでゆっくり始めてください

 

また、子どもの体調も見ながら、悪い時は無理せずに休憩させて、楽しくやっていけるようにしてあげてください。

オムツはずれの時期は、よそ(平均)の年齢にとらわれず、個人差があるということを頭において、気長にやるのが本当に大切ですよ。

 

当院・しいの木こどもクリニックには、子育て経験が豊富なスタッフがたくさんいますので、受診の際、お気軽にご相談くださいね。

【健診で言葉が遅いって言われたけど、なにが問題なの?】