赤ちゃんに日焼け止めって使ってもいいの?日焼け止め以外の対策って?

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ここ最近、だいぶ暑くなってきましたね。

天気もいいと、赤ちゃんと一緒にお散歩に行ったり、外遊びに行ったりと、外出することも多くなってくるんじゃないでしょうか?

 

当院・しいの木こどもクリニックでも、

「赤ちゃんに日焼け止めって使ってもいいんですか?」

と、質問を受けることが増えてきました。

 

昔は『夏の季節は、子どもは日焼けするもの!』という風潮でしたけど、最近は紫外線による影響もよく耳にするということもあり、大人・子どもを問わず『日焼け!?とんでもない!』って感じですよね。

 

余談ですが、私が子どもの頃は、水着の日焼け跡がくっきりしている方が、なんだか”夏休みにすごく遊んだ!”っていう気がして喜んでましたね。

でも今、お肌のことを思うと、恐ろしい考えですね(笑)

 

ということで今回は、赤ちゃんに日焼け止めは使ってもいいのか。

また、日焼け止め以外の対策についてもお話していきますね。

赤ちゃんに日焼け止めって使ってもいいの?日焼け止め以外の対策って?

 

赤ちゃんに日焼け止めって使ってもいいの?

当院・しいの木こどもクリニックとしては、赤ちゃんに日焼け止めの使用はあまりおすすめしません

理由としては、赤ちゃんのお肌は大人と比べてとっても敏感だからです。

お肌に良いはずの保湿剤でも、合わなくてかぶれてしまったというお子さんもいました。

日焼け止めも、”肌に優しい”、”低刺激”、”アレルギーテスト済”など色々書いてはありますが、全てのお子さんに合う日焼け止めっていうのはないと思います。

できれば、後でお伝えする日焼け止め以外の対策をしてもらった方がいいかなと思います。

 

でも、上の子と一緒に外に遊びに行ったり、用事の時に外出したりなど、日焼け止めを使わなくちゃいけない時もあるかもしれないですよね。

そういう時は、太ももの裏などに日焼け止めを数日塗ってみて、赤くなったりかぶれたりしないか試してから他の場所にも使うようにしてくださいね。

1日目は大丈夫でも、2日続けて使うとかぶれる、なんてこともありますからね。

赤ちゃんによって、日焼け止めの合う・合わないがあるので、気をつけて選んでくださいね。

 

また、ランキングや口コミなどで評判の良いものが必ず合うとは限りませんので、それだけを信用して買うということはやめてくださいね。

 

あと、ずっとお肌に日焼け止めが残っているのも皮膚トラブルの原因になることもあるので、日焼け止めを使った時は、帰ってきたらまずシャワーなどで日焼け止めを落としたほうがいいですね。

その後は、普段保湿剤などを使っているのであれば、しっかりケアしてあげましょう。

日焼け止め以外の対策は?

日焼け止めを使わない対策としては、単純に日光を避けることです。

『なーんだ、そんな簡単なことなの?』と思われたかもしれませんが、実はこれが意外と難しいんです。

代表的なものをいくつかまとめてみました。

■ベビーカーに乗っている時には日除けをつける

元々ベビーカーに日除けがついている場合も多いですが、小さいものだと、赤ちゃんの顔くらいまでしか日差しが防げなかったりしますよね。

最近は、ベビーカー全体を覆えるサイズの日除けが売っていたりもするので、そういう物を使うというのもいいですね。

■抱っこの時はママが日傘を差す

短時間の外出だと、抱っこで出かけることもあるかと思いますが、そんな短時間でも日焼けしちゃうこともあるんです。

わずかな時間でも注意したいですね。

これは、ママの日焼け対策もできて、一石二鳥ですよ♪

■帽子をかぶる

自分で歩けるようになると、歩きたがって、なかなかベビーカーに乗ってくれなかったりもしますよね。

そんな時は帽子を活用しましょう。

つばの広い物の方が、紫外線を多くカットできるのでおすすめです。

ただ、子どもは汗っかきなので、通気性のいいもの、熱がこもりにくいものを選ぶようにしましょう。

でも、いきなり帽子をかぶらせようとしても嫌がってしまうと思うので、小さい時から帽子をかぶる習慣をつけておくといいですね。

■長袖・長ズボンの服を着せる

あまり厚手のものだと、汗をかいたり、熱がこもってしまったりして、あせも等のトラブルになりかねません。

薄手で通気性のいい服を選びましょう。

『あまり着させすぎると熱中症が心配』という場合は、半袖の上にパーカーやケープ、ポンチョなどを着せて調節するという方法もありますよ。

■紫外線の強い時間帯を避ける

午前10時~午後2時の間は、特に紫外線が強いと言われていますので、この時間帯を避けてお出かけをしましょう。

お散歩なども、朝や夕方の涼しい時間帯の方が気持ちがいいですよ。

どうしても紫外線の強い時間帯に外出しないといけない時は、他の日焼け対策をしたり、外にいる時間が長くならないようにしたりしましょう。

 

どうでしたか。

知らなかったということはなかったと思いますが、出来ていないことってありませんでしたか。

そうなんです。

日光を避けるって言葉で聞くと簡単そうなんですが、いざやろうとするとこれがまた意外と難しいんですよね。

全部が全部無理してやろうとせず、出来る範囲で対策してくださいね。

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まとめ

長時間日光にあたっていると、日焼けや紫外線によるトラブルが起こることもあります。

しかし、全く日光に当たらないというのも、健康や発育によくないとも言われています。

日光に当たること、当たらないこと、それぞれにメリット・デメリットがあるので、あまり過敏になりすぎないようにしましょう。

 

また、日焼け対策や、日焼け止めの使用についても、”絶対こうしてください!というわけではない”ので、できる範囲で、それぞれのご家庭に合わせて日焼け対策をしてくださいね。

 

暑い季節は、日焼け以外にもお肌のトラブルが起こりやすい時期です。

困ったり、ちょっと疑問・不安に思った時は、かかりつけ医を受診してご相談ください。

よっぽど専門的な治療が必要な場合以外は、皮膚のことも、小児科で相談して頂いて大丈夫ですからね。

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