子どもの靴選びって見た目だけではダメ?靴選びの重要性とポイントを紹介

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『ついこの間までつかまり立ちしてたと思ったらもう普通に歩いてる。子どもの成長ってホント早い』

そう感じている方がほとんどではないでしょうか。

特に子どもが小さい頃は、体の成長も早く感じます。

というか実際早いです。

そのため洋服選びも大変です。

 

また、洋服選びと同じくらい大変なのが、子どもの靴選びです。

あっという間に足のサイズが大きくなるので、気づいたときにはきつくなっていて、サイズが合っていないまま履いていたという経験はないでしょうか?

私が保育士の時、靴のサイズが合っていないお子さんが意外と多かったのを覚えています。

靴のサイズが合っていないと、歩くのが苦痛になってしまうので、子どもはお散歩するのが嫌になってしまいます。

じゃあ、どういう靴を選べば子どもが気持ちよく歩けるのか。

今回は、子どもの靴選びの重要性と、靴選びのポイントについてご紹介していきます。

子どもの靴選びは見た目だけではダメ!?靴選びの重要性とそのポイント!

子どもの靴選びの重要性

子どもだけのことではないですが、足の指をよく使い、正しく歩くことで、足は血液を押し上げるポンプのような役目を果たしてくれます。

そのことで、全身の血の巡りが良くなり、心臓の働きを助けるということで、足は第二の心臓とも呼ばれています。

 

しかし、靴のサイズが合っていないと、足の形が変形してしまったり、姿勢が悪くなってしまったりと、様々な影響が出てしまいます。

それぐらい子どもの靴選びは重要なんです。

 

『子どもの足(靴のサイズ)はすぐに大きくなるから、大きめのサイズを買っておこう♪』

と、考えがちではないでしょうか?

 

また、子どもの靴のサイズって、買うときには念入りに何センチか見るけど、1度履いてしまうと、その後、定期的にサイズが合っているかどうかって、なかなかチェック出来なかったり、チェックし忘れたりしますよね。

洋服の場合だと、見た目でパッと分かるし、大きめのサイズでもこれといって問題はありません。

しかし靴の場合、子どもが歩行をし始めて、歩くことが楽しい時期では、足の骨がまだ柔らかかったりするので、靴のサイズが合っていないと、足が変形してしまうなんてこともあります。

 

私が保育士の時にも、子どもに靴を履かせる時、『う~ん、この子、なかなか靴に足が入らないなぁ』と思い、よ~く見ると、靴に足が入ったときには、つま先が曲がっていたという時がありました。

そのことをお母さんに伝えると

「えーっ!!この間買ったばかりなのに~」

と、すごいびっくりされていました。

 

子どもの成長ってホント早いです。

いつの間にか子どもの靴が小さくなっている(足が大きくなっている)ことに気づかない親御さんも多々いらっしゃいます。

大変だとは思いますが、低年齢のお子さんは、自分で足が痛いとかきついとか言えないので、こまめにチェックしてあげてください。

子どもの靴選びのポイント

それでは、子どもの靴選びのポイントをいくつかご紹介していきます。

 

子どもは足の指で地面をつかむようにして歩くので、靴の中で指を動かせることが大切です。

そのため、靴の中で指が自由に動かせるよう、つま先が広いタイプがおすすめです。

また、甲の部分がマジックテープなどで調整ができ、フィットしているものを選ぶのがポイントです。

マジックテープをつけたり外したりすることは、子どもの手指活動にもなりますからね。

 

また、靴が足のサイズに合っていないと、靴の中で足が滑ってしまったり、足が圧迫されて正しい位置に力が入らず、転倒にも繋がります。

そのため、靴の中で足が滑ってしまったりしないよう、かかと周りがしっかりしているものがおすすめです。

また、指の付け根部分で靴底が曲がるもの、簡単に言うと、吸収性・クッション性があるものを選ぶのもポイントです。

 

あとは、子どもはあっちこっちと走り回って汗をかきやすいので、通気性のいいものを。

そして、子どもは汚れるなんてことは気にしないので、洗えるもの・洗いやすいものを選ぶといいですね。

あと、子どもが気に入っているけどブカブカな靴の場合、中敷きを入れて調整するというのもありです。
(本当はサイズが合っているのがベストですけどね)

 

クロッグ(クロックス)を履いているお子さんも多いかと思いますが、クロッグは1・2歳児でも簡単に履きやすいので、親子ともに楽でいいですよね。

でも、かかと周りがしっかりしていなかったり、マジックテープで調整ができないため、脱げやすかったりします。

 

私が保育士の時、保育園での散歩中に、1歳児の子のクロッグが片方だけ脱げ、道に置き去りに…。

1歳児なので、

「靴脱げた~」

と言えず、片足だけ素足で少し歩き、すぐに保育士が気づき、その場で拾って履かせましたが、サイズが大きかったということもあり、何度も脱げていました。

その時に、『これだと、きっと歩くことや走ることを楽しめないだろうなぁ』と思ったのを覚えています。

 

子どもが「自分で!!」という時期では、子どもが簡単に靴が履けると、我々大人が待つ時間は確かに減ります。

しかし、私が保育士の時、保護者の方に、

「足に合った靴を選ぶことで、心も体も開放して思いっきり体を動かすことができるので、子どもに合った靴を選んであげてください」

と、よく伝えていました。

それぐらい靴選びって大切なんです。

 

かといって、決してクロッグがダメというわけではありません。

時と場所によって、履く靴を使い分けるということが、子どもにとってとっても大切なんです。

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まとめ

お子さんと靴を買いに行くと、かわいかったり、かっこいい靴がとてもたくさんあると思います。

子どもは当然、見た目で

「これがいい!あれがいい!」

と選ぶと思います。

その時に、今回の子どもの靴選びの重要性やポイントを思い出していただけたらと思います。

 

子どもの靴選びは、見た目だけで選んではダメです。

子どもと一緒に、子どもに合った靴を選ぶことで、これからのお出かけが、きっと数倍楽しくなりますよ。

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