大型のショッピングセンターやショッピングモールで
「迷子のお知らせです」
っていう放送、よく聞きますよね。
でも、放送を聞かないだけで、近所の小さいスーパーでも、結構”プチ迷子”になっている子どもと、叫んでいる親御さんをよく見かけ、また、個人的には4・5歳ぐらいの子どもが多いように感じます。
『なんでこんなに小さいスーパーで迷子になるんだろう?』と思うかもしれませんが、大人にとっては小さいスーパーでも、4・5歳ぐらいの子どもからしてみたら大きなスーパーです。
それがさらに大きなショッピングセンターやショッピングモールになってくると、子どもが迷子になるのも無理ありません。
え~、恥ずかしながら私も迷子の経験があります(^^;
私だけかなと思い、知人にも聞いてみたら、ちゃんと(?)子どもの頃に迷子になっていました。
ちなみに、院長先生もしっかりと(?)、子どもの頃に迷子になっていました♪
意外と迷子経験者、多いのかもしれませんね。
迷子は未然に防げるのが一番ですが、なかなか100%防ぐというのは難しいものです。
そのため、子どもと一緒にスーパーやショッピングセンター・ショッピングモールに出かける時は、“迷子になることを想定した対策を”することが大切です。
ということで今回は、4・5歳ぐらいの子どもがスーパーで迷子になっても、私達親が慌てないための、事前の迷子対策についてお話していきます。
子どもとスーパーに出かけるときの事前の迷子対策
子どもと一緒にスーパーやショッピングセンター・ショッピングモールに出かけるときは、万が一、子どもが迷子になってしまっても慌てないように、事前にいくつか迷子対策をしていくと少しは安心出来ます。
まずは、子どもに特徴のあるもの(服装)を身につけさせておくことです。
特徴のあるもの(服装)といっても、キラキラのスパンコールのようなものではなく、何かポイントとなるようなキャラクター柄の服や、明るい色の靴などを身につけるということです。
あっ、もちろん、キラキラのスパンコールでも大丈夫ですよ♪
実際に子どもが迷子になった時、それを目印に探せますし、あと、迷子の放送でもそれを伝えてもらえます。
ただ、そのポイントを、親は忘れないようにしてくださいね。
『私、覚えていられない…』という方は、”出かける前に子どもの写メを撮っておく”というのもいいかもしれませんね。
また、こどもにネームタグを身に着けさせるというのもありです。
『いやいや個人情報が…』と思われた方。
別にネームタグには、きちんと本名や住所を書かなければいけないという決まりはありません。
親がわかること・親だけが分かる内容を書いて子どもに身に着けさせるというのもありだと思いますよ。
次に、スーパーやショッピングセンターで、子どもが行きそうな場所をチェックしておくことです。
スーパーだったら『お菓子コーナー』、ショッピングセンターだったら『ゲームコーナー』『おもちゃ売り場』、あと『絵本コーナー』ぐらいでしょうか。
ペットショップがあったり、なにかイベントをやっていたらそこも要チェックです。
そこは、子どもの性格・趣味嗜好から『うちの子、間違いなくここへ行きそう(ーー; 』っていうのがなんとなくわかるかと思います。
あと、4・5歳ぐらいの子どもの場合は、事前に、”迷子になった時の約束”をしておくことです。
例えば、
■迷子になっても動き回らない
■迷子になったら大きな声を出す
■迷子になったらお店の人(制服を着てる人)に自分の名前と迷子になったことを伝える
など、事前に子どもと、”迷子になった時の約束”をしておくといいですね。
というのも、私は子どもの時、動物園で大好きな動物に夢中になっていたら、母親と一緒に来ていた姉妹を見失い、迷子になってしまったんですね。
私はパニック状態になり、慌ててあっちこっちと走り回り、ますます迷子になってしまいました。
そして、クスンクスンと泣きながら歩いていたら、園内のスタッフの人が
「どうしたの?」
って声をかけ、助けてくれました。
その後、迷子の放送で母親が駆けつけ、私はホッと一安心。
多分、私以上に母親はホッとしたと思います。
(あとでめちゃくちゃ怒られたのは言うまでも…(ーー; )
と、このように、子どもは夢中になると周りが見えなくなります。
また、4・5歳ぐらいになってくると、私のように、大声で叫んだり、大声で泣いたりという行動をとらない子も出てきます。
そして、『お母さんを自分で探す』という行動をとり、結果見つからず、園内のスタッフ(店員さん)にお世話になるという結果になりがちです。
子どもは、大人と比べ視野が狭いため、『お母さん(お父さん)についていってたと思ったら違う人だった』という場合もよくあります。
(知人も院長先生もこのパターンでした)
その場合も、子どもは『お母さんがいない!迷子になっちゃった!』とパニック状態になり、お母さんを探しにとにかく動き回る・走り回ります。
もちろんお母さんも『子どもがいない!』と、子どもを探しに動き回ります。
その結果、逆にどんどん離れてしまうということになりがちです。
子どもが4・5歳ぐらい、それ以上の場合は、『迷子になっても動き回らない』『迷子になったら大きな声を出す』『迷子になったらお店の人に伝える』など、事前に子どもと、”迷子になった時の約束”をしておくことが大切です。
まとめ
つい先日、当クリニックで、
「○○くんのお母さん、こんにちは。今日どうしたの?○○くん風邪ひいた?」
「そうなの。下の子の風邪がうつっちゃったみたいで。 ・・・。 ・・・。」
と、少し話をしていたら
「あれ?あれ?○○どこいった?」
と、ちょっとお母さんが目を離した間に子どもがいなくなっていました。
「○○~~」
とお母さんが呼ぶと、
「は~い」
と元気な返事が返ってきて、その子は、空いていた待合室のTVでアニメを見ていました。
このように、大きな病院だけではなく、クリニックでもプチ迷子になるということがあったので、今回は迷子についての記事を書くことにしました。
目を離したのはほんの一瞬ですが、ほんの一瞬で子どもはフッとどこかへ行ってしまいます。
2・3歳児は、何もわからずただ動き回り・歩き回る。
4・5歳児ぐらいになってくると、好奇心も旺盛なので、周りを見ずに一直線で目的のところへ猛ダッシュ。
そういったところから、やはりある程度の距離を動き回れる、4・5歳ぐらいの子に比較的迷子は多いようです。
小さなスーパーやお店などでは、比較的迷子にならず、また、迷子になってもすぐ見つかるケースがほとんどです。
しかし、遊園地や動物園、駅や街中などになってくると、迷子になってもすぐに見つかるという保証はどこにもありません。
『うちは大丈夫』『うちの子に限って』と思ってらっしゃる方も多いかとは思いますが、ホント、迷子はいつどこでなるかわかりません。
『出かけるときだけ子どもに携帯をもたせる』『出かける場所や、子どもの年齢によっては迷子ひも(ハーネス)をつける』など、その他にも迷子対策は色々とあります。
保険と同じで、万が一を事前に考える・準備することによって、外出先でも安心して行動・楽しむことができます。
子どもと一緒に出かける時は、”子どもが迷子になることを想定した対策”、ぜひ心がけてくださいね。