溶連菌とはどんな病気でどんな症状が出るの?検査方法や治療方法を紹介

この記事は約5分で読めます。

『溶連菌』って言葉は、お子さまがいるお父さん・お母さん達は、耳にしたことがある人もたくさんいると思います。

しかし、初めて聞くお父さん・お母さんも少なくないのではないでしょうか。

 

また、

「溶連菌という言葉は聞いたことがあるけど、実際どんな病気で、どんな症状が出るの?」

とか、

「検査方法や治療方法ってどんなことするんだろう?」

など、結構知らないことって多いんじゃないでしょうか。

 

実際私も、医療従事者として病院で働いていましたが、小児科で働き始めるまで、溶連菌って言葉を聞いたことがありませんでした。

 

保育園や幼稚園、学校で流行ってるって聞いたことはあるけど、どんな病気かよく知らないなというお父さん・お母さん。

私と同じように、初めて聞くお父さん・お母さんのために、今回は溶連菌のことについてお話していきたいと思います。

溶連菌ってどんな病気?どんな症状が出るの?検査方法や治療方法を紹介

 

溶連菌とはどんな病気?どんな症状が出るの?

では、溶連菌とは一体どんな病気なのか。

また、どんな症状が出るのかについてお話していきますね。

 

溶連菌とは、正式には”A群β溶血性連鎖球菌”という菌によって起こる、”溶連菌感染症”のことです。

 

潜伏期間は大体2~5日で、喉が真っ赤になり、喉の痛みが主な症状です。

その他に、発熱、体や手足に細かく赤い発疹が出たり、舌にイチゴのようなぶつぶつが出ることもあります。

 

でも、全ての症状が皆に出るわけではありませんので、1つでも気になる症状があれば、お医者さんにしっかり診察してもらうことが大切です。

 

普段よくかかるウイルス性の風邪と違い、咳があまり出ないことも特徴の1つです。

 

でも普段、喘息などで咳が出やすいお子さまもいますよね。

クリニックにも喘息のお子さまが多く来院されます。

とくにそういったお子さまは、なかなかお家で判断することが難しいと思いますので、普段の様子をよく知ってくれているかかりつけの先生に、しっかり診ていただくといいですね。

溶連菌の検査ってどんなことをするの?

溶連菌って言葉自体あまり聞いたことがないのに、検査方法なんていったらもっと分かんないですよね。

溶連菌の検査は、問診、先生の診察をした上で、可能性があれば検査を行います

 

検査は専用の綿棒とキットを使い、綿棒を喉の奥にこすりつけて、検体を採ります

だいたい10分前後で反応が出ますので、その場で溶連菌かどうかがわかります。

しかし、短い期間に溶連菌を繰り返している場合、詳しい検査が必要になることがあります。

その場合は、検査の方法は一緒ですが、結果が出るまで数日から1週間くらいかかることもあります。

 

私も一度、溶連菌の検査をしたことがありますが、思わず先生の手をふりほどいてしまいました(^^;

今でも時々、検査をしたお子さまに、先生が

「この看護師さんはね~、手をふりほどいてきたんだよ~」

とネタにされます(ーー;

 

大人でも少し苦しい検査ではありますが、お子さまにとって大切な必要な検査です。

頑張って検査したお子さまは、いっぱい褒めてあげましょうね。

溶連菌感染症の治療方法ってどんなことをするの?

溶連菌感染症って聞くと、どんな治療をするんだろうってドキドキしてしまいますよね。

溶連菌は、抗生物質がよく効く病気で、10日から14日分のお薬が処方されます

1、2日もすれば、お熱もさがり、喉の痛みもやわらいできます

 

そのため

「熱が下がったので、薬を飲むのをやめました」

なんてことを、周りやネットニュースでたまに見聞きします。

 

溶連菌は、抗生物質がすぐに、そしてよく効くため、自分の体の中で抗体(溶連菌と闘うための自分の免疫力)を作る前に病気が良くなります。

そうすると、薬を途中でやめてしまうことで、溶連菌がぶり返してしまうことがあります。

また、溶連菌にかかると、リウマチ熱や、急性糸球体腎炎になってしまう合併症もあります。

そのリスクを減らすためにも、処方された抗生物質は、最後までしっかり飲みきるようにしましょう。

【抗生剤とはどんな薬?】

まとめ

溶連菌について、大切なポイントを絞ってお話しました。

治療の中でもお話しましたが、溶連菌にかかると、急性糸球体腎炎になってしまうリスクがあります。

早いと3週間後から、遅いと2・3か月後から発症する可能性があります。

もし、溶連菌にかかった後で、顔や足にむくみが出てきたり、尿の混濁や血尿などが気になったときは受診してください。

 

あと、働くお父さんお母さん、保育園や幼稚園、学校に行くのを楽しみにしているお子さまにとっては、保育園、幼稚園、学校にはいつから行けるかなってところも気になりますよね。

 

溶連菌は、お薬がよく効きます。

そのため、お薬を飲み始めて24時間経てば、人にうつしてしまう力も弱くなりますので、お薬を飲み始めた日と翌日はお休みです。

翌々日からはお熱が下がり、元気になれば通園、通学できますよ!

 

また、溶連菌は大人の人もかかります。

お父さんお母さんも、喉が痛いなと思ったら溶連菌の可能性もあるため、お仕事や子育てに忙しいとは思いますが、そのまま様子をみるのではなく、一度内科を受診しましょう。

その時は、子どもが溶連菌だったということを伝えていただくと、診断の手がかりになりますので、ぜひ伝えてくださいね。

 

溶連菌感染症は、お薬を最後まで飲みきって、むくみや尿などの異常がないことを確認して、ようやく溶連菌の治療、その後の経過も一段落といった流れになります。

少し長いなと感じるかもしれませんが、子どもの健康を守るために一緒に頑張りましょうね。

 

かかりつけのクリニックの先生、そしてスタッフも、一緒に子どもの成長・健康を見守りたいと思っています。

何か心配なことがあれば、かかりつけのクリニックに相談してくださいね。

【子どもに薬を無理やり飲ませるのはNG!】