子どもって好奇心旺盛で、なんにでもすぐに興味を持ちますよね。
でも、好奇心旺盛なのはいいんですが、ちょっと目を離した間に、何も知らずに危険なものを触ろうとする・触ってしまうということもあります。
うちも娘が小さい頃、私が料理を作っている時に、ちょっと娘から目を離した間に、娘が炊飯器の蒸気口から出る白い湯気に手を伸ばしていたということがありました。
その時は触ろうとしたまさにその瞬間に気づくことができたので、やけどにはいたりませんでしたが、ヒヤリとしたことは今でも忘れられません。
そんな子どもの”やけど”なんですが、皆さん『やけどをしたら冷やす』ということは知っていても、”どうやって冷やす”とか”どれぐらいの時間冷やす”とか、その具体的な冷やし方については意外と皆さん知らないようです。
子どもがやけどをしてしまった時はどうしても慌ててしまうので、事前に正しい対処法・具体的な冷やし方を知っておくと、いざという時に慌てずにすみます。
ということで今回は、子どもがやけどをした時の正しい対処法・具体的な冷やし方についてお話していきます。
子どもがやけどをした時の具体的な冷やし方と正しい対処法
子どもがやけどをした時の正しい対処法・具体的な冷やし方
子どもがやけどをした時の対処法は、とにかくすぐに患部を冷やすということが大切です。
特に、小さいお子さんの皮膚は薄いので、患部を冷やすことで痛みが和らぎ、また、皮膚の奥・皮膚深部へ熱が伝わってしまうことを防ぎます。
そして、服の上からお湯を浴びるなどしてやけどをしてしまった場合は、服を脱がさず、服の上から冷やします。
服を脱がすということよりも、とにかく早く冷やすということが優先です。
そして、
■患部に水道水を当て続ける(水圧は弱く)
■患部に清潔なタオルで包んだ氷・氷嚢(ひょうのう)を当てる(患部に押し付けない)
■患部に濡らしたガーゼを当てる(濡らした清潔なタオルでもOK)[こちらも患部に押し付けない]』
などの方法で冷やしていきます。
ちなみに、市販されている『冷却シート』は、やけどの冷却用には使用できませんのでご注意ください。
冷やす時間は痛みがなくなるのを目途に、最低15分~30分くらい冷やします。
患部を氷や氷嚢(ひょうのう)で冷やすと、5分も経たずに子どもが、痛いより冷たいと言ってくる場合がありますので、その場合はそこで冷やすのをやめるのではなく、水道水や濡らしたガーゼで冷やすようにしてください。
以上が子どもがやけどをした時の対処法・具体的な冷やし方です。
私自身、子どもの頃に軽いやけどをしたことがあるんですが、とにかくすぐに患部をよく冷やしてもらっていました。
そして、よっぽど長時間冷やされていたのか『長いな~。これ、一体いつ終わるんだろう?』と思った記憶があります(^^;
しかし今回、長時間冷やすことの大切さを改めて知り、私がやけどをした時にちゃんと正しく対処してくれた親に感謝ですm(_ _*)m。
しか~し!
患部を冷やしたその後、正しくない処理もされていました。
はい。
庭に生えていたアロエを母に貼ってもらっていました(´・ω・`)
やけどにいいからということで、私はアロエの気持ち悪いぬるぬるを我慢していましたが、アロエはやけどには効きません!
お、お母さん… ((“○( ̄ ̄ ̄∇ ̄ ̄ ̄メ)プルプル…
今はネットでいろんな情報をすぐに調べられるから大丈夫だとは思いますが、民間療法は極力しないようにしましょう。
そしてここからは、やけどがどの程度だったら病院を緊急受診する・しないの基準についてご紹介していきます。
【病院を緊急受診する】
■やけどの範囲が広い
■やけどした部分に水ぶくれが出来ている(腫れている)
■薬品などでやけどをした場合
【診察時間にクリニックを受診する】
■やけどの範囲が狭い(指先など)
■やけどした部分に水ぶくれが見当たらない
軽度のやけどの場合、『これぐらいだったらクリニックを受診するまでは…』と思いがちですが、感染症の防止、また、対処によっては傷跡が残ってしまうこともありますので、軽度のやけどでも一度クリニックを受診されることをおすすめします。
また、『やけどに効く薬』で調べると、いろんな市販薬が出てきますが、『うちの子のこの症状に効果があるかどうか』ということは、はっきりとはわかりません。
男の子はもちろん、特に女の子は、やけどの跡が残ってしまわないか、親としてとても心配ですよね、
『やけどをした時は、とにかくすぐによく冷やして、病院を受診する』と、やっぱりこれが1番だと思います。
受診をためらい、『もっと早く受診しておけばよかった…』と後々ならないよう、やけどをした時は早めに受診しましょう。
まとめ
これからの季節、乾燥しやすい季節になるので、各ご家庭で加湿器を使用されることもあるかと思います。
熱い湯気が出ないタイプもありますが、多くのご家庭で、湯気が出るタイプの加湿器を使用されているのではないでしょうか。
子どもが何も知らずに加湿器の蒸気に触れてしまい、やけどをしてしまうという事故が毎年のように起きています。
もちろん、子どもが危険なものに触れないように未然に防ぐことが1番ですが、子どもの興味関心・行動力は半端ないです(ーー;
そんな万が一、子どもがやけどをしてしまった時に慌てないよう対処してもらえたらと思い、今回この記事を書くことにしました。
とにかくやけどをしてしまった時には患部をよく冷やすこと。
そして、早めに病院を受診することが大切です。