さっき寝かせたばっかりなのに、またぐずってる。
『おっぱいを飲ませてから寝かせたし、オムツもきれい。なにが原因かしら?』と、ため息をつき、頭を抱えたこと、皆さんも一度は経験ありませんか?
でも、赤ちゃんにも、何かしらの理由があってぐずっているんですよね。
そこで今回は、赤ちゃんのぐずりの原因やその対策について。
また、気になるぐずりはいつまで続き、いつになったらしなくなるのかなどについてお話していきます。
赤ちゃんのぐずりの原因って?どんな対策があるの?ぐずりっていつまで続くの?
赤ちゃんのぐずりの原因やその対策は?
「どうして、ずっとぐずっているの?」
赤ちゃんがしゃべれたらいいのにと、わかってあげられない自分にイラッとすることありますよね。
赤ちゃんがぐずってなく原因は様々あるんです。
それに、原因がひとつとも限らないんです。
はじめのうちは、ひとつひとつ確認してみて、ぐずっている原因をみつけていきましょう。
そのうち、赤ちゃんと一緒にいる時間の経過と共に、ぐずる時間や状況などから、赤ちゃんの気持ちがわかってきますよ。
おなかがすいた、眠い、おむつや服が気持ち悪いなどの他に、どんな原因や対策があるのか、私の経験も踏まえてご紹介していきます。
授乳
母乳育児の場合、赤ちゃんが飲みたいと欲していても、満足するまで飲めていないということがあります。
「あれ?表情がいつもと違う」
「いつもよりゴクゴク飲んでないな」
と、おっぱいを飲んでいる時の赤ちゃんの反応からわかることもありますよ。
実は、お母さんの体調によって、おっぱいの出が違ったりするんです。
疲れがたまっていたり、風邪気味の時など食欲があまりないことが多いですよね。
私も双子を出産した時、育児に追われ、疲れで食べれないことがありました。
徐々におっぱいの出も悪くなり、赤ちゃんはおなかが満たされず、ぐずりが増え悪循環に。
今振り返ると、もっと自分の食事を大事に考えればよかったなぁと思います。
授乳中は授乳していない女性に比べ、より多くのカロリーを消費します。
ゆっくり食事をすることは難しいかもしれませんが、自分の食事は二の次ではなく、赤ちゃんのお世話と同じように、お母さんが食べることにも重きを置いてくださいね。
また、お母さんの食べたものでおっぱいの味がいつもと違うということもあるんですよ。
香辛料などを多く含んだ食品を食べると影響が出やすいと言われていますが、こちらは参考程度に軽く考えてください。
無性に食べたくなる時だって絶対あります。
私もありました。
おっぱいの出がよくなるからと言われても、毎日同じ食事を続けることはストレスなのと同じように、食べたいものをずっと我慢することもストレスですよね。
お母さんが何を食べようと、全然気にしないで、飲んでくれる赤ちゃんもいます。
長い授乳生活です。
「今日のおっぱいは、おいしくなかったかな。ごめんね…笑 ちょっと我慢して飲んでね。」くらいの気持ちで受け止め、今後の参考にしましょう。
排便
おむつはきれいでも、うんちが出たくておなかが気持ち悪いといったこともあります。
赤ちゃんの排便スタイルをきちんと把握しておくことで、
「そろそろうんちがしたい時間かしら?」
また、
「昨日うんちしてないから、便秘気味で苦しいのかしら?」
と、赤ちゃんの気持ちがわかってきますよ。
はじめのうちはカレンダーや手帳に排便の時間や回数をメモしておくのもいいですね。
不安
お母さんの姿が見えず、不安になりぐずることも少なくありません。
赤ちゃんのそばを離れる際は、
「○○するから待っててね。」
と、理由を説明してあげましょう。
赤ちゃんがぐずることなく待っていてくれた時は、
「お母さん、助かっちゃった!いい子で待っていてくれてありがとう!」
という気持ちを赤ちゃんにちゃんと表現してあげてくださいね。
日常の繰り返しの流れの中で赤ちゃんも学習し、
「お母さんはすぐ戻ってくる。待っててあげよ。」
と、ぐずることがだんだん減ってきますよ。
体調不良
体調不良を赤ちゃんは、ぐずることで表現します。
「いつもは、抱き上げるとすぐ機嫌がよくなるけど、ぐずってばっかり。どうしたのかしら?」
少しすると、熱が出てきて
「やっぱり、具合が悪かったんだ!」
なんてことも、よくあることです。
お母さんの“いつもと違うな”と感じるぐずりは、赤ちゃんの体調不良を察しているんですね。
甘え
一番多いぐずりは、お母さんに抱っこして欲しい・相手して欲しいと甘えたい時のぐずりだと思います。
大好きなお母さんとの時間を共有したいんですね。
家事をしながら、上の子の相手をしながらと、赤ちゃんの育児はほんと大変ですよね。
お母さんの一日は目まぐるしく、タイムリーにこなしていかなきゃいけないことがいっぱいです。
私も
「全然、家のことが進まないじゃん!」
と思うことが多々ありました。
でも、お母さんの気持ちを赤ちゃんは敏感に感じ取るんです。
赤ちゃんが、“肩の力を抜く一息おく時間をくれた”と思って、一緒に外の風を浴びたり、音楽を聞いてみたりと。
今は、赤ちゃんの気持ちに合わせて、赤ちゃんとの時間を楽しみましょう。
そうすることで、自然と赤ちゃんの気持ちも落ち着き、勝手に寝てくれたりもしますよ。
ぐずりはいつまで続き、いつになったらしなくなるの?
眠い時などにもよくぐずることが多い、赤ちゃん。
まとめてなかなか寝てくれない。
抱っこしてれば寝てくれるのに、布団に寝かせたらぐずり出す。
いつまでこんな感じなの?と思うこと、ありますよね。
1+1=2のようにはっきりとした答えがあり、先がみえると、お母さんたちの気持ちの持ちようも少し違うはずです。
でも、ご存知の通り、いつまでという明確な答えはないんです。
いくらかわいい我が子とはいえ、お母さんの疲れやストレスはピークに達することだって!!
我が家の4人目の男の子もよく手がかかりました。
お母さん方のお気持ち、よくわかります。
でも、ある日突然、
「あれ?最近まとめて寝る時間が長くなってる」
「動けるようになってから、あまりぐずらなくなった」
などと、ふと気が付くと最近育児が楽になったかもと思える日が必ずきますよ!
あんなに手のかかる我が子でしたが、今では眠くなると
「ねんね」
と言って寝室に私を連れて行きます。
そして、横になった我が子のおしりを数回トントンするだけで、彼は爆睡(笑)
あの頃を振り返ると、“私、よく頑張ったわ。”と自画自賛してしまいます(^^;
時には、自分の頑張りを褒めることも大切なことです。
今、頑張っているお母さん!
そう遠くない近い未来に、いい思い出になりますよ。
まとめ
「どうして、うちの子はよくぐずるのかしら?」
私たちだけではなく、世代を超えたお母さん特有の悩みのひとつですね。
赤ちゃんはぐずることで、何かしらのサインを出しています。
よくぐずる赤ちゃんは、お母さんにわかって欲しいサインをたくさん出してくれているんです。
そう考えると、“ぐずる=大変”というなんとなくある負のイメージから脱して、少し前向きな気持ちで赤ちゃんと接することができるかもしれませんね。
考え方を変えてみるのもひとつの手ですが、お母さんがいっぱいいっぱいになる前に手抜きや息抜き、愚痴を言ったりすることも、とても大切です。
いつも自分のことは後回し、優先順位が低くなってしまうお母さん。
育児の最中は、お母さんが「ふーっ」と肩の力を抜ける時間を意識的に作ることも、赤ちゃんにとっても大切なことなんですよ。
ひとりで抱え込まず、周りの方に思い切って色々、甘えてみてくださいね。
また、不安なことがあれば、病気が原因でぐずることもありますので、遠慮なく受診しご相談くださいね。