日焼け後の対応や対処法って?子どもは対処を誤ると”とびひ”になるかも!?

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皆さん、日焼け止め対策はしっかりとされていますか?

季節的に夏になれば、『陽射しに注意して日焼けに気をつけなければいけない!』という気持ちになりますが、問題は夏意外の季節です。

夏前の5・6月とか、残暑が厳しい9・10月は十分気をつけると思うんですが、それ以外の月も気をつけなければいけません。

今は、3・4月の春ぐらいでも

「今日は夏のような強い陽射しのため、紫外線に注意が必要です」

と天気予報で言うぐらい陽射しが強く、また、気温も高くなります。

 

先日私も、久しぶりにくっきりとした日焼けをしてしまいました。

ガッツリ日焼けは久しぶりだったということもあり、対処・対応で、かなりバタバタしてしまいました。

私のように、日焼け止めの対策は詳しいが、日焼けしてしまった後の対処・対応って、意外と知らない人も多いんじゃないでしょうか?

 

そこで今回は、うっかり日焼けしてしまった後の対応・対処法についてお話していきます。

日焼け後の対応や対処法って?

私がくっきり日焼けをしたのは、4月の初旬でした。

息子が、家康行列の子ども武者に選ばれたため、その勇姿を見るために家族で見に行きました。

季節は4月の初旬だったということもあり、『まだ陽射しはそこまで強くないだろうから、日焼け対策は必要ないかな』と思い、日焼け対策をせずに、1日中外に出ていました。

日焼け対策をせずにと書きましたが、顔は常に出ているので顔には日焼け止めを塗り、上もちゃんと長袖を着ていました。

ただ、その長袖は、肩から背中上部がやや出る形の長袖でした…。

 

『4月の初旬だから、そんなに暑くないだろう』と思っていたんですが、実際1日中外にいると、思っていたよりも暑く、また陽射しも厳しかったため、できる限り日陰から日陰へと移動しつつ、息子の勇姿を撮影しながら見ていました。

その後帰宅し、テレビを見ていたら、

「今日は紫外線が強かったですね~」

なんてことを天気予報で言っていました。

『そうだったんだ。そういえば今日暑かったもんなぁ』とは思いましたが、その後、シャワーを浴びてもなんともなかったため、この後、悲劇に襲われるなんて、その時は夢にも思っていませんでした…。

 

翌日、肩から背中に若干違和感があったんですが、『まぁ、昨日1日中外にいたから、疲れが出たのかな』と思い、特に気にすることなく、そのまま過ごしていました。

そしてその夜、髪の毛を洗おうと、シャワーをかけたその時!

 

「ギャーーーーー!」

 

肩から背中にかけてビリビリと痛みが走り、思わず叫んでしまいました。

 

はい。

私、日焼けをしていました。

 

お風呂を出た後に鏡で確認すると、昨日、服から出ていた部分がきれいに真っ赤に染まっていました。

ホント、高校生以来の何十年かぶりのくっきり日焼けでした。

いつも日焼け対策をしているので、ここまで真っ赤になった日焼けに対して、どのように対応したら良いかわからずオロオロ…。

夜だから、時間的に皮膚科もやっていないし…。

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

『そうだ!今はネットがあるじゃない!』

ということで、早速ネットで調べました。

 

すると、(私が見た)サイトでは、

「日焼けは火傷と同じだから、まずは冷やさないといけない」

「そして、冷やしてから保湿剤を塗ること」

といったことが書かれていました。

 

『う~ん、日焼けしたのは昨日だし、丸1日以上経ってるのに今更冷やすのはどうなんだろう?』と思い、保湿のみを行いました。

しかし、痛みはひくどころか徐々に増し、服が擦れるだけでも痛い状態に。

その日は悶絶しながら眠りにつきました。

 

そして翌日。

痛みがひいていることを期待しながら起きましたが、昨日とあまり変わらず…。

そのため、当院の先生に相談し、軽いステロイドを処方してもらいました。

その、軽いステロイド塗布を4~5日ほど続けたところ、無事、痛みも赤みも消失しました。

 

その後、日焼けについて、よくよく詳しく違うサイトも調べてみると、

「それでも(冷やして保湿をしても)症状が和らいでこない場合は病院を受診」

「症状次第では、一度早めに受診する方がいい」

と、“冷やして保湿”以外の事が書かれていました。

 

また、

「子どもの場合は日焼けでいつも以上の肌トラブルになる可能性がある」

「(特に乳幼児は皮脂腺が未発達のため)皮膚がダメージを受けると、『掻く→トラブル→刺激→痒み増す→皮膚めくれ→剥がす→色素沈着・皮膚ムラ』という負の連鎖となります」

ともありました。

そうなってくる(皮膚に傷ができる、皮膚のバリア機能がなくなる)と、体内に菌が入り込み、『とびひ』につながってしまいかねません。

(子どもの)日焼けって『まぁ、冷やして保湿しておけば問題ないでしょ』って思いがちですが、この負のループや病気(とびひ)のことを考えると、一度早めに皮膚科を受診することをお勧めします。

 

これらを見て私が思ったことは、日焼け後の対応や対処法に限らずですが、サイトによっては情報が抜けている、足りないということです。

今はネットで調べると、ありとあらゆる情報を得ることができます。

しかし、誤った情報や古い情報、また、今回のように情報が薄かったり、足りなかったりする記事が検索上位にくる場合も多々あります。

今回の日焼けに限らずですが、基本、病気や怪我の対応・対処法については、クリニック・病院を受診し、医師に聞くのがベストです。

しかし、どうしても受診できないという場合は、せめて、クリニック・病院のホームページを参考にすることを強くお勧めします。

まとめ

実際今回、私は看護師でありながら、日焼けの対応・対処法についてネットで調べ、それでも症状が軽減しなかった為、医師に相談すると言う形になりました。

私は、クリニックで働いているため、すぐに医師へ相談するという対応ができ、ステロイドを処方してもらうという対処もできました(それでも遅かったですが…)

しかし、“対応・対処法について、ネットの情報で全て済ませている(解決している)”という方も多くみえるのではないでしょうか。

というか、私がそうなので…。

 

また、今回私が見た、”冷やして保湿”だけが載っているサイトではなく、しっかりと『一度病院を受診』と記載してあるにも関わらず、『しばらく冷やして保湿しておけば治る』という部分だけを切り取ってしまっている方もいるのではないでしょうか。

昨今”キリトリ”という言葉をよく見聞きしますが、今回のこの情報も誤って切り取ってしまうと、早く治るものも治らなくなってしまいます。

 

特に小さい子どもは、自分から上手に言えないこともあります。

そのため、普段の子どもの言動と比較して、

『ん?なんかちょっといつもと違うような…』と感じたら、今回の日焼けに限らずですが、一度早めにクリニックを受診することをおすすめします。

 

『これぐらいなら大丈夫でしょ』と、親が勝手に自己判断してしまうと、場合によっては症状が長引き、それによって、子どもの世話が大変になってしまうということも多々あります。

選択肢としては、

『子どもをクリニックへ連れて行くのが大変だから行かない!』

ではなく、

『子どもをクリニックへ連れて行かなかったら、病気が長引いて家で大変になるから、一度早めに連れて行く』

という選択をすることをお勧めします。

 

 

p.s.

今回、家康行列に参加した息子は、子ども武者ということもあり、着物に袴などしっかりと保護された格好だったため、一切日焼けはせず、日焼けをしたのは家族で私一人でした(泣)