世の中には、博物館や美術館といった様々な”〇〇館”があり、またあちらこちらで”〇〇展”といった展覧会が開催されています。
我が家、うちの子どもたちは、比較的多くの展覧会へ行ったのではないかなぁと思っています。
というのも私たち夫婦(親)が、博物館や美術館、また展覧会が好きということもあり、そこへ子どもたちを一緒に連れて行ったからです。
結果、感受性が豊かな子どもに育ちましたが、その時は、”自分たち(夫婦)が楽しむ!”の方が強かったかもしれません。
そこで今回は、小さい子どもと一緒に博物館や展覧会へ行くことの大切さについてお話していきます。
子どもの感受性を高めるためにも一緒に博物館や展覧会へ!
今は、ネットで簡単に催し物を調べることが出来るので、親子で楽しめそうな博物館、展覧会を選ぶと失敗は少ないと思います。
また、旅行や遊びに行った先で、”◯◯ミュージアム”という名前の施設を良く見かけるかと思います。
「う~ん、なんかわからんけど入っちゃえ!」
と、思い切って入ると、たまに当たりの施設もあるので、思い切りも大事です!
(外れることも多いのは言うまでも…)
私は、小学4年生の時に、母親と一緒に大きなデパートで特設展示された『山下清』という画家のちぎり紙細工の絵を見に行ったんですが、その時の衝撃と感動は今も忘れられません。
それぐらい私の中で大切な思い出であり、そこへ連れて行ってくれた母に感謝しています。
また、旦那さんも小さい頃から展覧会などへ絵を見に行っていたようで、夫婦ともども博物館や美術館、展覧会へ行くのは好きな方でした。
そんなこともあり、そういった場所へ小さい子どもを連れて行くのにあまり抵抗がなかった私たち夫婦。
『子ども達も楽しく、何か感じられるものがあれば!』
という名目で、旦那さん好みの展覧会へ、しょっちゅう出かけていました。
特に展覧会は、期間限定で、その期間を逃してしまうともう見ることができないため、様々な◯◯展へ子どもたちを連れて行ってましたね。
最初は、『まだ小さい(3歳~5歳)からそう感じることなんてない』って思ってましたが、子どもって、案外ちゃんと見てるし、色々感じ取っていて、時に私たち親も目からウロコな感想を言ってきて、そのたびに驚かされていましたね。
あと、美術館とか博物館って、なんとなく『静かにしなければいけない場所』というイメージを持たれている方もいるんじゃないでしょうか。
そのため、『そういった場所に小さい子どもを連れて行くのはちょっと…』と思っている親御さんも少なくないと思います。
実際に私もそうでした。
でもほとんどが、そんなに静かにしなくてもいい…というか、めちゃくちゃ騒がなければ問題ないので、ぜひ子どもと一緒に出かけてみてください。
うちの場合、正直小さい子どもたちを連れて行って苦労したという記憶がありません。
子どもが幼稚園児の頃は、手をつないで一緒に見たりとか、混んでいる所では遠くから見たりとか、抱っこをせがまれたら抱っこをしたり、子どもが行きたい所があればそこへ優先的に行ってみたりしながら、自分たちの見たい物もしっかり見てましたね。
しかし、定期的な休憩はかなり大事です!
大体の所では休憩スペースがあるので、そこで水分を摂ったり、1口サイズのおやつを食べさせたりと、子どもが
「疲れた~。お腹空いた~」
となる前に休憩を取ることが大事です。
あと、子どもが見て感じたことは、まずは共感してください。
時に、『えっ!?』と驚くような感想や、『う~ん、それは…』と思うような感想を言うこともありますが、出来る限り否定はしないであげてください。
見え方、感じ方は人それぞれ、十人十色です。
正解は、あるようでありません。
正解は、その子その子の中にあるものなので、親の固定概念を押し付けないように注意してください。
子どもが、見て触れて感じたことを尊重することって、とっても大切なことです。
まとめ
先日、息子と娘に、
「小さい頃、博物館とか展覧会とか行ったけど、記憶ってある?どんな印象が残ってる?」
と聞いたところ、
息子:「竹島水族館内にあった、世界一周をしたヨットの内装の展示!」
娘:「いわさきちひろ展!(人がいっぱいいた!)」
という返事が…。
「えっ!そこ!?」
と、親としてちょっとがっかりしましたが、二人とも、他人の痛みをわかってくれる感受性の豊かな子に育ってくれたので、その時は皆で笑って過ごしました。
今はパソコンやスマホなどで、いろんな物、自分の好きなものをいつでも見ることができます。
それを否定はしませんが、やはり生、リアルでそれらを見聞きし、また触れることってとっても大切だと思います。
五感、また感受性を刺激しに、ぜひ博物館や美術館、展覧会へ足を運んでみてください。