小児科とはどんなところ?大体何歳まで?大人が行ってもいいの?

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当たり前のように目や耳にする小児科。

皆さん小児科って『病気を診てくれるところ』ということはご存知だと思います。

でもそれだけじゃないんです。

小児科は、子どもが健康に、そして、大きく育っていくためのお手伝いはもちろん、ママの不安や心配を解消する様々なお手伝いをしています。

 

今回は、小児科とは何をしてくれるところなのか。

また、小児科って大体何歳ぐらいまで行っていいのか。

そして、小児科は大人が行ってもいいのかなど、小児科についてのちょっとした疑問等についてお話していきます。

小児科はどんなところ?大体何歳まで?大人が行っても大丈夫?

 

小児科とはどんなところ?

大人の場合、「耳が痛いなぁ」という場合は耳鼻科。

「背中や腰が痛いなぁ」という場合は整形外科というように、痛む箇所や症状によって○○科というのを自分で考え判断し選択します。

 

しかし、子どもの場合はまず小児科を受診してください

言わずもがな、小児科医はこども医療のスペシャリストです。

まずは小児科で診てもらい、そこで専門医にかかったほうがいいかどうかの判断を、小児科医にしてもらうということが大切です。

 

そして、上記の様に明らかに『○○が痛い』とか、『熱がある』という場合なら、クリニックに行かなくちゃって思いますが、ちょっとした心配ごとや相談したいという場合は、ちょっと迷ってしまいますよね。

 

初めての赤ちゃんが生まれたその日から、突然お母さんになる『新米ママ』さん。

24時間初めての子育てに向き合う中で、様々な不安が出てきます。

■顔のぶつぶつがどんどん増えてくるけど大丈夫かな?

■お尻が真っ赤になってきた!!

■3日もうんちがでないのはやっぱりおかしいの?

■おっぱい、ほんとに出てるのかな?足りてるのかわからないなぁ。

■夜泣きがひどくて赤ちゃんはいつ寝てるの?こんなに寝ないなんて、どこか悪いんじゃ?

 

などなど、不安や悩み事をあげればきりがありません。

でも、このような小さな心配事や相談での受診も大丈夫です。

 

新米ママさんは赤ちゃんの予防接種の時に、初めて小児科にお越しになることが多く、その時についでに色々聞こうという方が結構おみえです。

しかし、予防接種の時間は、先生も看護師も忙しい場合が多いので、じっくり色々と話を聞きたい時は、予防接種のついでではなく、ちゃんとした診察で受診することをおすすめします。

子どもの病気とかかりつけ医の大切さ

子どもの病気は大人とは違います。

大人を小さくしたのが子どもではないんですね。

症状が急変したり、迅速な対応がされないと、ありふれた病気でも命を落とすことがあるんです。

 

逆に、目を見張る回復力で元気になることも子どもならではなんです。

また、年齢によって、同じ病気でも原因や症状の出方に違いがあったりします。

そして、季節に大きく左右されるのも、子どもの病気の特徴ですね。

そういう子どもの病気の特徴を考えると、かかりつけ医を決めることはとても大事になってきます。

 

基本、診察・予防接種(ワクチン)・健診は、出来る限り同じところでやりましょう。

そのことで、お子さんの体質や特徴を、先生も詳しく知ることができ、一人一人によりあった診断や処方ができるようになります

 

子どもの場合、病気によっては成長により、長く経過を見ていくことも大切になってきます。

その為、しっかりとかかりつけ医を決め、子どもが大人になるまでの長い期間付き合える、信頼できるかかりつけ小児科を選びたいですね。

【いいクリニックやいい医師の選び方って?】

小児科は大体何歳まで?大人が行ってもいいの?

「うちの子、ここ(小児科)には何歳まで連れてきていいんですか?」

という質問もたまに受けます。

 

小児科は、基本的には中学生くらいまでとなっていますが、だからといって高校生以上は小児科にかかってはいけないというわけではありません

特に、小さい頃から喘息やてんかんなどの慢性疾患がある場合は、成人になっても小児科で診てもらうという事もあります

 

あと、小児科が基本的に14歳までという理由は、15歳から大人と同じ薬の量を飲むことが出来るようになるからです。

薬のパッケージに書いてある『15歳以上は1回3錠』とか書いてあるあれのことですね。

 

また、そういった理由とは別に、

「普通に大人が行ってもいいんですか?」

という質問をされる方もみえます。

 

結論としては『小児科へ大人が行ってもいい』のですが、あくまでも小児科は子どもだけ・子どもに多くみられる病気を専門にしています。

そして、内科は大人を専門に診ています。

そう考えると、やはり大人は小児科ではなく、内科に行ったほうが安心できると思いますよ。

まとめ

小児科とは、病気を診るだけのところではありません。

離乳食など、子どもの食事の事で悩んでいたら相談してください。

予防接種の事でわからないことがあったら相談してください。

うちの子、他の子と比べて成長が遅くないかな?と、心配になったら相談してください。

 

「小児科へ相談に行ったら、子どもに病気がうつりそう…」

という心配な方のために、当院・しいの木こどもクリニックでは、”完全個室待合”にしています。

手前味噌ではありますが、こういった感染対策をしっかりしている、安心して相談できる小児科がどんどん増えていってくれることを、私たちスタッフも、同じママとして願ってます。

 

『小さな不安を大きな笑顔へ。子育てを楽しむ明日へ一歩前進』。

ママが毎日笑顔で子育てができる様にお手伝いするのも小児科の役割の一つです。

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