1歳未満のインフルエンザ予防接種って必要?効果ってあるの?感染対策が重要!

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当院・しいの木こどもクリニックでは、お子さんの未来も考えた関わりを大切にし、正しい情報の提供を心掛けています。

生後6ヶ月から接種できるインフルエンザ予防接種。

免疫機能が未熟な1歳未満で、インフルエンザの予防接種をすることは必要なのか・必要じゃないのか。

また、効果はあるのか。

そして、インフルエンザにならないためにはとくにかく感染対策が必要なので、その感染対策についてお話していきます。

1歳未満のインフルエンザ予防接種って必要?感染対策が重要!

 

1歳未満のインフルエンザ予防接種って必要?効果ってあるの?

当院・しいの木こどもクリニックでは、適切な時期に早期に予防接種を行ってもらえるよう、予防接種のご案内、そして『ワクチンスケジュール』を立てさせていただいております。

ワクチンの間隔、抗体面・流行状況などの環境面も考慮した優先順位、ひとりひとりのお子さんの置かれている状況の中から、ママさん達のお考えに合ったプランの提供を心掛けています。

その際、組み込んだスケジュールをお伝えするだけではなく、どうしてそのプランが最善と思われるのか、きちんと理由もお伝えしています。

 

その取り組みを始めてもうすぐ6年。(2019年8月現在だともうすぐ8年です)

その甲斐もあって、当クリニックをかかりつけ医としてくださるママさん達は、予防接種を行うことに対して、とても積極的に受け止めてくださっています。

少しずつ、ワクチンの知識がママさん達に普及していく中で、予防接種は『接種券が送られてきたからするもの』という考え方ではなく、『子どものためにするもの』『子どもにとってどうしてあげることがいいことなのか』という、お子さんに焦点をあてた考え方で物事をみているママさん達の成長に、とてもうれしく思うと共に、”私もそうでなくっちゃ。”と、気を引き締められる思いになります。

 

毎年、秋くらいになると

「インフルエンザの予防接種も打ったほうがいいですよね?」

というご相談をママさん達から受けます。

特に、その年初めて冬を迎える、1歳未満のお子さんを持つママさんによく聞かれる質問です。

 

本来の予防接種の目的、『未然に予防し、重症化を防ぐ』ということから考えると、“打ったほうがいい”と思いますよね。

お子さんが、6ヶ月以上であれば打つことに問題はありません

ただ、1歳未満のお子さんには、積極的にはおすすめしていません

 

その理由としては、免疫機能が未熟な1歳未満のお子さんは、『脳炎・脳症などの、重症化が起こりにくいと考えられている』。

また、『インフルエンザワクチンを接種しても、抗体がつきにくいことが考えられる』からです。

 

インフルエンザ予防接種の目的は、インフルエンザワクチンを接種することにより、脳炎や脳症などの重症化を予防することにあります。

脳炎・脳症などの重症化は、インフルエンザウイルスに対して、自分が持っている免疫(病気と闘う力)が過剰に働き、自分自身の正常な組織まで攻撃し、傷つけてしまうことによって起こります。

なので、免疫が未熟な1歳未満のお子さんでは、重症化が起こりにくいと考えられているのです。

 

インフルエンザワクチンは、任意接種のため、実費になります。

『重症化が起こりにくいといわれていること』

『免疫がつきにくい可能性があること』

それらを把握した上で、接種されるかどうかを選択していただければと思います。

インフルエンザはとにかく感染対策を!

インフルエンザにかかると、なんとも言えない身体のしんどさに、『もうどうにかして…』と思ってしまいます。

なるべくならしんどい思いはしたくないですよね。

更にそれが大切なお子さんとなると、尚更『子どもにそんな思いはさせたくない!』と思うのではないでしょうか。

では、インフルエンザにならないためには、一体どんな対策をすればいいのかお話していきますね。

 

インフルエンザウイルスに接触する機会がなければ、インフルエンザに感染することもありません

自分での活動範囲がまだまだ狭い1歳未満のお子さんは、特にママさん達、大人の行動によって十分予防することが可能なのです。

 

予防方法もいたって簡単です。

『普段の日常の中で、当たり前のように行っていることをきちんと実行すること』

これだけです。

 

少し具体的にお話していきますと、まずは、手洗い・うがいをきちんと行い、ママさん達大人が感染しないように気をつけること

そして、接触感染をより防ぐためにも、鼻や口に直接手が触れないよう、大人の方々がマスクを着用すること

また、インフルエンザが流行している時期に、お子さんを人混みへ連れ出すことをなるべく避けること

そして、保護者の方はもちろん、お子さんに接する周囲の方々も予防接種を行い、ご家庭にインフルエンザウイルスを持ち込まないように努めること

以上です。

 

この対策は、インフルエンザだけに限りませんよね。

もしかしたら、『え!そんな簡単なことなの?』と、思っているママさんもいるんじゃないでしょうか。

そうなんです。

何も難しいことではないんです。

 

私が中学生の息子に、

「普段からちゃんとできないことが、大事な時にちゃんとできると思う?」

とよく言ってしまうんですが、実は、私もちゃんとできていないことが多々あります(^^;

子どもや人に言うからには、自分もちゃんとしなきゃいけませんよね。

“子育てしながら、自分も育ててもらっている。”と、今更ながら強く思う今日です。

【インフルエンザかもと思った時の受診のタイミングって?】

まとめ

1歳未満のインフルエンザ予防接種について、前述した内容にご理解いただいた上での接種のご希望であれば、当クリニックでもご予約は可能です。

 

今回の件に限らず『これってどうなの?』と、疑問に思うことは、そのままにせず、受診の際、気軽にご相談ください。

私達スタッフも、子育てをしてきた経験や、診察に来られるママさん達からよく聞かれる質問をもとに、様々な取り組みを通して、少しでもママさん達のお役に立つことができるよう、日々精進していきたいと思います。

【インフルエンザにかかったら予防接種は打たなくていいの?】