保育園の夏祭りって保護者は何をするの?私(元保育士)の体験記を紹介

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もうすぐ、保育園の夏の一大イベント、『夏祭り』のシーズンですね!

保育園の夏祭りは、保育士や子どもたちだけではなく、保護者にとっても楽しみなイベントの一つですよね。

 

しかし、

「今年初めて保育園の夏祭りに参加するんです」

っていう保護者の方も多いかと思います。

 

その場合、

『保育園の夏祭りって、私達保護者は何をすればいいんだろう(何をするんだろう)』

と、親にとっても初めてのことなので、ちょっと不安だったりしませんか?

 

そこで今回は、保育園の夏祭りでの保護者の役割、何をするのかということについて、保育園によって、準備だったり、内容だったり、保護者の参加の仕方も違うとは思いますが、私(元保育士)の実際の体験談をお話していきたいと思います。

保育園の夏祭りって保護者は何をするの?

保育園の夏祭りでの保護者の役割を、少しおおまかに書き出しますと

■食材や景品の買い出し

■当日の模擬店の設営及び運営

■その他準備及び設営

といった感じです。

いずれも、今までの資料が残っているので、それを参考に、準備するもの、必要なものなど、担任と父母で考えますので安心してくださいね。

 

また、食材や景品の買い出しは、各クラスの担当の父母の方が中心で準備していました。

当日の模擬店のセッティングはというと…、完全に父母の方におまかせしていましたm(_ _*)m

2回目・3回目という方(兄弟で経験した方)も多く、初めての方を引っ張ってくれるので、皆さん素晴らしく手際が良かったですね。

 

夏祭り中は、模擬店の運営はほぼ父母が中心で、各クラス、全員の父母で時間を区切って店番をしていました。

でも、自分の子どもたちが踊る時は、他のクラスの保育士が店番のヘルプに入るという形でした。

自分の子どもが踊る姿は、後でビデオで見るだけではなく、リアルタイムでみたいですもんね♪

 

と、保護者の役割は大体これぐらいです。

もちろん、園によって、保護者のやること(役割)は多少違いますが、どこの園も、設営と(模擬店の)運営が主ということが多いと思います。

 

「そう言われても初めてのことだから何かと心配…」

という方もいらっしゃると思います。

その場合は、ホント気軽に、保育士に聞いてみてくださいね。

(私が勤めていた)保育園の夏祭りの実際の様子

では、実際に私が勤めていた保育園の夏祭りの様子を、少しご紹介していきますね。

 

私が勤めていた保育園の夏祭りは、”夏祭り”ではなく、”盆踊り大会”でした。

園庭はそんなに広くなかったので、保育園の目の前にあった、中学校のグラウンドを借りて開催していました。

そのため、結構規模は大きかったのではないかな~と、今でも思っています。

ちなみに、運動会も同じ場所で行っていました。

 

模擬店の数は、全部で10店舗!

“○○組(△歳児クラス)はかき氷”など、毎年、各年齢のクラスごとで決まっていました。

うちの模擬店の種類を紹介しますと、

■ 1歳児クラス → 飲み物

■ 2歳児クラス → おもちゃ

■ 3歳児クラス → かき氷

■ 4歳児クラス → ポップコーン

■ 5歳児クラス → ぐるぐるウインナー

■ 5歳児クラス → 焼きそば

■ 一時保育クラス → 魚釣りゲーム

プラス、地域の学童保育からの出店もあり、

■ 学童保育 → 焼き鳥

■ 学童保育 → 飲み物・スーパーボールすくい

更にプラス、給食室からも出店!

■ 給食室 → からあげ&混ぜご飯

の10店舗でした。

給食室のからあげ&混ぜご飯は、めちゃくちゃ美味しくて、すぐに完売してましたね。

 

そして、出し物ですが、うちの場合、”盆踊り大会”ということもあり、会場の中央には、ひとクラス数十名プラス担任数名が乗れるほどの広さのやぐらを設営。

高さは大体50cmぐらいなんですが、結構大きかったですね。

そのやぐらの上で、各クラス、踊りを披露します。

 

しかし、子どもが親から離れるのが、自分のクラスの番(プログラム)のちょっと前なので、特に、1歳・2歳児クラスの子どもは、涙涙の大合唱。゚(゚´Д`゚)゚。ウワァァ–ン 。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。

もちろん、全く平気な子もいますが、ほとんどの子が泣いちゃいますね~。

 

踊りは、各クラスで、子どもたちが好きな曲だったり、○○音頭、○○体操といった曲で、自分のクラスの踊りだけではなく、他のクラスの踊りも楽しめるように、毎朝、園庭に出て、1クラスずつの踊りを日替わりで、皆で踊っていました。

 

5歳児の年長さんは、”和太鼓披露”がプログラムの一番最後にあり、皆で息を合わせての真剣な姿が格好良くて、『さすが年長さん!』って感じで、毎年感動していました。

あと、年長さんの和太鼓は、伝統と言っても過言ではなく、他の子どもたちに話を聞くと、『年長さんになったら(自分たちも)やる!』と、どうやら憧れを持っているようでした。

 

当日、私達保育士と子どもたちは、皆、浴衣や甚平での参加。

抱っこされている0歳児の子も、浴衣姿や甚平姿で、と~ってもかわいい♪

また、年中・年長さんぐらいの女の子だと、帯のフリフリを、クルクル回ってポーズをとって見せてくれたりして、み~んなホントかわいいんですよ~。

その、子どもの特別な日の姿をカメラに収めようと、プロカメラマンばりにアングルを決め、指示を出し、パシャパシャと写真を撮るお父さんの姿、そして、それをちょっと引き気味で見ているお母さんの姿も風物詩でしたね(苦笑)

 

子どもたちは、美味しいものを色々と食べたり、当たったおもちゃを嬉しそうに持ってたりで、皆、ニッコニコ笑顔(^^)

父母も、数時間の盆踊り大会ではあるけれど、日頃の忙しさから離れ、親子の時間や、普段なかなか会えない、同じクラスの父母同士の交流を楽しんでいるようでした。

今回は夏祭りでしたが、子どもを中心とした、保育園の様々なイベント、ぜひ楽しんでほしいと思います。

保育園の夏祭り。

保護者は、これといった大変なこと、難しいことをするわけではないので安心してくださいね。

まとめ

私も1歳児クラスの担任をした時は、出し物(踊り)の時、涙涙の大合唱でした。

その時の担任の数は6人でしたが、私は右と左に1人ずつ、2人抱っこしてやぐらに上がりました。

親と離れたくなくて、泣いて暴れる子ども…。

暴れ方が尋常じゃないので、思わず浴衣がはだけそうに…(〃∇〃)

その経験から、次の年以降、甚平にするようにしました。

やっぱり子どもは親がだ~い好きなんだということを実感しましたね。

 

私が勤めていた保育園では、『子どもを真ん中に、父母と地域がつながっていくように…』という願いがあり、それが園の基本になっていました。

『誰かとつながっている』と思うと、勇気が湧いてきますよね。

今は様々な家庭環境がありますが、”決して一人ではない!”ということを忘れないでください。

“園”でもいいですし、私達、”地域の小児科”でもいいので、相談してくださいね。