親が子どもに先入観を持たせてしまっている!?(虫が苦手・嫌いな親御さんたち篇)

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子どもの頃って、『なんだろう?』がたくさんありましたよね。

「これはな~に?」

「どうして○○なの?」

「なんで□□なの?」

と、子どもに質問攻めされて、回答に悩まされた親御さんも多いかと思います。

もちろん私もその一人です。

 

でも私は、そんな子どもの『なんだろう?』をとても大切にしています。

子どもは、何に興味・関心を持つかわかりません。

そのため、そのきっかけを、少しでも多く作ってあげようと思いながら子育てをしています。

 

しかし、私達親が、知らず知らずに子ども達に先入観を持たせてしまっているってことあります。

今回は、虫をテーマに、子どもへの関わり方(親の接し方)や、どういったことに気をつけたのかなどについて、対象的な我が家の長男と次男を例にお話していこうと思います。

親が子どもに先入観を持たせてしまっている!?

子どもは、私達親が思っている以上に、私達親のことを見聞きしています。

(親が、)家をいつもきれいにしていると「片付けをしなきゃ!」と。

(親が、)近所の方に気さくに挨拶をしていると「挨拶しないと!」と。

(親が、)料理が好きで、いろんなものを作ってくれると「料理を作るのって楽しそう!」と。

また、陰でお父さんの悪口を言っていると、「お父さん嫌い!」と…。

 

『子は親を映す鏡』という言葉があるように、自分たち親の何気ない言動が、子どもたちに先入観を持たせてしまっているということが多々あります。

そのため、”子どもの前ではいつも完璧で!”とありたいですが、私達親も普通の人間です。

そんなことはほぼほぼ無理だと思うので、私は、”子どもの前では頑張る!(無理はせずに)”ということを心がけています。

 

私は、虫はあまり得意ではなく、特に幼虫系(プニプニと柔らかい虫系)に関しては大の苦手です。

幼虫が目の前をひょこひょこ歩いていたら、遠回りになってもいいので道を変えて避けるほど絶対的に無理なんです!

 

長男は、そんな私とは真逆で、幼稚園の年中頃から急に虫好きになりました。

そのきっかけは、幼稚園の先生でした。

その先生は虫が好きで、なんでも知っていました。

 

その先生と出会ったことがきっかけとなり、我が家の玄関には虫かごが並び、虫たちのマンションに!

ちなみに、そのうちの”玄関マンション”に入居していたのは、カブトムシ・クワガタ・カエル・ザリガニ・ヘビ・すっぽん・カメ・イモリ・クモ・スズムシ・金魚などなどと、え~、かなり賑やかでした( ̄▽ ̄;

 

それと同時に、採ってきた(採ってくる予定のものも含む)虫の種類・名前・何を食べるのかを、子どもと一緒に図鑑やインターネットで調べていました。

子どもは、私と一緒に図鑑で虫を探すことで、カタカナをスラスラ読めるようになりました♪

 

また、園の先生から、

「採って飼うのなら、きちんと餌をあげること」

「育てられないなら、生態系を壊さないように、採った場所にきちんと返すこと」

と言われていたということもあり、そこはきちんと守ってお世話していました。

 

しかし、園の先生から、

「名前も種類も分からない虫たちは採らないこと」

と言われていたんですが、そこは守れず、子どもが興味本位で採ってしまった虫も正直多々いましたね(^^;

 

そんな虫採りの中で、一番ビックリしたのは、

息子:”女郎蜘蛛”って毒ある?

私:う~ん、ないみたいね。

と、毒がないとわかった瞬間に手で捕まえて虫かごの中へ入れたときですかね(((( ;゚д゚)))アワワワワ

 

また、虫たちの餌探しも親子で必死にやりましたね。

カエルに生きているバッタを素手で…は、今でも鮮明にその映像が思い浮かびます。

 

あと、セミの羽化も、夜から朝まで子どもと一緒に見ました。

 

とまぁ、長男が虫に興味を持ったことにより、今までの私の日常生活では体験しなかった、体験出来なかったことを、子どもと一緒に体験することができました。

そして、子どもは興味があることに対して、こんなにも情熱を持つことができ、また、キラキラとした目をすることを知りました。

それと同時に、子どもの興味関心を、親が削いではいけないということも学びました。

 

え~、皆さんお忘れかもしれないので、再度お伝えしておきますが、私は虫は得意じゃありませんからね。

どちらかというと嫌いですからね。

「でも、子どものために苦手なところを見せずに頑張っている!」ということをお忘れなく!

 

それを踏まえましてうちの次男なんですが、長男とは全く真逆で、虫どころか蚊も怖いという…。

そんな中、唯一触れるのはダンゴムシ!

ダンゴムシなら私も触れます!(プニプニと柔らかくなく硬いので♪)

 

そんな、ダンゴムシしか触れないうちの次男なんですが、

「ダンゴムシしか触れないけど虫は飼いたい!」

と…( ̄- ̄;

どうやら話を聞くと、『”怖いから飼わない”ではなく、”怖くても(興味があるから)飼いたい”』とのことらしい。

 

そこで、私の心の中で葛藤が生まれました。

『長男の幼稚園の先生の教えから、飼うならばきちんと世話をしなければいけない。しかし、次男は虫が触れない。私も虫、特に幼虫系なんて絶対触れない…。でも、次男の前で親の私が、「気持ち悪い」「無理」「ギャー」って、虫に対して先入観を与えてしまうと、息子は更に虫が嫌い・苦手になってしまう。 ・・・。 ・・・。 ・・・。よし!次男の前ではそう見せない・言わないように頑張ろう!』

と、まだまだ虫は苦手・嫌いですが、次男と虫採りに行き、虫を飼うことにしました。

 

そんな小学生の次男ですが、今ではクワガタの世話が一人で出来るまで成長しました!

あっ、でもまだ直接触れないので、箸を使って触る・世話をしてるんですけどね。

でも、ダンゴムシしか触れない子どもが、一生懸命虫クワガタのお世話をしている姿は、親としても可愛らしく・愛おしいですよ♪(親バカですいません)

 

このように、子どもはいつ、何に興味・関心を持つかわかりません。

まさか、虫が怖いと言っていたうち次男が、虫に興味があるなんて微塵も思っていませんでした。

もしかしたら、次男が虫嫌い・苦手になったのは、私の虫嫌いの言動を見ていたからかもしれません。

 

子どもは、私達親が思っている以上に、私達親のことを見聞きしています。

普段の言動から、知らず知らずに私が子どもに先入観を持たせてしまっていたのかもしれません。

私も、陰でお父さんの悪口を言わないように気をつけますm(_ _*)m

まとめ

今は、子どもの可能性を広げるために、多くの習い事をさせる親御さんが多いかと思います。

うちもそうです。

しかし、『子どもの興味や関心から、子どもの世界観を広げてあげられることもあるかもしれない』と思い、習い事だけでなく、遊びも親としてして精一杯手助けしています。

そのときに、私達親の思い込み・先入観を持たせてしまうと、子どもの興味をそいでしまう時があるので気をつけないといけません。

でもまぁ怖いものは怖い、苦手なものは苦手なんですけどね(^^;

 

次男の生理的な気持ちを克服するのはまだまだ難しそうですが、長男の時のように、虫に対する知識や付き合い方を一緒に学ぶことで、少しは虫に対する苦手感・怖いという思いを軽減させることができればと思っています。

また、虫のお世話をし続けること(興味のあるものに触れ続けること)で、”気持ち悪い”、”怖い”というネガティブな感情を乗り越え、楽しさや面白みを見出すことができればと思っています。

 

毎年、夏の夜になればクワガタやカブトムシを採りに行ったり、魚のつかみ取りにも参加したりと、自然の虫たちと積極的に触れ合うきっかけを作っています。

親も子(次男)も虫嫌いなのに…( ̄- ̄;

でも、子どもの興味を親の先入観から削いではいけないと思うので、今後も頑張って虫と付き合い続けていこうと思います!