お子さんに料理のお手伝いさせていますか?
私は、
「小学生になったら包丁を使ってお手伝いしてもいいよ」
と母に言われて、すごく嬉しかったことを覚えています。
子どもが料理のお手伝いを一度経験すると、
「やることある?」
「これお手伝いしたい!」
と、何度もお願いされますよね。
私もしつこく言っていました(苦笑)
今回は、そんな料理が大好きなお子さんと一緒に、しかも簡単にできる、最新手作りスイーツのご紹介です。
ぜひお子さんと一緒に作ってみて下さい。
親子で簡単に作れるスイーツ
“カッサータ”って知っていますか?
イタリアのスイーツで、ナッツやフルーツをクリームチーズなどと混ぜて冷凍したものです。
見た目もよく、美味しくておすすめです。
今回は、旬のいちごと、クリームチーズの代わりにギリシャヨーグルトを使い、ヘルシーにしたレシピです。
※クリームチーズ100gあたり346.1kcal
※ギリシャヨーグルト100gあたり73kcal
【用意するもの】
■バット(32×23のものを使用しました)
■生クリーム100g
■いちごジャム30g
■ギリシャヨーグルト100g
■いちご7個
■オレオ5枚
■お好みのナッツ20g(無塩・今回はアーモンドとピスタチオを使用しました)
※ギリシャヨーグルトではなく、水切りヨーグルトで代用でもOK
※フルーツはいちごじゃなく、バナナ・キウイ等でも美味しく作れます
【作り方】
①オレオを砕いておき、ナッツといちごはカットしておきます。(いちごは、細かく刻んだものと、薄くスライスしたものと、2種類を用意します)
②生クリームを冷やしたボウルで、軽くツノが立つまで泡立てます。
③そこにギリシャヨーグルトと具材(半分)を加え、スプーンで混ぜます。
④混ざったら、クッキングシートを敷いたバットに流します。
⑤残しておいた具材を乗せて、冷凍庫で冷やします。(厚さやバットの大きさにもよりますが、今回は5~6時間冷やしました)
⑥固まったら食べやすい大きさにカットして完成です。(大きめの方が見栄えがいいです)
固まるまで少々時間がかかるので、その間に洗い物等を子どもと一緒に行うのもいいですね。
料理は洗い物、片付けが一番大変ですからね。
でも、子どもが洗い物をすると、周りがビッショビショになるのでご注意ください(^^;
まとめ
料理のお手伝いをし始めたお子さんでも簡単に作れます。
また、火を使わないため安全です。
包丁でいちごをスライスするのはちょっと難しいかもしれませんが、バナナとかだったら大きくて切りやすいのでオススメです。
でも、包丁を使うときは、一緒に作業するとか、ちゃ~んと見守るなどしてくださいね。
今回お話したのはお菓子作りのお手伝いですが、それ以外も同じです。
無理やりやらせるのではなく、まずは子どもがやりたい・興味のある事をやらせてあげるのがいいですね。
子どもに”できた”を経験させる、”成功体験をさせる”ことがとても大切です。
この、成功体験の話について、先生からこんなお話をいただきました。
自分が興味のあることをできた場合、親から褒めてもらえて嬉しいという気持ちもあるが、出来たという達成感(成功体験)を強く感じる。
一方、興味のないことをやってできた場合、出来たという達成感はあまりなく、出来たことを親に褒められたという”承認欲求”を強く感じる。
“成功体験”と”承認欲求”は似てるけど違うもの。
成功体験は、できるようになって嬉しいからやる。
そのため、誰に褒められなくても、誰が見ていなくてもやろうと思う。
一方承認欲求は、褒められるからやる。
そのため、誰かに褒められないと、誰かが見ていないとやろうと思わない。
キングカズ(三浦知良)やイチロー、大谷翔平や藤井聡太は、きっと成功体験を感じたい人。
そのため、
「○○の記録更新についてどう思いますか?」
「○○を継続するのは大変じゃないですか?」
といったインタビューに対し、本人たちはピンときていないと思う。
褒めてほしいからやっているのではなく、皆自分がやりたいからやっているから。
そして、ゴールを決めた時、ヒットを打った時、三振を取った時、自分の思いどおりに勝てた時などに味わえる成功体験をものすごく快感に感じている。
でも、ほとんどの人が”承認欲求”で動いていると思う。
それはそれでいいと思う。
でも、だからこそ今回、子どもが自らお手伝いをしたいという気持ちは大切にし、できる限りそうさせてあげて欲しい。
といったような話をしてくださいました。
“成功体験”と”承認欲求”、言葉はよく聞くけど、こうも違うものなんだということを、正直初めて知りました(^^;
子どもの成功体験でいうと、料理(お菓子作り)以外だと、買い物とかもいいですね。
“成功体験”の場合と、”承認欲求”の場合と、2つのパターンが考えられますが…。
子どもは、親から”頼られる””任せられる””お願いされる”、そしてその後に”褒められる”と、自然と頑張っちゃうものです。
そして、そのいくつもの”できた”・”成功体験”を積ませることによって、子どもの自己肯定感を育むことにもなります。
特に子どもがまだ小さい頃は、自然とた~くさんお手伝いをさせて、い~っぱい褒めてあげてください。
すると、少し大きくなっても、”お手伝いをするのが普通”と思うようにもなってくれますよ。
子どもの自己肯定感を育むためにも、お手伝い以外にもいくつもの”できた”を経験させてあげてください。