【0歳児の赤ちゃん】保育園入園の準備って何をすればいいの?

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今、育休中だったり、これから保育園に赤ちゃんを預けようと思っているお母さん。

赤ちゃんを保育園に預けるにあたって、色々準備とか不安じゃないですか?

 

保育園に持っていく必要なものは、保育園ごとにそれぞれ細かく決まっているので、保育園が決まったら準備するとして、今回お話するのは『赤ちゃんの準備』についてです。

「うちの子、断乳してないけど大丈夫かしら?」

「離乳食が進んでないけど大丈夫かしら?」

と、0歳時の赤ちゃんを預けるとなると、「保育園での生活が心配で心配で…」というお母さんが大勢みえます。

 

ということで今回は、『0歳児の赤ちゃんの保育園入園の準備』について、お母さんから乳児健診でよく受ける質問・相談内容をご紹介していきます。

保育園の入園準備って何をすればいいの?【0歳児篇】

 

保育園に入るまでに断乳したほうがいいの?

よくお母さんから

「保育園に入れる前に断乳した方がいいですか?」

と、相談を受けます。

 

実際、保育園で働いている保育士さんに話を聞くと、

「入園生活の変化に加えて断乳となると、赤ちゃんもストレスになるので、断乳は勧めていないです」

とのことでした。

 

「仕事中に母乳が出て困るから」

と、断乳されるお母さんも見えます。

 

また、

「帰ってきたらスキンシップとして、おっぱいタイムをとっておきたい」

と、断乳されないお母さんもみえますが、どちらも間違いではありません

 

正直これは“お母さんの考え方”で大丈夫です。

哺乳ビンを嫌がるのはどうすればいいの?

お母さんから

「今度、保育園に預けるんですが、うちの子、哺乳ビンを嫌がるんですが、どうすればいいですか?」

と、乳児健診で相談を受けます。

 

授乳時期に入園を考えているのであれば、1日1回でもいいので、新生児から哺乳ビンに慣れさせておくといいですね。

でも、「母乳が大好きで、哺乳ビンに変えたら全然飲まない。」

「全然飲まないから、哺乳ビンの乳首を変えたり、ミルクの銘柄を変えたりと、色々工夫するけどうまくいかない…」なんてこともありますよね。

 

そんな時は、おっぱいをゴクゴク飲んでいる瞬間に乳首を外して、サッと哺乳ビンに変えると以外と飲んでくれたりします

でも、最初からそう簡単にはうまくいかないので、何回も練習して徐々に哺乳ビンに慣れさせるようにしてくださいね。

離乳食が進んでないけど大丈夫?

保育園に入園するにあたり、離乳食は進んでなくても大丈夫です。

1歳までの離乳食を食べている赤ちゃんを預ける場合、どの位離乳食が進んでいるかが大切になります。

 

保育園では、

「基本、入園前の生活で、家で食べたことのないものは保育園では食べさせない」

とのことで、これは、アレルギー反応が出た時に問題になってしまうからです。

 

そのため保育園では、献立によくある食材からピックアップして、食べたことがあるものを入園前にリストアップするそうです。

なので、慣らし保育や、その保育園に通っているママ友に献立を聞くなどして、献立を事前に一度見て見るのもいいですね。

 

離乳食後期であれば、いつも同じ食材ではなく、食材の品数を増やし、入園に向けて、好き嫌いなくバランスよく食べれるように、1日1品でもいいので、離乳食が進むようおすすめしています。

保育園では水分はどうやって取るの?

保育園では、麦茶や牛乳を給食、又はおやつの時に飲みます

保育園によっては、特にマグマグやストローではなく、10ヶ月ぐらいからコップで飲ませるところもあるようです。

保育園に入園してからでも遅くないですが、入園前に事前に練習しておくのもいいですね。

 

又、夏など暑くなってくると、熱中症なども心配ですよね。

日頃からあまり水分を摂りたがらないお子さんも見えます。

そんな時は、保育園の先生にきちんと伝えて、水分をこまめに摂るようにお願いするようにしましょう。

保育園に預けたら病気によくかかるって聞くけど…

保育園は集団生活なので、自然と病気にかかる確率は高くなります。

「子どもが保育園に入園した途端、病気をもらってしまって、ほとんど働けなかった」ということもよく聞きます。

 

お母さんたちが仕事を始めた頃、特に1歳の頃には

【定期接種】

■ヒブワクチン

■  〃   追加接種

■肺炎球菌

■  〃   追加接種

■麻しん風しん

■水痘(みずぼうそう) 1回目

 

【任意接種】

■おたふくかぜ 1回目

 

と、多くの予防接種があります。

お休みを取る関係もあると思いますが、早めに予約をして、集団生活に入る前にワクチン接種を済ませておくといいですね。

又、9・10ヶ月健診も忘れずに受けて、不安なことがあれば相談しておくと安心ですよ。

 

また、保育園ナースの友人に話を聞くと

「休ませる勇気を持って下さい」

と、入園前にお母さんたちに話しているそうです。

 

その理由としては、微熱だと登園させてしまうお母さんがいるようで、その場合、結局熱が上がってしまい、すぐにお迎えに来てもらわなければいけなくなることが多いそうです。

又、感染症の場合、保育園全体に広がってしまう可能性もあります。

 

この、保育園ナースの友人の話を聞いて『これは保育園だけの問題ではなく、これからの子育ての中でとても大切なこと』と感じ、私も看護師として出来る限り、乳児健診の時などにお母さん方に話をしていこうと思います。

夜遅くまで起きていてなかなか寝ないんですけど…

生活リズムが夜型の場合、保育園に入ってからが心配ですよね。

これは、慣らし保育の前に、朝方の生活にお母さんも赤ちゃんも慣らしておくことが大切です。

 

いざ、入園前にリズムを変えようと思っても、そう簡単に生活リズムは変えれるものではありません。

日中は支援センターなどを利用し、お母さんも赤ちゃんも集団生活になれるように、お出かけしてみるのもいいですね。

そこで、保育園の情報収集も出来たりしますよ。

 

又、生活リズムは、赤ちゃん、お母さんの努力だけではそう簡単には変わりません。

お父さんや、家族皆で協力して、生活リズムを変えるようにしてくださいね。

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まとめ

今回は、0歳児の赤ちゃんの保育園入園の準備について、お母さんからよく聞かれることをご紹介しました。

これが、幼稚園だったり小学校入学だったりと、これから親として、様々な準備と経験をしていくと思います。

 

今回は、保育園の入園前の準備として、栄養や生活リズム、病気のことが中心の記事になりましたが、改めて、保育園の入園は『集団生活の基本』だと感じました。

保育園への入園は、集団生活の第一歩ですが、生活面ではベテランの保育士さんがいますので、不安なことは色々相談して、様々な壁を乗り越えていきましょう。

 

今回、私が保育士ナースの友人と話をしてて、一番印象に残った言葉が

「お母さん、元気に送り出して!」

という言葉でした。

 

お母さんに元気が無いと、子どもまで元気がなくなってしまいます。

子どもって、大人が思ってるよりも敏感で、親のちょっとした表情から感情を読み取るものです。

保育園はもちろん、私たちクリニックのスタッフも、お母さんが笑顔で子どもを送り出して、いきいきと働けるよう、今後もずっと応援していきます。

 

今回、この記事を書くにあたり、しいの木こどもクリニックのママさんナースや、友人の保育士さんに、多大なるご協力を頂き、本当にありがとうございました。

この記事が、少しでも新米ママさんのお役に立てれば嬉しい限りです。

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